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2011年04月08日(金) ■ |
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I’mひこくみん |
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(最初におことわりします。毒ばっかり吐きます。 読んで嫌な気持になりそうな人は読まないでね。)
なにが「ニッポンは強い国」だよ一緒にすんなバカ野郎! うちは東北遠いしー。海からも遠いしー。 親戚も関係ないしー。知ったこっちゃねえよ。
……っていう声を、全然聞きませんね。 まあそういうことを言うのが常識で考えて良いか悪いかはおいておきます。「天罰」とか言っちゃったじいさん(マジで認知症かと疑ってます)が 首都の知事に再選されるのは論外ですが。 震源から離れている関西以西の人たちにとっては、 実際には「遠くのこと」だったのではないでしょうか。 我々関東圏の人間にとって、阪神大震災がそうだったように。 悲劇はTVの向こう側でばかり起こっていて、 実感の湧かない奇妙な感覚と、そうした距離を感じてしまう後ろめたさを、 関東近県の私でさえ、ずっと感じています。 そうした中で「がんばれニッポン!!」という叫びは、ひどく白々しく響いてきます。 阪神の時、中越の時、地方を襲った津波の時、そんな言葉が出たでしょうか。 規模の問題ではないのです。北海道で同じことが起こっても、同じ言葉を唱えるでしょうか。 どこまで関東偏重なんだ、この国は! (やるべきことは「日本として頑張る」んじゃなくて、同胞として「被災者を助ける」ことでしょう。頑張れとか、誰に言ってんの?)
で、震災直後は「東北の人々のために私達ができることは、節電。」などと、まことしやかに言われて、大勢信じちゃったわけですよ。計画停電でひどい目に遭っても、被災地で不足している電力を補うためには仕方ない、みたいに。 ほとんど関係ないんじゃん!東京電力から東北に回せる電力なんて、ほーんのちょっぴじゃん!節電も計画停電も、被災地のためじゃなくて、自分たちのためじゃん!人の善意を、東電への批判回避にうまーく利用されちゃったみたいな、すっっっごい嫌なかんじ。 で、23区はどうせ停電しないって知らん顔なのも納得できないです。ってゆーか、23区と工業地帯が輪番で週一回3時間停電すれば解決できたんじゃないですか。官公庁もTV局も週一くらい受け入れたらどうですか。
私の住んでいる地域は、自衛隊の基地があるから計画停電を免れたという噂です。 4月に入ってからは、演習でバンバン艦載機が飛んでいます。被災地が深刻な燃料不足だって言っても、聞こえないんでしょうかね。被災地で自衛隊が救援活動してたって、それとこれとは別ですよ。米軍が「トモダチ作戦」だとか支援活動はしてくれますが、首都圏が避難者受け入れに苦心している一方で、神奈川の米軍住宅は手付かずですか?日本がカネ出して建てたんだし、こういう時に返してくれたっていーじゃないすか。
原発には、もう怒ってばっかりでマトモな言葉が出てきません。 周辺住民の終わりの見えない避難生活も、放射能汚染も風評被害も、今はまだ「気の毒に」「何とかしてあげたい」と、私達は心を寄せていますが。 ……これから何年か経ったら、もっともっとすごーく嫌なことが起こるんじゃないかな。 たとえば、震災の時に福島県在住だった人は、結婚できなくなるかも知れない。被曝したら、遺伝子が破壊されて異常が起こるから。子どもが奇形になる可能性が高いから。ガンになる可能性が高いから。これまでも原発の町の人々にジワジワと続いてきた理不尽な差別は、今度の事故に絡んでも、かならず繰り返されると思いますよ。原発から離れていても、「福島」っていうだけで眉をひそめて縁談を断るようなひと、いますよきっと。そうなったら、何を恨めばいいの?何を信じればいいの?
「原発さえなかったら」 住民の人たちの、この慟哭を、メディアはもっと真剣に取り上げろー!!!!!
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