今週木曜日、高校時代の同級生、伊藤順司君が渋谷道玄坂に新しいお店を開いた。
野菜・肉ねじり巻き串の店、その名も「ねじまき」(このネーミング、とても良いと思う)。
オープン前日の水曜日、共通の友人である国際税理士のフッチーこと渕香織(写真)と、ちょこっとお邪魔して、ちょこちょこと味を見させてもらった。
フッチーと出会ったのも順ちゃんと再会したのも、大阪府堺市泉北ニュータウン出身者が集う「東京泉北会」。県人会をもっとローカルにして煮詰めたような濃い〜会で、時々飲み会をやっては、地元出身者でないとついていけない話題で盛り上がっている。
開店祝いのささやかなお花には、もちろん「泉北会」の名前を入れた。
さて、友だちの店だから、応援したい気持ちは山々。
だけど、声を大にして応援できないお店だったらどうしよう……の杞憂はご無用の、何を食べてもおいしいお店だった。
たたずまいは居酒屋だけど洒落たものを食べさせる店はいくらでもあるけれど、どこの味も似通っていて、これは、という味になかなか出会えない。しかし、この「ねじまき」は、お通しの「小松菜のバーニャカウダ」の最初の一口で、「むむっ、これは!」と期待が一気に高まった。その期待はサラダや次々と運ばれるねじり巻き串でも裏切られることなく、むしろ一本調子ではない絶妙な味つけと食感のバリエーションに唸らされた。
プレオープンということで店員さんの対応には初々しさがあったけれど、味に関しては、すでに安定している印象を持った。どの料理も、ひとつひとつ丁寧に味を定められ、余裕を持ってオープンを待っている、そんな感じがした。
昨年3月、小川町での「無農薬で米作りから酒造りを楽しむ会」ワークショップの最終日、「無農薬だとか有機だとか考えること以前に、この野菜はどこから来たのか、どんな風に食べられたいのか、野菜を手に取って対話する時間を持つことが大切」という話をされたことを思い出す。「ねじまき」の野菜たちは、そんな対話を経てテーブルに運ばれて来られるのではなかろうか。
普段から「野菜が食べたい!」と訴えているわたしのような人には、一気にビタミン補給できるのもうれしい。その野菜の存在感をしっかりと見せる盛りつけも楽しい。
この後に大人女子アニメの打ち上げがなければ、いくらでも食べられそうだったけれど、駆け足での第一回訪問となった。次回はじっくりといろんな野菜を味わってみたい。
そのときまでに、スパークリングワインがボトルじゃなくてグラスで頼めるようになっていますように。(フッチーとわたしの強力なリクエストの成果か、シードルはその後お店に入ったそう。グラスで頼めるかどうかは未確認)
それから、「脚本家・今井雅子の日記を見た」と言ってお店に行った人には、ねじり巻串一本ぐらい、サービスがありますように。
※2014年ねじまき閉店。そして天然いちごかき氷が話題に。
残念ながら「ねじまき」は2014年春に閉店。飲食店激戦区の渋谷で戦うのは大変だったのでしょうか。今は「たんと2」というお店になっていて、こちらも伊藤君がオーナー。ちなみに伊藤君は、幼なじみのいちご農家さんのいちご消費のお手伝いで2014年夏、錦糸町マルイ前で天然いちごのかき氷の移動販売をやり、一皿にいちご一パックを使った贅沢さで、行列を呼びました。8/11-24は吉祥寺パルコ、26から9月末(月曜除く)は再び錦糸町マルイ前で出店とのこと。(2014年8月8日追記)
2012年06月01日(金) 2012年5月「月間たま語大賞」
2010年06月01日(火) 「てっぱん」尾道ロケ見学3日目、渡船で向島へ。
2009年06月01日(月) 子どもが消えた!パニック
2008年06月01日(日) 出張いまいまさこカフェ8杯目『企画という恋が終わるとき』
2007年06月01日(金) 「いしぶみ」という恋文
2005年06月01日(水) 映画『子ぎつねヘレン』撮影中
2004年06月01日(火) 歌人デビュー本『短歌があるじゃないか。』
2002年06月01日(土) フリマ
2000年06月01日(木) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/26)
1979年06月01日(金) 4年2組日記 日記のざいりょう