2016年06月25日(土)  「この国が好きだから」選挙に行こうポスター

アートで参院選投票を呼びかける「Shall we 選挙?」。
マッキャン時代の先輩、入江洋平さんが中心になっていて、面白いことやってるなーと見ていたら、「コピーで参加しない? レイアウトするよ」と声をかけていただきました。

子どもの頃から、わが家では「選挙は行くもん」となっていて、投票日には家族みんなで投票所へ行っていたので、今も「選挙は行くもん」で、投票日の朝は一家で投票所へ行きます。

行くのが当たり前、という以外に、わたしが選挙に行く理由、意味は何だろう……と考えて生まれたのが、このコピー。

「この国が好きだから」

好きの反対は無関心だと言われます。
この国が好きだから、
この国のこれからに無関心ではいられない。
そういうことかなと。

もうひとつ考えたコピーは

「この国を好きな気持ちに、右も左もない」

これは最近よく思うこと。
発言や思想を「右」「左」と分けること、分けたがることへの違和感。

燃えるゴミ、燃えないゴミのように分別できるものではなくて、「この国が好き」という根っこは同じなんじゃないのかなと。

投票率は、この国に関心を寄せている人の割合だとも言えます。
投票率が低いということは、棄権率が高いということ。
「この国のこれからがどうなってもいい」人が半分もいる国が、良くなっていくとは思えない。
「この国のこれからはどうなるんだろう」という一人一人の想いが集まれば、もっといい日本になっていくんじゃないか。
そんな期待を込めています。

ビジュアルは、空が思い浮かびました。
入江さんに伝えると、以前撮った空の写真を使ってくれました。



コピーライターを離れて、十年。

自分の書いたものがポスターとしてレイアウトされるのは久しぶりで、新鮮。
写真はこれでいい? フォントの大きさは? といったやりとりも、懐かしくて、「この仕事も好きだったから」と思い出しました。
もちろん、「なぜわたしは選挙に行くの?」と考える時間を持てたことも、良かった。
入江さん、いい機会をくれてありがとうございます!
選挙に行こう、という気持ちになった方は、ぜひシェアしてください。

「この国が好きだから」バージョンに続いて、もうひとつ。


「選挙に何を託すの?」の答えを考えていて、思い浮かんだのが、大好きな日本国憲法十三条。

「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」

あなたは大切、あなたには幸せになる権利がある。
この根っこが揺らがない国であることを強く願い、一票を投じたいと思います。

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