2日続けて娘のたまをダンナの実家で見てもらったけれど、2才5か月の月誕生日の今日は打ち合わせもなく、一緒に夕食を食べられた。粉チーズをかけるのは自分でやりたがるくせに、「たべさせて」と甘えてくる。大人のやることは、変なことばかり真似して、パパが椅子の上であぐらをかくのを真似して「おんなじおんなじ」とうれしがる。
「もう、たまが真似するからあぐらかかないでよ!」とダンナに注意すると(母親というのは、子どものために夫も叱るので、𠮟ってばっかりになってしまう……)、「片足だけだよ」とダンナは反論。片足だけ、といばる根拠はよくわからないけれど、たまを見ると、しっかり「片足あぐら」になっていた。子どもの観察力と模倣力はすごい! 「それ、なんのおくすり? かんぽう?」などと言ってくるので、「漢方なんて言葉、どこで覚えたの?」と聞くと、「おはなし きいてたから」と答える。もう下手なことは言えない。
この一か月も続々ふえるたま語に驚いたり笑ったりしたけれど、大賞をひとつ選ぶなら、ダンナの実家にお泊まりしたときの、この一言。「ばあば、おやすみ。だんなさんに よろしくね」。これには、じいじばあばはぶっ飛んだらしい。「ダンナさんによろしく」なんて、それこそいつ覚えたのだろう。わが家の会話に登場していたっけ。どういうルートで仕入れたのか、とても興味がある。
「ダンナさんによろしく」もそうだけど、女の子が言いそうなことをよく口にするようになったし、「たまちゃん おんなのこ」などと自分でも意識している。人形のおむつを替えたりお世話を焼いたりするのが大好きで、「よしよし」などとあやしている。この一か月の変化でいえば、わたしに「赤ちゃんやって」とせがむようになった。「バブーバブー」と赤ちゃんを演じると、喜んでお世話してくれる。
でも、現実的にお世話が必要になる頃には、興味は別のところに移ってしまっているんだろうなあ。
おむつ離れも卒乳もまだなさそうだけど、トイレの感覚はだいぶわかってきた様子。「おっぱい=とんとん」は日に日に親しみを増し、すっかり擬人化して、友だちになってしまっている。「とんとん、はいってるか?」と聞かれて、「初詣に出かけてます」と答えると、「ただいまー。あ、とんとんかえってきた」「ちゅうにゅう〜。まんた〜ん」などと反応する。「とんとんになまえつけようよ」と言い出したこともあり、すでに「とんとん」と呼んでいるのに一体どんな名前をつけるのかと思ったら、左に「とんとんです」、右に「みぎのとんとん」と名づけた。
そんなやりとりが、ふれあえる時間が限られている母娘にとっては、楽しく、いとおしく、急いで卒業することないか、と思ってしまう。
この一か月でいちばんはまったのは、お風呂で読めるアンパンマンの紙芝居。絵本はあいかわらず『やこうれっしゃ』。いたずらは手先の器用さに比例して進化し、わたしが手紙に添えて貼ろうと思っていたお菓子のシールをテーブルや椅子や新聞にベタベタ貼ってしまった。化粧水は空になり、チョコレートは勝手に開封され、油断も隙もない。
「パパのコロッケないよ。うりきれ」などと嘘の言い訳をしたり(本当は売り切れてない!)、知恵がついてきたのは面白いけれど、末恐ろしい。でも、まだ2才5か月。
2008年01月22日(火) マタニティオレンジ224 たま17/12才
2007年01月22日(月) 「気持ちはわかる」間違い集
2006年01月22日(日) センター入試・英語に挑戦
2005年01月22日(土) 変わらない毎日。変わらない大統領。
2002年01月22日(火) 夢