脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 金曜の体育

 どんどんエスカレートしています。
やっぱりこれは学生なりに冷静に物事を持っていけるようにしよう。
冷静になれ、冷静になれ。
冷静に事を進めれば、何かしらの結果は待っている筈。
水面下で、着実に。

 今日もいつものごとくバドミントン。
途中、「近くに集まってこなかった生徒がいたから」という理由で体育館周りを合計7周走らされたけれども、なんとか終わるか、といった時。
壊れたのか、使えなくなっていたのか。
バドミントンの羽を、友人が(仮にAちゃんとしよう)ゴミ箱に捨てた。
バドミントンの羽はゴムと羽で出来ている。
燃えるゴミか燃えないゴミかよく判らなかったAちゃんは、燃えないゴミ箱にその羽を捨てた。
すると。

教官「おい」
Aちゃん「はい」
教官「(燃えないゴミのゴミ箱を指して)これは何と読むんだ、え?」
Aちゃん「も・・、『燃えないゴミ』です」

そこらで教官は一旦生徒を集めた。
教官「おい皆ちょっと集まれ!!」

そして皆の前で、再び。
教官「バドミントンの羽は燃えないのか、え?!」
Aちゃん「いえ、あの、どっちか判んなかったから燃えないゴミに入れたんです」
教官「お前はそんな事もわからんのか!!」
Aちゃん「ハイ」
教官「お前、言っとる事がおかしいぞ!!」
Aちゃん「ハイ」
Aちゃんの声が、どんどん硬くなっていく。
声を出すだけでも苦痛だったろう。
教官「お前なァ、ハイハイいっときゃいいってもんじゃ無いんだぞ!」
Aちゃん「ハイ」

 しばらく罵倒を浴びせ掛け、「お前らおかしいぞ!」とか言って、教官室(?)に一旦その人は戻った。
 生徒達がいぶかしむ中戻ってきた教官の手に握られていたのは、
ライターとバドの羽。

「燃やしてみい」

「燃えんゴミやったら燃えんのやろ、燃やしてみい」


 今まで散々威圧的な態度を取り、独裁的な授業をしてきたのだ。
逆らった生徒にはバンバンと見せしめをしてきている。
この人は自分で火をつけさせるように、わざわざ仕向けるような授業をしてきたのだ。
ついでに言うとここは日本だ。訴訟大国、小学校の頃から「積極的に自分の意見を発言すればするほどいい」と刷り込まれたアメリカ人でもない。
更に言うと地方の新設医科大の、看護学科の女の子だ。今まで教師に逆らう必要のなかった子達ばかりが集まっていて、こんな非常識な事態の「口答え」など経験した事もなかっただろう。
その上で「つけた奴が悪い」という言い分は、あまりに非常識ではないか?

かくしてAちゃんはライターの火をつけた。
当然、途端に羽はめらめらとオレンジの炎と共に燃え出した。
火はあっという間に羽全体に拡がった。
「――熱っ!!」
Aちゃんはたまらず、持っていられなくて羽を床に落としてしまった。
当然の反応である。離さなければAちゃんに火が回って、焼死する。
火の粉が落ちる。燃えながら羽が転がる。
しかし教官は。
「誰も離していいなどと言っとらんだろうが!!」
持っておけ、と言わんばかりに声を張り上げた。
「ム、ムリですよ・・っ」
それでも羽を床に落としたままだと体育館が火事になる。
なんとか火を消そうと息を吹いたりはたいたりしてまた持とうとするが。
「――熱ッ!!」
火の粉が散って、火が一向に鎮火しそうにない。
その場の生徒が焦りにざわついた。
このまま火事になるんじゃないかと生徒の誰もが生命の危機感を感じ始めた頃、彼女が足で踏んでなんとか鎮火した。
(ここでは一部しか書かなかったが、この最中や後も教官は「お前は馬鹿か!」「はっきり言ってこの学校に来る人間じゃない」等々、散々な罵声を浴びせ続けていた)

「お前らこんな下らん事で叱られておかしいとは思わんのか!!」

その前に正常な人間なら、冗談でも放火行為を促したりはしないだろう。

こういう致死的状況に発展する可能性を含む行為を「命じる」のって、法律のどこかにひっかかったりしないのか?
それと、ゴミの分別(教官は「処理をする人たちの為だ!」と言っていたが)を教えるのに、圧倒的威圧感を持って放火行為を促すのはどうなのか。
もっと他に言い方なりなかったのか。

あれは、授業の範囲を明らかに越えた行為ではないのか。


こういうのを、しかるべきところにしかるべき手段で持って訴えたならば、
教授会にかけて貰えるようになるんだろうか。
外部からの徹底的なピンポイントの圧力は、どうやったら一番効果的にかけられる。どうやったら。

2003年05月17日(土)
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