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2009年06月18日(木) ■ |
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森の星 |
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車をおりたら、田んぼの脇の森に、ピカピカと何かが光った気がしました。
日没後、空がほぼ暗くなった時間帯に、父と母と三人で、その場所へ出かけました。うちから車で30分ほど。某ニュータウンのそばの小さな谷間は、今のところ開発を逃れ、キレイな水の小川が残っています。先日、午後に雨が上がってグッと蒸した日の夕方。「今晩あたり、いけるんじゃないか。」と父が言い出したのです。
あぜ道を近づいていくと。 森の闇の中に、星がありました。 いくつもいくつもありました。
星は、ゆっくり、光ったり消えたりしました。 合図があるのか、光るタイミングを合わせようとしているようでした。 田んぼの方に、フワッと動いていく星もありました。 動きはゆっくりで、手を伸ばしたら、簡単に捕まえることができました。 星の光は手のひらの中を照らしたけれど、 これで文(ふみ)読むのはしんどいかもしれません。。
あの光を見ると、とてもやさしい気持ちになれるような気がしました。 大きな犯罪を犯した人たちも、もしこの光を見ていたなら、思いとどまったんじゃないのかな。そう思えるほど、やさしくて美しい光でした。 イルミネーションというよりも、やっぱり星みたい。テレビや写真で見るのと全然印象が違います。 もしこの世に絶望しても、「もう一度あの光が見たい」と思って当分は生きていけます。
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