2002年11月02日(土)  幼なじみ同窓会

■大阪にいる幼なじみのミツノリ君が、劇団オフィス・シンクロナイズの公演の音響を手伝うために上京してきた。時を同じくして、幼稚園時代から何度か同じクラスになったN君が長野から東京に遊びにきた。東京に住んでいる幼なじみの太郎君とわたしが加わり、ミニ同窓会を開くことになった。N君と太郎君がミツノリ君の舞台を見終えた後に合流。銀座のヤキトリ屋で「高っいなー」と言いながら、大阪弁でしゃべりまくる。小学校の同級生に会うたび思うのは、「いろんなヤツがおるなあ」ということ。学生時代は劇団で美形役者として活躍し、今は裏方として演劇の現場を支えているミツノリ君。鉄道や切手のマニアだったN君は植物博士となって林野庁に入り、念願かなって小さな村の営林署の署長をしている。田中康夫知事と名刺交換したという話で大いに盛り上がった。昔からマメだった太郎君は神社仏閣専門の建築事務所に入った。仕事で全国を飛び回りつつ、『ほんまもん』やら『24時間テレビ』やらそのときどきで気の向いたものを追っかけている。次は来日するポール・マッカートニーについて回るらしい。この三人にわたしを加えて、まさに四人四様だが、高校や大学の同窓会に出ても、ここまで変化に富んだメンバーは集まらない。他にもチェロ奏者やら、山のことを語らせたら止まらない男やら、単純にしゃべりだしたら止まらない女(今はドイツ留学中なので日本は少し静かになっている)など、思い出すだけでも面白い人間がぞろぞろいる。幼なじみ同窓会をやるようになったのは、ここ二、三年のことだが、彼らに会うたび、新しい引き出しが増えていくのが楽しい。

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