再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 大晦日。

2014年も気付くと大晦日。
12月の余りの忙殺の後に、来年『太平洋食堂』の打ち合わせで大阪に行ったりして、また無理にパッキングして前乗りして京都からことを始め、車折神社、南禅寺、でそのあとKさんと落ち合って、先斗町を横目で見ながら棒鮨だけ購入するのを見て、京阪で北町へ直行。プラス嘗て大阪でご一緒した俳優さんとGOZO(てスペイン料理ね、ナゼ(笑))に行って、夜中前に地方に居て唯一「ただいま」と言える長居のお店も行ったりして、結局詰め詰めな年末ながら、気分は一新?←大阪でもマッサージ行きました…
ともあれ四ヶ月休みなしの終わりの日は泥のよに眠る。。。
そして大晦日は気乗りしない気分で紅白歌合戦をチラ見しながら、大吟醸祭り。

思えば今年は2月『民衆の敵』3月『お気に召すまま』4月ディ・ショコラーデ『ヴェニスの商人』親八会『父と暮せば』5月燐光群『ブーツ・オン・ジ・アンダーグラウンド』6月スターダス・21カンパニー『子供の時間』7月『カガクするココロ』8月親八会『父と暮せば』再演。9月青年劇場『島』。『妄想ホイール』10月サロン劇場語り芝居『蜜のあはれ』金沢公演。メメントC『ダム』11月『父と暮せば』広島公演。サロン劇場語り芝居『冬のロマン』12月青年劇場『相貌』ほか、諸々、、、

イプセンにシェイクスピアに井上ひさしにリリアン・ヘルマンに平田オリザに室生犀星に小劇場若手作家にオスカー・ワイルドから嶽本あゆ美まで、、、

凄まじくもこれだけの幅ある作品群、節操ないモノづくり。
場所と縁がいただけることに改めて感謝です。
来年はこれ程ではない予定ながら、
一つ一つ真摯に向き合っていきます。

本年お付き合いくださいました皆々様にありがとう。
ご迷惑をかけた方々にすみません。
そして、来年もどうぞよろしくお願い致します。

2014年12月31日(水)



 『ダム』文化庁芸術祭優秀賞!と、新宮

芸術祭優秀賞

このたび、メメントCは平成26年度文化庁芸術祭の演劇・関東参加部門におきまして、第九回公演「ダム」の上演成果によって、芸術祭優秀賞を受賞致しました。
公演にご参加くださいました演出の藤井ごうさんはじめ、スタッフ、キャストの皆様に改めて御礼申し上げます。

劇作家協会新人戯曲賞受賞から舞台上演まで8年の道のりでしたが、この上演の為に大きな迂回路を辿り、素晴らしい仲間に巡り合えたのだと確信致しました。
昨年度の「太平洋食堂」、本年度の「南京・Nanjing」「ダム」と演劇マーケットからは遠い道を経てこの受賞、身の引き締まる思いです。
メメントCは非常に小さな集団です。今後もまだまだ活動には厳しい道が続きますが、来年の「太平洋食堂」再演にむけて、ひたすらに走りたいと思います。
本年度のご支援に御礼申し上げますと共に、来年も引き続きメメントCを応援お願い致します。

嶽本あゆ美

そんな訳で、
諸々有名な集団やなんかが、
頂いている賞、メメントCなんて、だーれも知らない集団が優秀賞もらいました。
何せプロデューサーで、赤字を丸抱えしている嶽本さんへの大きなご褒美が嬉しい。
感謝。
変わらず
もっともっと面白い作品を産み出したいと思います。
近々メメントC『太平洋食堂』も是非新宮公演実現させたく、
クラウドファンディング、ご協力くださいませ。

藤井ごう

以下、受賞理由だそうです。

嶽本あゆ美作、藤井ごう演出による初の舞台上演。力強いドラマ性が感じられ、狭い劇場空間の背後に村の大自 然やダムの存在が想像できる印象深い魅力的な上演であり、説得力のある九州弁で森清美を演じきった西山水 木はじめ出演者全員の作品への深い思いと努力が結実していた。現代日本の社会的側面と一人の女性のドラマ が絶妙に重なり合う舞台表現を評価した。





2014年12月25日(木)



 思いは通じないと。

『相貌』終わる。
初日をなんとか通り過ぎ、そこから紆余曲折、アップダウンを繰り返し、
その辺りは、日によって観ていただいた方の印象が違うのが、とても申し訳ない思いもありつつ、
この内容をよくぞここまで、
の思いで、
スタッフ、キャスト、最終的に乗り込んだ劇団さんの力に、感謝。

しかし、評価されればされる程、
違和感と、やな感じを思う造り手の私は問題。。。もっと良いモノは普通に転がっている。

しかし、某方との会話も対話もなく、
それが一体なんなのか、不信感でしかないのは残念です。


挙げての打ち上げは、たのしく。

しかし、本番、一体なんど来て、
オニのよなチェックしたりを繰り返しながら、
それでも開いたモノは、いつか終わる。

激しい感慨もなく。。。
俳優さんのヤル気に支えられた、
また、俳優さんのヤル気の無さにおどろかされた、
公演でもある。
やっぱり、舞台は俳優のモノでなくてはいけないと、改めて思えた事は収穫。
今年の本番は打ち止めながら、まだ続きます。。

2014年12月21日(日)



 14日。

五月にやった『ブーツ・オン〜』が新人戯曲賞最終候補5作に残り、
その審査会を本番後に見に行く。
(その前に、本番3日目にして、午前中稽古する労力よ(笑))
結果は残念、次点、ながら、
余りにもまとはずれな講評が多く辟易?ガッカリ?する。⇦身のある議論を是非要望。
⇦他人のふり見て我が振り思う。もうちっと、ファーストインプレッションでなく読みこんでもらえないとね。。。
ここまで残して公開処刑なことをやってしまっている恐怖よ。
なんだかクソミソ言った方々に、早々に再演して見せつけたい、の思いが湧くあたりが、
私は演劇人としては正常。
一般的には変態なのだと思う。

何はともあれ、本番から一緒しているKさんと
やけ寿司。。。

ともあれ、受賞作、相当に面白いようで、そんな流れもありますな…

相貌はアップダウンしながら進む。。。
私はもう次の仕事にかからせてもらうのだ、いい加減(笑)

2014年12月14日(日)



 ああ、もう。

気づいたら不惑の年になっていた。
今の作品に対しては、こっち!が明確にありながら、まだまだ…
稽古場にて祝ってもらいながら、
そんな気分になれないのは何故だ…
嬉しかったけれど。
足りない限りある時間の中で、どこまで自分の覚悟を晒すことができるかである。
連日の23時越え、
はっきり常軌も、俗に言う労働時間も越えながら、
この最後の粘りを放棄した足りないホンから、何が生み出せるのか、
現場はとにかく必死、
モチロン、必死なんて、当たり前のことだけれど。


青年劇場スタジオ結公演「相貌」



【場所】
青年劇場スタジオ
【日程】
12/12(金)19:00
12/13(土)14:00/19:00
12/14(日)14:00
12/15(月)14:00
12/16(火)14:00/19:00
12/17(水)14:00
12/18(木)14:00/19:00
12/19(金)19:00
12/20(土)14:00/19:00
12/21(日)14:00
※開場時間は各公演の30分前です。

【チケット】
一般=4,500円(消費税8%含む)
※友の会会員の方は会員特別割引料金にてご覧いただけます。
U30(30才以下)=3,000円(消費税8%含む)

◎日時指定/自由席
◎会場は階段を下りた地下二階にございます。
車椅子でのご入場はできませんのでご了承ください

詳しくは劇団ホームページをご覧ください
http://www.seinengekijo.co.jp/




2014年12月10日(水)



 サロン劇場演出の戯言。

演出の戯言

年の瀬に向かい忙しない日常が続いている。正に息つく暇がないような…
そんな11月の終わりから12月初旬にかけ、この旧細川邸サロンでの『語り芝居』もお陰様で4回目。
初年度は村松作の『海を越えて』書簡の情緒豊かなやりとり。一昨年は『冬の怪談』夏目漱石(「夢十夜」より)、小泉八雲(「雪女」など)の作品群をとりあげ、昨年は『冬の夢』漱石、室生犀星(「蜜のあはれ」)に光をあて、金魚と老作家の軽妙で奥行ある情感に触れ、今年は『冬のロマン』。いつものお三方に加え、今回は野村万蔵さんをお迎えし、犀星、漱石、そして村松脚色の『扇の不思議』の世界へご案内します。

日本語の響きと、自由で奔放、ウィットに富んだ発想に身を委ね、
登場人物たちの、言葉と思いに、耳を、心を傾けてみる。
時間が少しだけゆっくりと回刻み始めるー

『冬のロマン』どうぞごゆっくりお楽しみください。

藤井ごう


無事、オトナだけの現場、良い物語を紡ぎながら、
お陰様ででとゆうか、千秋楽は漸く会場にて観られた。
明日からは戦場、その前の一服の清涼剤。
スタッフが兎にも角にも良くやってくれたので、助かりました。感謝。


2014年12月07日(日)



 往生際。。。

今年、再演も含めて、
14本、『島』『父と暮せば』と創り手冥利につきる作品ありつつ、
本が出来上がらないのもありつつ、でも待った甲斐あったもの。
戯曲の凄まじい深淵さに出逢えたもの。
名作古典の普遍性を再認識したもの。
稽古場の温度が全く上がらないもの。
演者さんの意識が圧倒的に高いもの。
様々あったけど、もう気づくと12月、『島』『サロン』で心穏やかに年の瀬を迎えられる、、、わけもなく、
メガトン級の物件が、最後に待っていた。。。
しかし、
なんとかしたろと思ってはいる。
とはいえ、演出にできることなぞたかが知れてはいるのだけれど、
現場に、集団に諸々に爆弾投下しつつ、ようやく足並みが揃うようで、全く揃わずに、欠落が激しく目立ちながら、

これは、
ホンが遅い
を言い訳にしている悪循環も手伝っているのだな、間違いなく。

そんなもの、結局言い訳でしかないのだ、ここまで来てしまったら。

自分がココロを閉ざしていることを、バレないよに、粉飾めいたお芝居で都合してみたり、
そもそも喋っていることの奥を考えず、調べもせずに客席と対峙できたり、
パーソナルスペースにすら鈍感な身体とか、
分かっていたことに、動いていけない大きさとか、
作品に対する凄まじい温度差とか、

晒せみんな。
とゆうわけで、此の期に及んで朝まで稽古してみたりする。
往生際などないのだ。


2014年12月06日(土)



 『大平洋食堂』を上演する会より、お願い。

クラウドファンディングREADYFOR 演劇「太平洋食堂」を新宮で上演する会ページ
https://readyfor.jp/projects/taiheiyousyokudou
メメントCでは、このプロジェクトページにて、3000円〜の寄付で「太平洋食堂」を現地・新宮で上演し、
地元学生を無料招待する企画へのファンディングを呼びかけます。

ぜひ、このページの拡散をお願い致します。ページでお芝居の魅力、企画意図など詳しく掲載しております。
下記、新宮公演の概要とREADYFORの説明となります。併せてお知らせくださいませ。

「太平洋食堂」新宮公演概要

*新宮公演 主催 メメントC+太平洋食堂を上演する会
公演日程
2015年7月18日 公開舞台稽古(学生無料招待)   19日 昼一般公演 
場所:新宮市新会館 チケット料金 一般2000円  学生 無料
文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業応募中 READY FOR? 資金応募中 

READYFOR?という仕組みは、決められた期間内に目標額の資金が集まりますと、
ご賛同いただいた方の口座からご賛同いただいた額が引き落とされるシステムです。
期日までに目標額に達成しない場合、プロジェクトは不成立とあり、賛同者からの引き落としは行われません。
又、3000円からのご寄附金額に応じて、公演チケットパンフレットへの記名、チケットプレゼントを致します。
パンフレットや、1万枚配布予定の新宮チラシ紙面に広告を申し込んでいただく方法もございます。

あらすじ
「日露戦争開戦の年、和歌山県新宮の医師・誠之助はレストラン「太平洋食堂」をオープンする。
ヘソ曲がりの誠之助は、戦争景気に沸く町内で「太平なる海に平和の灯を浮かべ万民がともに囲む食卓」を作ろうとした。
だが、客は一向に増えず開店休業状態となる。同じ頃、嫌われ者の僧・懸命(高木顕明)は餓えながら葛藤していた。
「何故、人に上下の区別があるのか?」
大逆事件をテーマに大石誠之助、高木顕明、牧師の沖野岩三郎らの活躍を描く歴史群像劇。

下記、他公演会場のデータとなります。

『太平洋食堂』The pacific refreshment room
作:嶽本あゆ美   演出:藤井ごう

東京公演 主催 メメントC+太平洋食堂を上演する会
後援・杉並区   提携・NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
期間:2015年 7月1日(水)〜7月5日(日)全7回
場所: 座・高円寺1

大阪公演 主催 真宗大谷派(東本願寺)
期間:2015年 7月10日(金)〜7月11日(土)
全3回公演 
場所: 難波別院御堂会館大ホール
〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1−11 (地下鉄本町駅徒歩3分)
06-6251-5820  http://minamimido.jp/mido-kaikan/access.html
全席指定  2500~5000円 (一般発売を致します・詳細未定)


2014年12月01日(月)
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