今年1月31日にNHK-FMのFMシアターで放送されたオーディオドラマ『友子とモコ』が第46回ギャラクシー賞(放送批評懇談会が1963年に創設した、日本の放送文化に貢献した優秀な番組・個人・団体に贈られる賞とのこと)の奨励賞を受賞。推してくださった方、ありがとうございます。
『友子とモコ』についての過去の日記はこちら。
2009年01月31日(土) 1月31日に『友子とモコ』を放送する意味
2008年12月26日(金) ラジオドラマ収録→東京帰還
2008年12月25日(木) ラジオドラマを録りに札幌へ
今日の子守話は、保育園へ娘のたまを送る途中の出来事がヒント。空気をつかんで口に放り込み、もぐもぐしているのを見て「何しているの?」と聞いたら、「くうき ばべてるの」(いまだに「たべてる」と言えない)という答えが返ってきた。「おいしい?」と聞くと、「おいしいよ」と実においしそうに食べる。その心の中には、どんな色や味を思い浮かべているんだろうなと想像した。
77「くうきチョコレート」
おなかが すいたら おやつは くうきを たべましょう。 おててを のばして つかんで おくちに ぽいっ。 きょうの おやつは くうきチョコレート。
くうきチョコレートは くうきだから だれにも みえません。 いろも かたちも ありません。においも あじも しません。 だけど たまちゃんには チョコレートのいろ チョコレートのかたち チョコレートのにおい チョコレートのあじ。
くうきだから たまちゃんが おもいうかべた いろや かたちや においや あじに へんしんできるのです。
おいしくなあれと たまちゃんが おまじないをかけると チョコレートは とっても おいしくなりました。
たまちゃんは くうきりんごと くうきバナナも たべました。 おなかのなかで くうきりんごチョコレートと くうきバナナチョコレートが できあがりました。
「たまちゃん ばんごはんよ」と ママが よびにきましたが 「おなか すいてないよ。くうきチョコレートと くうきバナナと くうきりんごを たべたから」と たまちゃんは いいました。
「だったら たまちゃんの おなかに はいった くうきのチョコレートと バナナと りんご ママが たべちゃおう」 ママは そういうと たまちゃんの おなかに おててを のばして つかんで おくちに ぽいっ。 「おいしいわねえ」と ママが うっとりと たべると たまちゃんは また おなかが からっぽに なりました。
「くうきの おやつも おいしいけど ほんものの おしょくじは はごたえも たべごたえも あるわね」と ばんごはんを もりもり たべながら ママが いいました。 「たべすぎて ふとりぎみの ママは くうきで おなかいっぱいに したほうが いいんじゃない?」 たまちゃんは そういいたかったけれど くちごたえは やめておきました。
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