娘のたまを近所の公園に連れて行ったダンナが、「知ってた? たま、すべり台の階段一人で上れるよ!」と子どもみたいに声を弾ませて帰ってきた。自分より体の大きな子たちよりも堂々たる足取りで、階段を駆けるように上るのだという。ダンナは下から見上げる感じで手を広げて付き添っていたのだけど、落ちそうにない安定感だったとか。見たことがないわたしも、「すごい。見たい。ずるい」と興奮した。ひと月ほど前は、だっこして滑り台を滑り下りるのもこわごわだったのに。いつの間にか、できないことができることになっていく。
いつの間にかといえば、1から10まで数えられるようになっていることに先日気づいたばかり。お風呂につかりながら「いーち、にーい、さーん」と10まで数えることを毎日やっているけれど、親に唱和しているたまの発音はいい加減で、リズムだけが合っている感じだった。ところが、よく聞いてみると、数字がはっきりとした音になっているではないか。6以降の後半は、ひとつひとつの数字がしっかり差別化できている。いつの間に、と驚いた。
コップから水や牛乳を飲むのも、いつの間にかうまくなり、こぼすことが減った。家で珍しくお酒を飲んだ日、自分もワイングラスで飲みたい、とたまが手を伸ばして主張したので、水を注いで持たせてやると、「カンパーイ」とグラスを合わせようとする。そうか、乾杯がしたかったんだね、と微笑ましくなった。大人の真似をしながら、いつの間にか、がふえていく。
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