|
|
2012年06月11日(月) ■ |
|
発売されちまった |
|
出版社で打ち合わせて帰ってきた金曜日の夜。 コンビニに寄りましたら。
うぅおっ
もう売ってました。
なんかごめんなさい本当にもう色々ごめんなさい
表紙の男の顔が、ひしゃげてるっていうか爬虫類みたいで・・・ 下絵ではまともだとおもったのにな 私ってほんとにイラストヘタなー。
しかし問題は中身だ。
ネームが・・・全然うまく進みませんで。 コミティアに出てる場合じゃなかったと言われそうですが GW中だったので一応ネームを送り出してから、 徹夜明けで出展しつつ返事待ちだったのですよ。 GW明けのダメ出しで、さらに2回直しました。 トータルで5回くらい直したかな。 それも毎回、ガラッと筋が変わっております。
でも、デスクのかたや編集さんが「まあコレでいいか」ではなく 「やっぱりコレではダメ」とダメ出ししてくださって 良かったと思っています。
1年前に描いた短編の続編にあたる今作ですが 私は、「自分に求められてるのはエロなんだから。 どうせ変態って、ヘンなひとって言われてるんだから。 常識とかモラルとか捨てた漫画にしちゃえ。」と 描き始めました。
でも、キャラクターが全然好きになれてなかった。 痴女みたいな女教師と、相変わらずの女ったらしの男の子。 懲りずにヤリまくってるヤツなんて、 私だったら絶対に好きになれないし 他の人の漫画に出てきても、惹かれないだろうな。 でもま、仕事なんだから割り切って
・・・なんていう姿勢では いいものが描けるわけがなかったのでした。 当たり前です。
もうこれがラスト、という直しのネームを描くときに 私は泣きながら描いていました。 (はたから見るとバカみたいですが、当人は真剣です) キャラクターの二人に、「ありがとう 私のとこに生まれて来てくれて、ありがとう 描かせてくれて、ありがとう」
昨年の雑誌掲載時、人気をとれたとは思いませんが 編集さんが「面白い」と仰って、単行本の表紙にもなりました。 そんな二人が私のところに降りてきたのは奇跡なのです。 この幸せをかみ締めて、二人にも幸せになってもらおうと考えました。 結果。エロは控えめ、ちょっと可愛い的なお話になりました。 インパクトは足りないかもしれませんが、私はこれで ベストだったと思うことにしています。
しかし、「ネームは良くなった!」とGOサインが出たものの 締め切りまでのスケジュールは洒落になりませんでした。 前回から導入した、慣れないコミスタ仕上げをどうしよう!?
不安にかられた私は、急遽、アシをお願いしたのです。 5月5日に飲み会で、1度お会いしただけの、Sさん。 投稿&アシスタントをしてらっしゃる青年です。 もう1週間もありませんでしたが、失礼を承知、ダメ元で お願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
締め切り前日、当日と入っていただきましたが やさしく誠実なかたで、精神面でもひじょうに助けられました。 感謝は言葉に尽くせません。 Sさん、ありがとうございました!
というか、Sさんに入っていただいたからこそ、 あそこまでなんとかこぎつけた感じでして。
画面の密度、背景不足は承知しています。 どうかお許しくださいませ。 次回をがんばります。
|
|