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■ あなたは常任理事国の国民になりたいですか?
中国外務省の孔泉報道局長が
日本の国連安全保障理事会・常任理事国入りについて記者会見し、
その様子をNHK総合テレビで 今夜見ていました。
その会見内容をかいつまんで書けば、
日本が常任理事国入りしたいのなら
自らの歴史問題をはっきり認識することが必要であり、
中国の基本的な考え方は
日本代表入りというよりは、むしろ発展途上国の代表を優先して考えるべきで、
日本が国連分担金の約20%を負担しているからといって
日本の常任理事国入りの議論とは 何らリンクしない。
と、いうような感じでした。
従来のやんわり否定の姿勢を更に踏み込んで 否定した
そういう内容ですね。
NHKのキャスターは「慎重な姿勢を示した」と表現していたけれど
あれは 婉曲な日本常任理事国入り拒否という事でしょう。
60年あまりも過去の 日本の行為こだわり続け、
現在の 日本の行き届いた平和教育をいつまでも見ようとしない中国が
それではどんな事を 現在しているのかといえば、
近隣諸国と あまたの領海境界線を争っていたり、
民営製鉄会社の無許可新工場建設に
4千人の農民を強制立ち退きさせていたり、
チベット民族を物理的に抹殺してしてしまう「民族浄化」が、
ゆるやかな形で確実に進んでいて
例えば「改革・文化大革命」を通して
中国による拷問や戦闘・餓えのために死亡したチベット人は
120万人にのぼるという統計もあります。
そんな国が
日本の常任理事国入りに難色を示すなんて
何だか ぬぐいきれない不信感を抱いてしまいますよね。
自国がしている行状は どうなのよ中国?
なんて具合ね。
中国は
世界における自国の立場を強化し、
人民元をアジアの基軸通貨にし、
アジア地域の覇権国になりたいのでしょう。
そんな中国にとって、
日本の常任理事国入りは 苦々しいものであるだろう事は
想像に難くありません。
では 私達は常任理事国入りしたいのでしょうか?
あなたはどうですか?
日本国の政治家が判断するのではなく
あなたなら どんな国の国民になりたいですか?
与えられた大きな責任には
同じくらいの 大きな義務と良識が求められます。
それらを負担して 大国の一翼の任を担う国の国民になりたいですか?
それとも、現状を維持し
同盟国の傘の元で 自国の意思と他国の思惑を刷り合わせ
自国の意思を明確に押し出さず 慎重発言する今のスタンスを保ちたいですか?
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