2012年07月12日(木) ■

「先生、おしえて。」シリーズのリスト

明日7/13、ひさわゆみ『「先生、おしえて。」〜ぜんぶ、知りたい〜』が 講談社より発売されます。 この本は、講談社の少女漫画雑誌『Theデザート』に掲載されている 「先生、おしえて。」というシリーズの漫画を収録した 作品集の２集目となります。 「教師と生徒の恋愛」というテーマを軸に 様々な恋愛模様を描いた短編シリーズです。 しかし、紙の出版物よりも電子書籍版・携帯版コミックが 先に発売されているために タイトルや収録内容が少しずつ異なっています。 読者のかたは混乱する可能性があると思います。 そこで、シリーズ作品の初出、収録情報を リストにして整理してみました。 ご購入を検討の際、参考になれば幸いです。 ●雑誌掲載順　全作品リスト 【１】seeet & bitter （2010年5月号） 臆病な女子に先生がコーヒー入れてくれた話 【２】木曜日、第二倉庫で（2010年7月号） 学校の倉庫で、先生と関係を重ねる女の子の話 【３】命のキス（2011年5月号） 人はつながっているらしい話 【４】白衣の魔女（2011年7月号） ヤリまくり男子がダサいメガネの女教師に翻弄される話 【５】初恋（2011年9月号） 合唱部の女子がだらしない音楽教師に惹かれる話 【６】保健室の秘密（2011年11月号） 保健の先生（養護教諭）がオトコだなんて 【７】わたしを見て（2012年1月号） 三つ編みの地味女子が、先生の前では変われる、みたいな話 【８】トップ・シークレット（2012年3月号） リストラ寸前女教師が人気俳優男子生徒を個人教授する話 【９】おねえちゃんの彼（2012年5月号） 家庭教師がお姉ちゃんの彼氏で、横恋慕する話 【10】魔女が微笑った夜（仮題）（2012年7月号） ダサメガネ教師モサ子と共に修学旅行に向かう話。【４】続編。 ●電子書籍・携帯版コミック （講談社デジタルコミックストア　各290円　ほか） ☆　先生、おしえて。（2011.6.23発売） 　　　　　収録作品【３】【２】【１】 ☆　「先生、おしえて。」　いけない個人授業 （2011.12.15発売） 　　　　　収録作品【４】【５】【６】 ☆　次に出るとしたら【７】【８】【10】あたりか ●紙媒体の単行本　講談社KCデザート　各450円 □　　「先生、おしえて。」（2012.2.13発売） 　　　　　収録作品【３】【６】【２】【４】 □　　「先生、おしえて。」-ぜんぶ、知りたい-（2012.7.13発売予定） 　　　　　収録作品【７】【９】【１】【８】 副題の細かな間違いがありましたら、どうぞお許しください。

2012年07月06日(金) ■

いるべきではない場所

半月前、日曜日の夕方のことだ。 金沢駅前のロータリー、地下道の入り口で ぱたぱた羽ばたいているものを見つけた。 大きな黒い蝶。下翅に鮮やかな白紋と小さな赤。 ナガサキアゲハのメスだ。 なんでここにいるの。 30年前の本によれば、分布は紀州までだったはずだが、 ここ数年で関東に現れ、あっという間に普通に見かけるようになった。 本来、北陸のここにもいるはずのなかった生きものだろう。 いるべきではない場所にいるのは、私も同じかな。 そう思ってしまった。 蝶と別れ、金沢駅前ビルの書店で、ある雑誌を買った。 自分の住む町から遠く離れた場所で、 自分のイラストが付いた本を買うのが、夢だったのだ。 もうひとつの理由は、説明するためだった。 これがわたしの仕事です。 この仕事を、がんばらないといけないので。 もう続けられません。ごめんなさい。 そう言って、金沢でみなさんにお別れをした。 金沢観光する余裕もなく、翌日早朝に帰路についた。 特急はくたかで、原稿にトーンを貼る。 もっとも電車に限らず、旅の間はホテルでも 県立金沢音楽堂の控え室の人混みの中でも、貼ってたわけだけど。 それでもやっぱり 充分には直せなかった。 もっと早く取り掛かってればよかったのに・・・ まあそんな感じで 涙と後悔に暮れた修正を経て 来週、新しく単行本が出ます。