再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 三人寄れば…

昼間上京していく電車。

年末に前に住んでいたところより更に西へ引越したので、電車の時間が長くなった。元々、電車の時間は好きなのだが、本読んだり、曲を聴けたりと、考えようによっては美味い時間の使い方とも言える。

が、迷惑な方々も多々いらっしゃって。。。
最近は、刺されるのも怖いので(?)よっぽどでないと言わんようにはしていますが…

三人連れ。
学生。
←おそらく、まだ十代と思われる。
三人で、大きな声で、ゲーム話。

ま、いいさ。
電話してるわけでもないし。
七人掛けの席を三人で埋めてるわけでもないし。

しかし、
仲ヨサゲに話しているこの三人。
話す話題はと言えば、
ニンテンドウは、よくソニーに持っていかれたところからもちなおした、
だの、
その中でも、実は64が一番面白かった。
だの、
わずかな時間を後学の為、小さい音量で落語を聴いている、私の耳にも入ってきている。

どうも、声がでかいんだよな…

これが最初の感想。
話している内容が幼い事は、事と次第と話題によっては私も負けず劣らずなので、ここでは敢えて触れないこととしておく。
また、私が聞いているのが丁度、枝雀なもので、集中して聞いていないと、話がなにやらさっぱりわからないことになるとしても(ほんとに早いのです。R−viveで慣れている私にしても)。

なにせ、どうも、声がでかい…

と、見ると。
あろうことか、三人ともイヤホンをしているのである。
イヤホン?
といって、別に、ゲームをしながら話している様子ではない。
ということは、三人三様に、音楽を聴いているということなんだろうが…

え?
話しているんだよね?

…これ、わたしの感想。
電車で、友人と乗って、尚且つ仲間で盛り上がる話をしている。

なのに、イヤホンである。
もしかしたら、一人は歌謡曲、一人は洋楽、一人は落語…だったりして、
とにもかくにも、今、彼らは、「話している」わけである。
その間くらい、耳栓をはずしてもいいのではないか?
と、下世話ながら、しかし、確信を持って思う。

だって、わざわざ、「声を大きくして」喋っているのである。
…なんなんだろう。
理解できないとは、いいたくないが、理解しようとも、全く思わない。
…おかしい。
どうもおかしい。
本人達は当たり前なのだろうか…
プライベートととか、全く敷居もないのだろうか…
どうにもおかしい。

…自分の常識と照らし合わせて、合わないことを、おかしい、という。とするだけなら、どうも私がおかしうございました、なのだが、これは、どうもちがうのではないか?…

関係もとりながら、自分の好きな曲も聴く。
そういう器用な人間が多くなっている。
見方を変えればこういうことなのかもしれんが…


とりあえず、イヤホンをはずしなさい。
その方が、聞こえてくることは沢山ある。

と、思う、もう名主のような私…
これいかに。




2008年01月31日(木)



 いいもの。

今更ながら考えること。

面白い、ということ。

なんだか、いろんなことがあって、いろんな人たちがいて、いろんな価値観もあって、ない交ぜになって、そこに、時代性、とか、流行とか、あって、あの時、よしとされたことは、今日はもう、よしではないのかもしれないし、そこを通り過ぎて、やっぱり「いいものはいい」とされるものもあるし、自分個人では、全く受け入れられないものもある。
久々に逡巡してみる。
自分の基本がなんだったかな〜なんて思いつつ、
でも、現状の私がいるわけだから、そこはまた、変わっていても構わないんじゃないか、とか、
いや、男なら一本筋の通った!
などと、普段からそんなこと一時たりとも考えていないのに、そんなことを思って、尚問題なのは、その「筋」ってなんでしたっけ?と既に、そのことを覚えていなかったりすることで、大体、男だけが筋を通すべきなのか?と枝葉に憤慨し、憤慨した末に、どうしてこうなったのかわからなくなったりして、その一連の人間くさい行動を、あ、これ、面白いってことだよな。と思うにいたり、元に戻り。
でも…
とまた振り出しに戻って、、、

脚色とかじゃなく、本を書こうとすると、こんなことばかりに時間がかかる私。今、なにを、自分が、面白いと感じているのか。
演劇、とか、芝居、とか、そんな枠組みに縛られずに…
なんて思って、
やっぱり「いいものはいい」にはしたい気がするし…

「水」
なんか、今回はこれだな。

そんなこんなを考えるのは、養成所の生徒から、アイスクリームマンの衣装は、時代に合わせた方がいいですか、みんな?
なんて質問が来たから。
わっ、そんなこと露とも思わなかった。
勿論、そんなことするつもりもないが、
初演が九十二年?なはず。
たった、十五年な気がするが、
たった十五年、人の思考と嗜好と志向は大きく変わっている。
時代もね。
んでもって、わたしも。
そして、分かりやすく、格好が。。。
確かに、携帯電話も、出てこないし。
…時代劇は、つくっていない(笑)
「いいものはいい」
にしたいものだ。
眉毛は太くてもいい(笑)

2008年01月28日(月)



 定時制高校公演

無事、終了。

わたしは、初日と千秋楽だけ、観劇。
しかし、この修学旅行、大人向け、から始まって、去年秋から、高校生に向け、今冬最後は定時制高校に。

先生の前説(?)にも、「たばこの吸えるところ」みたいなハナシがあって、少し違和感を感じつつ。
観劇姿勢も万別。
突っ込み続ける人には笑った。
ずーっと芝居について喋っている人。
思わずぼそっと感想を上演中口に出してしまう人。
(←ヒットは。「男はつれぇなぁ〜」)
出たり入ったりを繰り返す人。
しかし、…ちゃんと見ているのだ…
いつも、とは(←いつも、というのが何を指すのかは、考えどころだが=この場合は大人とも、高校生とも、違う。とはいえ、高校生であるわけで…)
ちがった会場の空気に、舞台上の集中力も途切れることなく。
頼もしくなったなぁが、実感…

なんか先月、打ち上げをしたような気もするのだが、
銀座で打ち上げ。
タバスコでまたしてもお世話になったアトリエキノコさん、三人様、プークのほしさんも加わってました。(笑)

思えばR−viveも目の前だ。
なのに、この表紙ページも去年のまま…
…嗚呼…

2008年01月19日(土)



 タバスコホステル

1月12日本番、昼、夜。
短い期間とはいえ、いやぁ、痺れました。
稽古最終盤、連日の零時まで稽古。

しかし、タフで熱いスタッフさん、キャストさんに支えられ、
無事に幕を閉じることができました。
今更ながら、ベテラン俳優さんの居方、取り組み方に改めて私も居住まいを正すよい機会でした。
普段だと、しっくり待ちつつ進めていくことの多い私ですが、
さすがに全部で五回の中で意図や、「ドラマリーディング」ということの認識、でもやはり「人間ドラマ」であること、「観る」側にとって、「想像力」をしっかりと働かせてもらう為にすること、待ってるようで、最初からテンション高く、ズバズバ言う人になってました(笑)
ま、ま、ミスもかみも多かったですが(大笑)

僕はとめるべき、だったんでしょうか?

劇中、石川(役名)が問いかける言葉。
立たせず、落としすぎず、ドキッとさせる。

今度は是非、
リーディングでなく、一本のお芝居として上演したいな。
と、思う。…大変だろうが…


2008年01月12日(土)



 あけてしまいました。

旧年度中はお世話になりました。

って、十二月はアイスクリームマン、タバスコホステル(一月明け本番)の稽古。そこに忘年会とどうしてかこの多忙な時期に引越しをするというハードルを設定してしまったが為に、年の瀬気分も、新年を迎える気分もないままに、まさに、あけてしまった。。。
ダンボールの大山と、まだ開通もしない、電話とネット環境も悩みの種であるが、なにせ、どこに問い合わせようにも、お休み、だから仕方がない。
とりあえずできることを…
と、
本当の片付け
と、
頭の中の片付け
をする。
前者は目に見えてくるので、揚々だが、
後者はなかなかそうもいかず、焦る事しばし。
面白いもので、頭の整理しようとして、うまくイカズ、部屋の整理をしてしまう(笑)←普段際立ててやるわけでもないのに…

で、ネットカフェに篭ってみる。
家はあるのに、ネットカフェ難民のようである。

さて、本年は
1月12日 14時〜/19時〜(先の一時間は講演、で、その後リーディング)新劇人会議ドラマリーディング「タバスコホステル」作・原田征和 の演出。於:青年劇場スタジオ結
1月15日〜18日 「修学旅行」定時制高校公演。
2月末と3月末 修了公演。
5月の中旬 R-vive企画其の十一
そのころ、「修学旅行」春の旅出発。7月東京で再演(スペースゼロ)。
7月下旬 岡田和子さん率いるクレパスに作(脚色)をさせてもらい
8月末 大阪に在住して作・演出
云々…

具合が悪くなってきた…
こうして書いてみて、「頭の整理が先」であることを痛感する。
わかっちゃいるけど、やめられない♪

否応なく時は刻まれていく。
遅れていた年賀状書きに「ゆっくりゆっくり」と絶対にできない文句を書いて、これを「現実逃避」、または「ないものねだり」というのだと納得してみる。そんな新年−

重ねまして、本年もどうぞどうぞよろしくお願いいたします。


2008年01月01日(火)
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