2008年08月01日(金) |
マニー・ラミレスとケン・グリフィー・ジュニアの市場メカニズム
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こんちはー。閉鎖状態が続くナカムラでっす。貧血気味で頭痛かったけど、いま輸血が始まったから、そのうち楽になると思うよ。
いやー、マニーとジュニアが動くとは。ビックリした。マニーはドジャースだと余るだろ?使い方が難しそう。ジュニアには、ワールドシリーズ出場の可能性も出てきたし、最後のヒト花咲かせてほしいな。
さて、 需要曲線と供給曲線のところまで終わったので、次は、『市場』における需要と供給の関係について解説しようと思う。
ある農作物の市場で、無数の売り手と買い手がいて取引を行っているとする。このとき、ある農作物の価格を、1キロあたり300円だとする。そして、売り手が1キロ300円のときに3000トンの農作物を市場に供給したとする。
ここで、買い手が1000トンしか購入しなかったとすると、2000トンの超過供給が生じることになる。この場合、売り手が値段を下げないと、2000トンもの農作物は、売れ残り、腐り、廃棄されてしまうことになる。もったいねーーー。ま、だから、安くてもいいから叩き売るんだ!
逆に、市場価格が1キロあたり100円だったとすると、今度は需要が3000トン見込まれるのに、売り手は1000トンしか供給しなくなる。安く売りたくないからね。そうすると、2000トンの超過需要が生じる。だけど、農作物の生産は、簡単に供給を増やせない。だから、売り手は考える。ちょっとくらい値段をあげてみようかなーっと。ある程度まで値段を上げても買ってくれる買い手はいるだろうからね。
これが、どこで落ち着くか、すなわち、この農産物市場の適正価格はいくらなのか?
これが、あなた、需要曲線と供給曲線の交点になるのさ。
縦軸に価格、横軸に数量をとり、右下がりの需要曲線と右上がりの供給曲線を記入したグラフを書いてみよう。そうすると、需要曲線と供給曲線がバッテンになって真ん中で交わっているでしょ?この交点だと需要量と供給量と一致し、需要と供給に過不足が生じなくなるんだ。で、このとき、縦軸が示している交点の価格が適正価格ということになる。
このように、市場では、需要と供給のバランスで、値段が適正価格になるように自然に調整されることになる。で、需要と供給が一致したところで価格が決まる。いわゆる『神の見えざる手(by アダム・スミス)』のこと。
…という、高校の政治経済の教科書でも載っているよな現代人の常識なんだけど、まー、普通はこんなにうまく機能している市場なんてねぇーよ!っていうのがフツー。
(to be continued)
病室で妄想する経済理論(目次) 1 愛と平和のインフレ・デフレ 経済学にハマッテしまったある入院患者のボヤキ 2 冷静と情熱のミクロ 各家計や企業の経済活動を分析するのがいわゆるミクロ経済学 3 疾風怒涛の供給曲線 人間の営む経済活動の大前提を考えてみると、それは、欲望は無限、資源は有限、この有限な資源をどう使うのか?という問題が常に立ちはだかるということになる
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