結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 不倫と離婚の間

夫との離婚話の中で、「再婚したい相手がいる」なんて事は絶対に言ってはいけない!
と、誰にでも言われる。
けど、私は、それを言わないで、離婚したいほど何が不満か?と言う夫の疑問に答えられない、だったら夫を説得出来ないとずっと悩んでいた。

でも、あと半月で遠距離別居強行! となった今、「相手が離婚を受け入れてくれなければそのまま遠距離別居夫婦でも良いや!」と思い始めている。

別居が確定し、すっと気持が軽くなった。
取りあえず離れて暮らせる事がうれしい。

ここ数ヶ月、別居→離婚について考えている間、彼の存在は確かに、挫けそうな時の心の支えではあったけれど、彼との楽しい将来を思い描くような余裕はなかった。離婚したら、彼と結婚出来る!そんな風に思う余裕もなかった。

ほんとにこれ(夫との離婚)で良いのか!?
と、出会った頃から今までの二人(夫と私)の事だけを一生懸命考えた。

友達に話を聞いてもらったり、経験者に相談したりも沢山した。

彼は、そんな中の一人の相談相手であった。離婚経験者でもあったので。

けど、彼はやはり、誰よりも親身に話を聞いてくれ、話をしてくれた。
私にとって掛け替えのない、一生大切にしたい人だと確信した。

そんなの愛人なんだから当たり前じゃないか!
と反論運されそうだが、だったら、夫婦だったんだから(もう私も気持ちの中では夫と夫婦であった事は過去形になっている)あの時、何故、貴方(夫)は私の話をもっと真剣に聞いてはくれなかったの?!と言いたい。

私は何度も寂しいと貴方に訴えたでしょ?
このままじゃ、気持が離れてしまうと忠告もした。
なのに、貴方は、大した事とは思ってなかったんだよね?
だから、何も変わらず、貴方は自分のしたいようにやり続けていた。

けど、私の方にももっとなすすべがあったのかも知れない。
それに気付かないでいた私も悪かったのだろう。
(それは今でも分らないが)

私たちが離婚に至ったのは、他でもない、夫と私の問題だったのだと改めて思う。




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2003年03月08日(土)
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