2008年08月02日(土) |
放置プレイな完全競争市場
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今日のお昼は、俺の部屋だけなのか、配膳がおくれてさー。食わせてもらえないのかと思ったぜ。遅れて運ばれてきたトレイには、ラップがかかってた。うぇーん。放置された…。
さて、 普通はこんなにうまく機能している市場なんてねぇーよ!っていう完全無欠の競争市場。
そんな市場じゃないと、価格の需給調整機能は働かねえんだな。そして、そんな市場のことを完全競争市場というんだ。
この完全競争市場となるには、1 売り手と買い手が多数存在、2 価格支配力を持たない、3 同質の商品である、4 情報の共有、5 参入障壁がない、という5つの前提条件※が必要となる。
※ 1 売り手と買い手が多数存在 完全競争市場では、競争相手が無数に存在し、一個人または一企業の影響力が非常に小さくなる。 2 価格支配力を持たない 一企業の影響力が小さいため、どの市場参加者も価格支配力を持つことはできない。そのため価格は市場に依存する。 3 同質の商品である 売り手が供給する商品は同質であり、差別化(ブランドなど)が存在しない。 4 情報の共有 市場に参加する者すべてが商品の性質や価格に関する情報を完全に入手できる。 5 参入障壁がない 企業が市場に自由に参入でき、利益が上がらなければ自由に退出することができる。
こんな条件をすべて満たされる、通常あり得ないと思われる完全競争市場では、買い手も売り手も価格を恣意的にコントロールすることは不可能。だから、市場参入者は、プライステーカー(価格受容者)とならざるを得ない。市場価格を受け入れたうえでの経済行動しかできなくなるんだね。
…甲子園が始まった。
病室で妄想する経済理論(目次) 1 愛と平和のインフレ・デフレ 経済学にハマッテしまったある入院患者のボヤキ 2 冷静と情熱のミクロ 各家計や企業の経済活動を分析するのがいわゆるミクロ経済学 3 疾風怒涛の供給曲線 人間の営む経済活動の大前提を考えてみると、それは、欲望は無限、資源は有限、この有限な資源をどう使うのか?という問題が常に立ちはだかるということになる 4 マニー・ラミレスとケン・グリフィー・ジュニアの市場メカニズム 『市場』における需要と供給の関係
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