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2008年03月29日(土) ■ |
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ファニー・パワー |
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アイルランドのハープ弾き、オ・カロランがつくった有名な曲。親しみやすく美しいメロディなので好きです。 先日、ミクさんに歌っていただきました。
ファニー・パワー(WMAファイル・1.158KB)
「フィドルの調べに身をゆだね」 フィドルとは、アイルランドでのヴァイオリンの呼び名です。
よし、ろくでなしの私にもパワー注入だ!
千葉さんが亡くなって5年です。 2003年のこの日でした。 その5年前の時期ってどうしてたんだろう。私は会社勤めだったけど、千葉さんのお宅に見学にお邪魔したり、ライブに連れていってもらったりしたなあ。(それで人生、くるっと変わった)千葉さんは美少女コミックを描いていらした。 そのさらに5年前は、レディースコミックだったっけ。「Sweet Lip」が始まるより前だ。月日が経つのは早いなあ。千葉さんのお仕事は「ミスブランニューデイ」などの短編が中心だったけど、毎月、あれだけのクオリティの話を上げてたのってすごいなと思う。単行本にしてよ〜!宙出版!!!と思っちゃう。 そういえば「Sweet Lip」は電子書籍化されてるんだけど、単行本1〜2巻分までしかない……なんで〜〜!?出すんなら完結巻の第4巻分まで出してくれよ〜!紙媒体じゃなくてこういう形式なら売れ残りの心配はないんだし、どんどん出せばいいのに。
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2008年03月08日(土) ■ |
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電子のマンガ |
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友達が、私の描いた漫画を「ケータイで読んでいるよ!」とメールしてくれました。ありがたいことです。 だけど、不思議だな。携帯のあの小さな画面でどうやって見るのかな?と思ってました。 PCで調べたら、携帯コミック用のコミックシーモアというサイトがあるらしい。そこで、名作の表示サンプルを見てみたら。一こまずつ、切り出して表示するんですね!長いコマは、スクロールさせて。ビックリしました。作家の側は「見開きの効果を考えたコマ割の全てが台無しだ!」と怒りそうな表示ですが、読んで楽しむ側には関係ないのかもなあ。うーん。自分のはどう売られて、どう表示されてるんだろう。一コマずつだと、小さいコマの雑さがバレちゃうなあ。あんまり考えないようにしよう。 っていうか、携帯閲覧用に加工するの、大変なんだろうなあ。バイト募集してたら雇ってもらえないかな。え?ダメ?
「あなたの作品は、どうすれば読めますか」と聞かれることが時々あります。単行本が3冊出ており、それぞれ、パソコンで読める電子書籍にもなっています。 また、単行本未収録作品は、近代から毎月発刊されている「ケータイコミックミント」という電子書籍のシリーズに順次掲載されています。無料サンプルで途中まで読める物もあります。「ケータイコミック」っつってもPDFファイルだから、携帯じゃなくてPCで読めってことなんだろなぁ。
「ココで読めるぞ」と、自分で調べてわかったものを、いちおう貼っておきます。2008年3月現在。私自身は実際に購入していないので、ページの入れ替わり、作画、写植ミス等の確認はしていません。
●Yahoo!コミック 単行本(すべて仮称)『イケてないっ学級委員長』『ハゲない!?課外実習』『あなたでめいっぱい〜重量オーバー〜』が購入可能。各294円、80日の有効期間。著者名で検索してください。
●電子書店パピレス 電子書籍シリーズ「月刊ケータイコミックミント」が購入可能。他の作家さんの作品と合わせて3話セットのアンソロジーで、1冊315円。KeyringPDFファイルをダウンロードして読むんだそうです。
●電子貸本Renta! 電子書籍シリーズ「月刊ケータイコミックミント」、単行本『あなたでめいっぱい〜重量オーバー〜』(仮称)が閲覧可能。1ファイル各105円、48時間の有効期間。IE上でFlashで読むらしいです。 なぜだか、「ケータイコミックミント」の更新は、ここが一番早いです。
※「ケータイコミックミント」には、単行本(仮称)『イケてないっ学級委員長』『ハゲない!?課外実習』に収録されていなかったマンガが載っています。VOL.1-1、VOL.1-2というふうに1号が2分冊され、どっちかに入ってますので、詳細説明欄やサンプルで確認してみてください。 ただし、Vol.1〜7に載った作品は単行本『あなたでめいっぱい〜重量オーバー〜』(仮称)に収録されました。 今年出る(かもしれない)単行本に、収録される(かもしれない)作品もあります。 無料サンプルがあるので、作品によっては24ページの短編とかだと、話の半分以上サンプルで読めちゃったりもします。でも、「エデン」みたいなマンガのヤバいシーンが、誰でも読めちゃうっていうのは…どうなんだろう?まずくないんでしょうか?(心配)
★大手某社で描いた作品は、単行本化などアルゼンチンより遠くの話です。が、1作はアンソロジー単行本に収録されており、最新作は近日発売の某誌増刊に載ります。
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2008年03月04日(火) ■ |
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エロまんがの星から(2) |
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けっこう長いこと、エロまんがを描き続けるのはいやだなぁ、と思ってました。師匠も言ってたけどパターン化してネタに困るし。クライマックスをエロに持ってくるのがお約束。それ以外の話が描けなくなるんじゃないかという恐怖。何より、人に言えないうしろめたさ。「そういうマンガって、自分の体験が元になってんの?」と聞かれた時に覚える殺意(注:相手によりますが)。
でも、一般の少女マンガ誌の編集さんにも「あなたの作品はエロいのが武器だよね」「女の子がロリっぽくてかわいいね」などと言われるようになり、最初はちきしょうと思いましたが、それがホメ言葉なのだとわかるようになって、ずいぶん変わりました。
趣味はともかく仕事としてエロまんがを描くのがすげーイヤだったわけですが、「向いているのか、いないのか」どちらかと考えると、やはり向いていたんだろうな。 今では、そう思えるようになってきています。希望はともかく、適性では◎だったので、そこに配属されたみたいな。 エロまんがだったから、デビューできたのだろうし、デビュー後も細々と描けたのだろうし、単行本も出して予想外のメガネ委員長の流れに乗れたんだな。あのタイトルと表紙、当時はやっぱりイヤでしたが、結果は、あのおかげで下手くそな単行本でも買っていただけたわけです。編集部の判断は間違っていなかったのかもね、というご意見を下さった方、ありがとうございます。私も今になってそう思ってます。
エロの方向には進みたくないんじゃないか?とつぶやいてくださった方も、ありがとうございます。今は吹っ切れています。雑誌が女子高生対象っぽくなくなったので、「青少年に有害かも」といううしろめたさも消えました。たまにエロじゃないのも描いてますよ! でも、当面はエロまんがも続けます。干されるか、雑誌がつぶれるんじゃない限りは。生活のためというのもありますが、定期的に描く場所があるのはありがたいことだからです。私のような怠け者は、商業作品を半年描かなかったら、もう続けられないと思うので。駄作でもなんでも、描かないとダメです。「描きたくないジャンルだから描かない」なんてことを言ってたら、エロ以外でも描き続けることはできませんし。 それに、エロまんがのほうは今まで、ほんとうに好き放題に描かせていただいています。エロさえきっちり描いていれば、あとはリテイクを出されません。(ネームを出すのが遅すぎるからか。そっか)ものすごく恵まれています。
ただ、このあと10年も20年もTLやら少女誌やらで描きつづけられるとは思ってませんので……将来のためにも精進していきたいと思います。 と、↓これをみて思った次第です。
参考記事 画力向上ガイド内の記事
おわり
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2008年03月01日(土) ■ |
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エロまんがの星から(1) |
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エロマンガ島というのは、ほんとうにありますが。 すっかり「エロまんがの人」と呼ばれるわたくしです。 昔は、すっごい抵抗がありました。 読むのは好きだったけど、自分がそういう話を中心に描くのはイヤでした。 ムシのいいワガママを言ってるみたいですが。
たとえば、「メイド服だいすき!」と言ってみても。 メイド服来た美少女を眺めるのは幸せだけど、 自分でメイド服着たいなどとは0.03ミリも思わねぇ、という感じです。
亡くなった師匠が、エロまんがを描いていました。紹介されてちょびっと行ったアシスタント先の先生もエロまんがを描いていました。ですから、私はエロまんがをお手伝いすることで育てられたわけです。 なので、成年向エロまんがのポイントが学べました。乳首や性器や愛液や精液の表現(母乳、なんてのもありましたっけか)、喘ぎ声の台詞、快感とクライマックスの表現、シーツと影、擬音やスピード線の処理などなど…学んだのに身についてないけどそれはおいといて。学んだことを生かさなくちゃだろ、と、最初で最後のつもりで、創作の同人誌でエロまんがを描いてみました。私の中では、うけない一発ギャグのようなものでした。が、それがきっかけで、ある出版社から「うちの雑誌でエロまんがを描きませんか」と、お誘いを頂いたのです。
断るつもり、でした!
それがいろいろうようよ曲がり折れまして、今も描いています。過去の自分や描いたまんがをどう見るか、というのは、年が経つにつれて変わっていくものです。
つづく
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