保育園を休んでいる間にすっかりビデオっ子になってしまった娘のたまが、すきあらば「バーニー みたい! タビー みる!」と訴える。親の顔より英語を話すBarneyやTeletubbiesを見ていたいと言われては、こちらも複雑。ムキになって、「絵本読もうよ」「おうた歌おうよ」と誘いかけるのだけど、「バーニー みたい! タビー みる!」と、つれない態度。一緒に遊んでくれる親より、テレビの中で動いているだけのキャラクターのほうがいいのか……。
食事のときも、お風呂上がりも、「バーニー みたい! タビー みる!」。わたし一人のときは諦めてビデオをつけてしまうのだけど、ダンナは、「たま、バーニーは今日お休みだよ。土曜日だから、ねんねしてる」と説得を続ける。そんな手に乗るもんですか、と突っ込もうとしたら、「バーニー ねんね?」とたま。「そう、ねんね。だから、たまもねんねしよう」とダンナが言うと、すなおに「うん」と言ったのには驚いた。おとなしく寝てくれるかと思いきや、布団を敷くと、その上で走り回ったり、くるくる回ったり。でも、ビデオのことをすっかり忘れている様子にひと安心。「パパも! ママも!」と誘われて、わたしとダンナも一緒にくるくる。そのうち手を取り合って、輪になってぐるぐる回ったり、ひっくり返ったり、それが『かごめかごめ』に発展したり。ビデオもいいけど、体温が伝わる遊びの楽しさ、うれしさをわが子には覚えていてほしい。そのためには、親にじくり向き合うだけの余裕が必要になる。時間的にも気持ち的にも体力的にも。
2007年07月05日(木) 桃とお巡りさん事件
2003年07月05日(土) 柳生博さんと、Happiness is......
2000年07月05日(水) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)