掛川奮闘記

2008年11月02日(日) 081102_裏方さんの力

 日光そばまつりの私の二日目(イベントは金曜日からやっているので三日目)。

 起床は朝の4時半。5時に宇都宮にとった宿を出発して、5時半に現地に到着。早速テーブルといすを並べたり、前夜に作っておいた汁を温めたり、てんぷらのための野菜を切ったりと下準備が始まります。

 

 私自身、蕎麦を打つことが面白そうだったので始めた蕎麦打ちですが、こうして蕎麦を食べてもらうイベントに参加するようになると、『蕎麦打ち』自体がイベント全体に占める役割は、5%くらいという印象です。

 残りの95%は、人をそろえて材料や道具を整えて、現地でセッティングを行い、汁を作ったり種物を作るなどの事前準備と、イベントが始まってからは注文をとり、茹でては洗って盛り付け、食器を洗って回す、ということに費やされているのです。

 特にここ日光のイベントでは、主催者の意向により使い捨ての容器は使わないという申し合わせになっているので、食べ終わった器を洗って拭くという作業だけで大変で、裏方の作業も膨大。

 北海道からの部隊だけではとても手が回らないので、今回も地元から5人の奥さんたちにお手伝いをお願いして、てんぷら材料の用意や洗い物など、裏方のお仕事に大活躍なのです。

   *    *    *    *    *

 このイベントを担当するガス屋のお兄ちゃんがいます。イベントが始まる前は大忙しですが、イベントの真っ最中は本部の建物で所在なさげにしているのだそう。わがチームのスタッフはこういう人を見逃しません。
 朝の巡回点検の際は、「今日もよろしくね。朝飯食べてって」と、まかない食を振舞います。

 まかないの担当が作ってくれる今日のメニューは特性の天丼。イベント用のてんぷらを揚げる鍋で、エビ、ナス、かぼちゃ、キス、たまねぎなどを揚げてくれるのですが、これを好きなだけとって、とろみをつけた汁をかけて出来上がり。こりゃ絶品です。

 

 

「いつもすいません」
「いいよいいよ、蕎麦も食べる?」「いいんですか、すみません」

 世話になる裏方さんへの心遣いは、皆が明るくイベントを楽しむための準備の一環です。


 < 過去  INDEX  未来 >


こままさ