掛川奮闘記

2008年07月11日(金) 080711_iPhone対日本の携帯の対決

 Apple社からiPhone(アイフォン)という携帯電話の新機種が世界で最初に日本で発売になりました。

 日本ではソフトバンク社が代理店になって販売をすることになりましたが、発売三日前から並ぶ人も現れ、今日で1500人以上が並んでアイフォンを買い求めたのだとか。

 随分事前の宣伝が上手だったようですが、日本ですでに発売されているドコモ905、906シリーズを始め、日本の携帯電話もこれを迎え撃つ形で激戦が予想されます。

 今回のアイフォンは、アップル社が世界で爆発的に売りまくった音楽再生機のiPod(アイポッド)に携帯機能がついたようなもので、機能的に見ると、日本の携帯の方にはすでに当たり前となっているワンセグテレビなどがついていなくてやや見劣りする感じ。

 おまけに通信料も結構割高な設定で、デザインや新奇性に飛びつく層は限られているのではないか、というのがおおかたの予想のようです。

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 かくいう私が携帯で使う機能といえば、家族との電話やメール、それにFMラジオと録音した音楽を聴き、そしてワンセグを見るというあたり。なかでも特に便利だと思っているのがワンセグの録画機能です。

 今の単身赴任先にはビデオがないので、面白そうなテレビはそのまま見なくては行けないのですが、そのビデオの変わりをしてくれるのがワンセグ機能というわけ。

  

 内蔵のメモリーカードのメモリ量を多くすればそれだけ沢山の番組が録画できるというわけ。そのうえで、通勤時間帯にイヤホンをしてワンセグを見れば時間を効率的に使えて、非常に便利に感じています。

 ワンセグは電波がそれほど強くはないので、移動しながら録画をするというわけにはいかないのですが、家の窓際に置いて録画をすればきれいな映像が楽しめます。

 S●NYなどは、据え置き型のビデオで録画した番組を同社製の携帯に送り込むことが出来るという機能をウリにもしています。これなら自動録画をさせて携帯で持ち歩いた先で見る、ということがもっと簡単になってきます。おそらくこういう機能が今後は充実してくることでしょう。

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 そんなわけで、私自身は今回のアイフォンにはほとんど興味が湧いていません。

 市場が成熟してくると、多様な好みに多様な機能で答えなくては行けないので余計なものがごちゃごちゃついたものになり、結局特徴が何かよく分からなくなりがちです。
 
 そう思うと、ワンセグ機能などをばっさりと捨ててアップルブランドを全面に押し出した今回の戦略がどのような結果になるかということには興味があります。

 さて日本の携帯ユーザーはどんな答えを出すでしょう?

 私自身の感覚も問われているのですが。

   


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こままさ