2007年04月27日(金)  マタニティオレンジ111 「祝・出産 祈・安産」の会

今年1月1日に女の子を出産した会社時代の同期のタニヤン宅でランチ。集まったのは、わたしと昨年8月に生まれた娘のたま、昨年10月に出産したアヤさん母娘、6月に女児出産を控えたゲッシー。年が近くて気が合うので会社を辞めてからも親しくしている人たちが、去年から今年にかけて相次いで出産。偶然なのか、パソコンの電磁波のせいなのか、会社に特殊な「気」でも流れていたのか、示し合わせたかのように女の子の母親になっている。

「一年前に集まったときからのこの変わりようは、どうよ?」。四才の女の子(またしても!)の幼稚園のお迎え帰りに、お茶の時間から合流したアツヨちゃんが言った。乳飲み子を抱えた若葉マークの母親と妊婦に混じると、子育て大先輩の貫禄があるけれど、年齢を考えると、アツヨちゃんだって決して早いほうじゃない。だけど、去年の四月、今日の5人を含む元同僚8人で集まったとき、子どもがいるのは彼女だけだった。産んで働き続けるのは難しい、自分の時間をもうしばらく楽しみたい、欲しいけれど授からない……産まない理由、産めない理由はそれぞれだけど、「30代後半が8人いて、子ども一人は少ないよね」と言い合った。そのときわたしは妊娠5か月だったけれど、授り待ちの友人への遠慮もあって言い出すきっかけを逃してしまった。わたしにとっても、あの日集まったうちの半数がそれから一年余りの間に母になるとは予想外だった。「8分の1」の淋しさを感じていたアツヨちゃんは一気に「8分の5」集団の筆頭になった。35歳を過ぎて「そろそろ」とタイミングが重なったのもあるだろうけれど、これだけ続くと、妊娠がうつるというのは本当なのかもと思ってしまう。

仕事も好きなことも一通り経験してからの出産は「人生にやさしい」のだと先日見かけた出産本の宣伝コピーにあった。たしかに、年齢的に落ち着いてからはじめる育児は、じっくり子どもに集中できる気がする。集まった元同僚たちは皆、仕事のはりあいで輝いていたのとはまた違う、会社では見せたことのない充実したいい顔をしていた。

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