■下北沢OFFOFFシアターにて、ヤニーズあらためヤニィーズ(改名の理由は、こっちのほうが字画がいいらしい)第7回公演「ニホンノミチ」を観る。大蔵省君が毎回案内をくれるので、ヤニ(ィ)ーズ公演はかなりの確率で見ている、今回も前田哲監督とたーじん(田嶋啓次)のパコダテ組で鑑賞。前にこの三人で観に行ったフルーチョの長谷川達之さん、石原宣秀さんを迎えた第7回公演は、イラクに派遣された自衛隊をめぐるお話。最初「タイではそういう決まりだ」「タイから脱出」といったやりとりを聞いて、舞台はタイだと思いこみ、「タイとは自衛隊のこと」だと理解するまでに時間がかかった。前田監督に話したら、「そんな勘違いするのは、今井さんぐらいでしょう」と言われたけど、たーじんも同じ勘違いをしていた。イラクと日本、過去と現在を劇中劇の手法でつないだ木村卓矢さん(演出・出演も)の脚本に感心。うまい台詞が多くて、とても観やすい。でも、場面転換の暗転が多いのがもったいなかった。もう少しスピーディーにつないでいけたら、上演時間もコンパクトになって、理想的なテンポとテンションで客席を惹きつけ続けられたように思う。ヤニィーズは、お芝居が大好きな人たちがひたむきに演劇に取り組んでいる姿勢が感じられて、また観に来たいと思わせる。余談だけど、劇中劇で作られた映画は、「テアトル新宿で単館レイトショー」という設定になっていた。まるでジェニファ!?
2002年07月11日(木) 映画『桃源郷の人々』
2000年07月11日(火) 10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)