奈良に住んでいる高校時代の同級生、ユミちゃんが先日、大阪帰省の折に5年ぶりに再会したとき、「本場の柿の葉寿司をぜひ食べてもらいたいから送るわ」と約束してくれた。ちょうど万葉ラブストーリーの審査で奈良に縁が出来て、審査員の上野誠先生から「奈良の名産といえば柿の葉寿司ですよ。おいしいとこのは、ほんとにおいしいです」なんて話を聞いたりして興味しんしんだったので、念ずれば何とやら、とグルメ仲間の以心伝心にうれしくなった。
その約束の品が昨日届いた。「ゐざさ寿司」というお店の詰め合わせで、柿の葉寿司の他に笹でくるんだゐざさ寿司、桜の葉でくるんだ桜寿司、山菜巻が個装ではなく折詰にぎゅっと詰めてあり、その日のうちにお召し上がりくださいという新鮮なもの。奈良のできたてを東京で頬張る贅沢。口に入れた瞬間にほろりとほどける握り具合が絶妙で、米とネタの引き立て合いも葉っぱの香りも心憎い塩梅。「ぜひ食べて」と力を込めて言っていたユミちゃんの顔を思い出しながら、太鼓判を押すのもわかるわと納得しつつ、ひとつ、またひとつ。娘のたまも、大人に負けじと手を伸ばし、喜々として葉っぱをむく。おもちゃにして終わるのかと思ったら、「おいしいねえ」としっかり味わっていた。
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