朝から娘のたまを連れて早稲田へ。
お目当ては、同郷の大阪府堺市泉北ニュータウン出身の陶芸家・竹本ゆき子さんの器展。
竹本さんは、わたしのマッキャン時代の同僚で今は観劇の友のアサミちゃんの数年前の同僚。
アサミちゃんに誘われてついて行った器展で同郷だとわかって以来、今回が3度目の器展。
竹本さんのほわんとした人柄が滲む素朴で安らぎのある器。
今回買い求めたのは、湯呑みにも蕎麦猪口にもなりそうな器。
初めて訪れた小さなギャラリー「空音」さんの雰囲気も作風によく合っていた。
近くのカレー屋でお昼を食べ、アサミちゃん大好きなたまが別れを惜しんだので、うちまでついて来てもらうことに。
途中、にしすがも創造舎に立ち寄る。
前を通るたびに気になっていた場所。
けっこう大きな公演の会場にもなっていて、チラシでもよく名前を見かける。
フェスティバルトーキョー2013の会場のひとつでもある。
「今年で13回目?」と、わたし。
「2013って意味じゃないかな」とアサミちゃん。
「かみのけが13ぼんしかないひとが、やってるんじゃない?」と、たま。
にしすがも創造舎の中にはカフェがあり(その名も「カモカフェ」)、ちょうど今宵、16ミリ映写機で人形アニメーションを上映するとのこと。
娘の機嫌次第で、行けたら行きたいんですがと伝えると、来れたらどうぞと大らかなお返事。
夕方2時間、わたしが育成室のもちつき委員打ち合わせに出ている間、たまはアサミちゃんと家でお留守番。家族以外と二人きりで留守番させたのは初めてだったのだけど、「まま、もうかえってきたの?」と、たまは余裕な表情。
「わたしも楽しかった〜」と言ってくれる女友だち、ありがたし。
竹本さんの器に早速お茶をいれて、壁の時計をうかべてみた。
知っている作家さんの器を少しずつそろえていく楽しみ。
大人のゼイタクという感じがする。
アサミちゃんがうちを出るのに合わせて、たまが機嫌良く出かけてくれたので、にしすがも創造舎の映画上映を無事つかまえられた。
参加費は無料。カフェで1オーダーお願いしますとのこと。
食事しながら親子でくつろいで映画を観られる。
上映は「てんまのとらやん」(1971年)と「おこんじょうるり」(1982年)の二本立て。
それぞれ20分ほどの短編。
最初は大きく聞こえた映写機カタカタの音が次第に小さく感じられ、物語世界に引き込まれていった。
廃校になった中学校を再利用している、にしすがも創造舎。
千代田区のアート3331は、かなりスタイリッシュにリフォームされているけれど、ここは手作り感があふれていて、これまた楽しい。
こんな盛りだくさんの一日。
たまが絵日記に選んだハイライトは、アサミちゃんとお留守番して、みかん食べて、すっぱ!と顔を見合わせて笑った時間。
テーブルの下に入って食べてたのかな。すっぱ!の顔が楽しそう。
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