結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 弁護士さん

友人の従兄さんが弁護士さんをしているというので、今日、急遽、その弁護士さんと電話で話す機会があった。
予め、私の状況を友人が弁護士さんに話してくれていた。
「はじめまして、○○と申します。」とお互い簡単な自己紹介をしてすぐに、弁護士さんが聞いてきた。
「旦那さんは浮気をされているとかないですか?」
「ないと思います。」
「じゃ、暴力とかは?」
「まぁ、特に問題になるようなひどいものはないです。」
「じゃ〜、離婚は無理ですね!」
「・・・」
多分、現状で離婚裁判の申し立てをするのは無理だと言う事なのだろうが、いきなりの事で私は「はぁ〜?」という感じだった。
「まぁ、5年、10年、別居状態が続いて実質夫婦として成り立っていないとなれば、それを理由に申し立ては出来ます!」
5年、10年!?
そんなに待てないよ。
「5年もですか・・・?」
「そうです! 2年や3年での凡例はないですね!」
そうなの・・・? 今時・・・?
いや、、、どこかで2〜3年でOK!って、聞いた気がするが・・・?

気を取りなおして、こちらの聞きたいと思っていた事を質問してみた。

「今、今週末にでも一端実家に帰り、住民表を移して、子供の入学手続きなどを済ませてしまおうかと思っているんですが、そういう事を夫の承諾なしにしてしまったら、後々不利な事はありますか?」
「そうですね・・・。旦那さまから離婚の訴えがあった場合、婚姻生活の義務を怠ったと言うことで、慰謝料を請求される事になるかもしれませんね!」
「はぁ、でもそれは、夫が離婚を承諾した場合ですよね?」
私は多少の慰謝料を払ってでも、離婚してもらえるならそれでも良いと思った。
「ま、でも、今回はお母様の看病の件もあるようですから、それが理由だとなれば、婚姻生活の義務を怠った事にはなりませんがね」
ふむふむ・・・そういう事を先に教えてよ!

「それから、もう1つお聞きしたいのですが、、、調停の申し立てをする場合、居住地の家裁で、、、と聞いた事があるのですが、私の場合、実家の方で出来ますか?」
「ちょっと待ってください。。。家裁の管轄については、、、ちょっと調べます。」
この方、離婚の専門ではないのだね、きっと。。。

結局、家裁の管轄は、夫婦が最後に一緒に居住していた場所なのだそうだ。
が、それが不便な場合は話合いで都合の良い場所に変更出来るそうだ。

今回、初めて、電話でではあるが弁護士さんと話をした。
正直、気持の良いものではない。
離婚問題が嫌いな弁護士さんなのか、なんか嫌悪感を持たれてる感じがしてこちらが落ち込んだ気分になってしまった。

ま、弁護士さんは法律家であって、離婚コンサルタントではないのだから仕方ないが、全く、気の弱くなっているこちらとしては益々気が滅入るような話合いだった。




↑エンピツ投票ボタン

My追加



2003年03月11日(火)
初日 最新 目次 MAIL


My追加