2008年10月19日(日) |
081019_掛川病院まつりでの蕎麦打ち |
ホテルを朝6時に起きて、朝食を食べ迎えに来てもらった車で朝七時に病院に到着。今日は久しぶりの大玉の連打です。
掛川の病院まつりは、健康なうちに病院に関心を持ってもらうことを目的に昨年から始められたのだとか。そしてその客寄せの一環として蕎麦研究会に声がかかり、300人前を振る舞うというイベントとして受けたのだそう。
300人前の蕎麦を打つとなると、大体30kgの粉を打つことになります。1.5kgの玉で20回を打つことになると、4人が5回ずつ打つというのはなかなか大変なので、効率的に作業を進めなくてはなりません。
会場と用意された道具類を見ているうちに、切った蕎麦を入れておく容器が足りないことに気がつきました。これでは朝早くから打ち始めても、取っておくことが出来ないので、慌てて持っている仲間からかき集める羽目に。作業は段取り八分です。
※ ※ ※ ※
それでも8時頃から4人で打ち始めて、昼過ぎにはなんとか30kgを打ち終わりました。それぞれが1.5kgの玉を打てるのですから、まったくすごいものです。
私は前半は玉作りに専念していましたが、途中からやはり打ちたくなって、数個打ちました。もう蕎麦打ちのことはある程度分かっているつもりでいたのですが、それでもなお打っていて(あ、こうすると良いんだ)と気づくことがいくつかありました。手業というものは実に奥が深いもので、これでよい、ということはないのだと改めて思いました。いや、良い経験になりました。
※ ※ ※ ※
蕎麦は300人前を売ることにしていましたが、最終的に302人前を完売。相変わらず『行列の出来る』蕎麦研究会です。
今日のメニューは冷やかけ蕎麦でしたが、陽ざしが強くて少し暑いくらいだったので大変に好評でした。寒くなると「掛け蕎麦はないのですか?」と訊かれるのですが、今日は天気が幸いしたようです。
売り終わった後で、残っていた蕎麦をスタッフ全員で試食会。何度食べても打ち立ての蕎麦はうまい!えもいわれぬ至福のひとときなのです。
※ ※ ※ ※
蕎麦イベントは蕎麦打ちのパフォーマンスが面白がられますが、実際は事前の汁作りや、道具の運搬、設営、後かたづけが見えない作業となります。 また当日も、券売りから茹で、洗い、盛りつけなど、細かな役割をこなして始めて待っているお客さんに出せる蕎麦になります。そうしたスタッフの協力体制も堂に入ってきました。回数をこなして行くことで次第に余裕が出てきているよう。やはり経験は多いほど良いのです。
※ ※ ※ ※
病院に勤めている知人も多く、たくさんの人に会えました。掛川病院は今、となりの袋井市の市立病院との合併について協議中。
市立病院同志が合併することで、より高度な医療体制を確立しようという試みは全国からも注目の的。地域医療の質を高めて医者から魅力ある環境が提供出来なければ、医師離れにより地域医療は崩れるという危機感を何人もから聞きました。
両方の市民がこの重要性をどれだけ理解しているのかがやや不安なところ。医療のプロなら簡単に分かることでも、一般の市民に分かりやすく説明をする必要があり、そのことに当惑をしている様子も見て取れました。
掛川という地方都市の医療の現実を改めて目の当たりにしました。今日も来て良かった。
それでは、またお相手をするときまでに練習を重ねて置いてくださいね。今日も楽しかったー
|