こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME
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2002年08月25日(日) それぞれの道

昨日の夜は子供を寝かし付ける間に又眠ってしまった。
彼は珍しく早い時間にメッセに現れたみたいで、
メールも1件届いていた。
私が目を覚ましたのは5時近くで、彼の姿はもう無かった。
「失敗した・・・土曜の夜だったのに・・・。」そう思っても、もう遅い。
本来はメッセ出来る時間を事前に打ち合わせでもしておけば、良いのだが、
私の子供の就寝も気まぐれで遅くまで起きている日もあれば、
すぐに眠ってしまう日もある上に、彼の家族の就寝時間もマチマチ。
約束していても守られる筈もなく、すれ違いばかりになってしまうだろう。
今日は彼へ「ごめんね」とだけ打ったメールを送る。

今朝も同居人はバタバタと出勤。
私と子供は朝御飯を済ますと、一緒にベットに横になりながら絵本を読んだ。
そのうちに一緒に眠ってしまったようで、目を覚ますと、お昼近く。
「どうしようかな〜?」
暫く考えたけれど、何もする事がない上に子供が居ると、悪戯をされてしまい、
したい事も出来ないので、お昼が済むと出掛ける用意をした。
行き先は先日、突然入院してしまった妊婦の友人のところ。
御見舞いの御花にはガ−ベラとミニバラのブーケを買った。
病院食はきっと飽きただろうと思って、シナモンロールと少しばかりの食料を買う。
ガソリンを入れて彼女の入院する病院まで向うが、少し遠回りの道だったので、
1時間近く掛かって、やっと到着した。
それでも、予定していた時間通りだ。
病室に行くと、先客があったが私と子供の姿を見て直ぐに帰るようだった。
少し申し訳なかったと思いながら、病室に入ると
彼女はダルそうに横になっていた。
ついこの間、家に遊びに行った時は
元気に部屋の模様替えをしていたというのに・・。
彼女の姿は痛々しそうで、見るに忍びなかったが、
「御腹が痛いのは治ったけれど、風邪をひいてしまって・・・・」と言う。
内科の受診もしていたので、その時に貰ってきたのでは・・・・という話だった。
病室では彼女の旦那さんも居て、久しぶりに逢えた嬉しさからか、
最初は緊張で固まっていたのに、子供が爛々として旦那さんに遊んで貰っていた。
来る時にオレンジジュースを零してしまったのが気になるらしく、
アンパンマンのジャンバーも靴下も自分で脱ぎ出して、下着一枚で遊んでいる。
「山下清みたいだよ?」と言いながら彼女も笑っていた。
帰る頃には小雨だった雨も本降りになって来てしまった。
近道をして急いで帰るが、午前中にあんなに沢山眠ったのに、
後部座席から寝息が勢い良く聞こえて来た。
家に戻ってもナカナカ起きなかった子供は
どうやら、風邪を貰って来てしまったらしく、
深夜になると咳込んで熱も上がって来てしまった。


夕方、子供が寝ている間に彼へメールを送る。
何時も通り出掛ける前にも、その旨、連絡をしていたので、
帰って来たと一報を入れると直ぐに返事が来た。

「お見舞い、お疲れさま、お帰り〜
友達の病気は赤ちゃんに影響は無いのかな?赤ちゃんは順調だった?
僕はHPの更新をしているんだけど、なかなか筆が進まなくて・・・。
でも、すみれは今日と子供と一緒にゆっくりできたから良かったね。
僕の方は・・・今日中に更新できるかな〜?頑張ってみるね〜
すみれはきっとこれから夕飯の支度だね。家事、頑張ってね。」

優しい労いの言葉・・・・。
今日は朝のメールで、昨日のサッカーで沢山走ったから足が痛いと呟いていた。
「大丈夫かな?」と思いつつ、子供が起きて来るつかの間の時間、
この・・・彼に逢わない何日かの間に考えていた事が又蘇って来た。


きっと、そうならなくても良いと思う考えはあっても、
やはり私は彼の離婚を待ち望んでいるのだと思う。
同居人への愛なんてとっくの昔に無くなっている私は、彼が離婚したら、
一緒に居たいと思う気持を抑えきれなくなって、
直ぐにでも彼の側へ飛んで行くだろう。
でも・・・・・。どうやって彼は離婚するのだろう・・・・。
子供達が巣立った後だとはいえ、家の人は今現在、定職もパートも着いていない。
何度か彼も、子供が大きくなって、ある程度の事は
自分で出来るようになったのだから、
家に居るよりも外に行ったた方が良いと言って来たらしいが、
口ばかりで実際には行動をしていないようだ。
子供達が成人する頃には家の人も、もう外では
働き口が見つからない年齢だろう・・・。
その後の生活を彼が見ないとしたら、誰が見るのだろう・・・。
自分で食べて行ける術を持たない人に離婚を切り出すのだろうか・・・・。
離婚する時はきっと、一緒に築いて来た財産はきっと明渡すだろうけれど、
その後の生活はどうするのだろう・・・・。
私が、こんな風に考えても他人の家の事なんだから、どうなる事でも無いが、
最終的に私の身の上に降り掛かって来る事柄なら、今から真剣に考えなくては
いけない事のようにも思う。
一番、嫌なのはきっと、その時になっても彼に、
「やっぱり、離婚なんて出来ない」と言われる事だ。
前に彼と話し合いをした時、彼に言われた。





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人は時々、約束事を守れなかった時、
『嘘吐きじゃない』と言う。
時間が流れて状況が変わって、約束を守れなかっただけ・・・。

待ち合わせで約束の時間を守れなかった時・・・・。
締め切りの日にちに、頼まれていた物を提出できなかった時・・・。

その状況を察して許してあげなければいけない事がある。
でも・・・約束していたのに漠然と寝坊して遅刻したり、
何も考えず手もつけず提出物の納期が遅れたり・・・。
やはり、そういうのは許せない。
一年近くも付き合っていて、彼が私にハッキリした事を言えなかった理由は、
どうやら、私のこの性格に原因があるようだった・・・・。

だが、やはり彼が離婚に対して、何も努力も行動も起こさないで私に、
「やっぱり、離婚できない・・・」と言ったらどうなるだろう・・・・。
もしかして、そういう状況になったとしたら、
私の性格上、彼を一生、恨むかもしれない・・・・。
そういう想いのうちは・・・。
本当に『愛している』とは言えない物なのかもしれない・・・・・。
相手に過剰に期待をしてしまうという事は本当の愛じゃないのかもしれない。
だからと言って、彼との将来を夢に見ないという事は、
何も感じず、現実逃避をしている事と同じようにも感じる。
どちらにしろ、彼の離婚は本当の所、私には無関係な事。
彼の離婚が決るまで、私は・・・彼の人生には組み込まれない赤の他人・・・。
それまでは、それぞれの人生を踏みしめて行く事しか出来ない・・・・。
果たして交差点はあるのか、それとも、道は延々、平行線か・・・・・。



同居人が帰って来た・・・・。
でも、晩御飯も食べずに寝室に来て、土曜日に入金される筈の御給料が又、
火曜まで延びると言う。
「引き落としもあるのに、どうするの?」と聞くと、又曖昧な返事・・・・。
何時もこうだから、呆れてしまう。
会社の都合だから仕方ないが、何時も何時もでウンザリしてしまう。
来月から又新しい会社・・・・。
せめて、家の中が落ち着いて暮せる状態だったら、
彼の事も期待なんてしないのだろうかと思ったりする。





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