ゆれるゆれる
てんのー



 Ann Sally, Combo Piano

Ann Sallyの「Day Dream」と、Combo Pianoの「Agatha」を聴いている。

Bossa好きとかじゃないけど、声とピアノ。単純に…。

Ann Sallyは広島のCD屋で「一耳」惚れ。字フェチとしては自筆のPOPも評価高、しかも医者だそう。なんと。

Combo Pianoは胡麻みそズイから。クラムボンの郁子ちゃんのネットラジオね。
~Cheap imitation~、か…かっこいい…。

どちらも邦楽ってのがいい。邦楽を毛嫌いする洋楽マニアって嫌いなんだ。

2004年02月29日(日)



 ほんとのお話

幼稚な思い違いに気付いた大切な一日だった。
農業には「ほんとの生活」があると思って、あこがれたし実際に来たのがはじまりだった。
都会に住み、消費生活が骨の髄までしみこんだ、なんとなく毎日を送るだけのような生活は、ほんとじゃないと思っていた。

ほんとの生活なんて、どこにもないんだよ。「ほんとの自分」探しが幻想であるのと同じように。

または、どんな生活でも「ほんとの生活」だとも言える。見つけるものではなくて、つくりだすものだっていう単純な話だけどね。

そしてまた考え中。

2004年02月27日(金)



 青空の下で、ふたたび

がちんこで働いてきた。

真夏に冬の寒さを思い出せないように、10月に花粉症のつらさなんか忘れてしまって深呼吸するように、東京の居心地よさや土の見えない都会っぷりをきれいに忘れ去って、むせかえるような緑の中で、暑い暑いと言って。

なんだかいろんなことを考えている。

2004年02月25日(水)



 東京3日目。そして伝説へ(うそ)

またちょっとだけ反省したので、3時に寝ました。
3泊4日、睡眠合計8時間。頭いいですね。

ちょっと商談ぽく働いて、スーツの似合う自分を発見して(いやまじで、農作業スタイルとどっちが似合うかっつったら・・・)、新宿地区におけるデパートへの柑橘類進出状況を視察して、いそいそとどたばたと、ものすごく疲れた一日を送って、愛媛へと帰っていったのでありました。

出会い、人のつながりに、感謝感謝であります。

そして、俺はやっぱり東京が好きでたまらないんだな、と思ったのでした。

2004年02月24日(火)



 東京2日目。北関東名物、からっ風

東京へ来たのは、大口顧客への挨拶回りが目的。
俺は東京の地理がわかるから搭載されたカーナビみたいなもんで、お気楽なものです。

昨日はちょっとだけ寝不足を反省して、夜中4時過ぎには寝たので、ほんの少しだけ体が楽だ。あほですね。

JAS認定をとっている有機農産物は、もう伸びる一方で、こっちから見ているとなんでいつまでも慣行栽培(普通に農薬を使って、農協におんぶにだっこの、儲からない農業)やってんのか本気で分からないんだけど、そんな人らはそのまま「寝ててもらったほうがいい」なあ。森前首相ふうに。

と思ったのは、儲かる「付加価値」をひっさげて、生協の某配送センターに入っているお得意先にお邪魔しながら。

ええ、もう、消費者というのは敏感でいらっしゃるから。
ごく自然な調子で、来季のみかん、ぽーんと買っていただけることになりました。

ほかにも、お歳暮商材として某大手デパートに展開させてくれた会社さんとか、びゅーびゅーのからっ風の中、埼玉をかけまわっておりました。



日が暮れ、沖縄のパインツアー仲間とですわ。

よーく考えたら、俺と農業とがつながる数少ないとっかかりが、このパインツアーだからなあ。
と、もんじゃ食いながらしみじみしてみた。

基本的に、女の子は東京で会うとありえないぐらい印象が変わる。
知ってる女の子、どいつもこいつも可愛く見えて、俺は本気でどうかしてしまったんではないか、とまたしみじみ考えてみたけれど、よくわからなかった。



で、もはや大学の後輩というより沖縄仲間というくくりになっているエビさん宅に連泊してるわけだが、何て言うかね、俺年とったんだなあ、って。

いや、飲んだ奴らより年上なのはどうでもいいんだけど。
たまーに東京へ来て、それだけなのに、こうして集まってバカ話しながら明け方まで酒飲んで・・・そういうことに、そしてそういう友達に、ほんとに感謝してる自分がいるんだよな。

そして、感謝してるっていうことを、恥ずかしがらずに彼らに言えるということ。
ああ、俺年とったんだなあって思った。
前はたとえ思ってても言えなかったし、何かをきちんと言えるってことがそんなに大事だとは思わなかったんだな。

気づく、ってことなんだと思う。うまく言えないけど、いろんなことについて。

2004年02月23日(月)



 京都2日目。そして東京1日目。

元気なH先生を囲んでフォーラムが開催され、CO2削減の「京都議定書」締結の会場でもあった巨大なホールはほぼ満員の盛況だった。

寝ておりました。



京都駅の伊勢丹でごはんをかっ食らおうとうろついていたときのこと。
「並んでお待ちの山田様、山田様」と、店員がさわやかに呼びかけている。
手を挙げて応えるのは、めっさ可愛い白人の女性。ロシアか北欧だろうな。
もっすごい「私です」ってアピールしてるのに、店員さんまるで気づかないふりして「やまださまー」って呼び続けてました。

世の中いろんな山田さんがいらっしゃるもんです。ええ。



時間すぎてるのに、新幹線がなかなか発車しない。おや、
「ただいま16号車に不審者がいますので、鉄道警察隊が出動しております。しばらくお待ちください」

新幹線の車内、しかものぞみの指定席でねえ。
とても無駄にお金かかってますよ、不審者の人ー。
しかも遅延損害とか、請求されるんだろうなあ。



今日の酒は大学時代の友人と、懐かしい学生街で。

同期の女の子が一人、和服で来ていて、目を奪われてしまいました。
「なんとなく着物気分だったから」自分でささっと着付けして、おでかけしてきたという彼女。
惚れますよ。それは。

2004年02月22日(日)



 京都1日目。てんのー、自然農法の神様的センセイに接近

ここ何年か、2月となるとやたら京都や東京へ行っている。
しょっちゅう行くところではないだけに、変な気もする。だって何にもないんだよこの季節。

で、両方行くことになりました。
ま、お仕事だからねえ。とか言いつつ1月ぐらいから友人たちに連絡を怠らなかったりする。

自然農法、そしてEM(有用微生物群)研究の全国大会というのが京都で開かれまして。
がっちり参加してきたわけだ。
分科会なんかは地味ーに自腹で。

分科会ではおやっさんの友達の、元会計士の釣りキチ(以下ニャンゲさん)が事例発表するというので、ま、ちょっとは関係者気分で。
うちのサイトだってニャンゲさんが全部作ったんだしな。



車で行ったんだけど、近いねえ。3時間ちょっとで吹田あたりまで行けた。そこからが長かったんだけどな。

さて、ニャンゲさんの事例はまあ、いいんだ。
予定通り3人、発表が済んで、まったり質疑したりしてるうちに、EMの理論をまとめあげて有機農法、自然農法に革命をもたらしたといわれるH先生が部屋に入ってきたんだが。

みなさん、礼拝してました。(笑)
つーか、笑ってるの俺だけ・・・。
まあ、もはや世界100カ国でEM資材が生産され、150カ国で使われているとかいうからなあ。某国では国賓待遇で、偉大な将軍様にも直接お会いできるほどらしいし。

先生、使えば使うほど環境をきれいにする夢の石鹸「EMせっけん」(新発売)をさかんに喧伝しておられました。



バーテンのわかめさんが最近働き始めた店へ遊びにもいった。
こんなことでもないとなかなか関西へ行くこともないもんなあ。

バイトのたかちゃん24歳に一目惚れして夜は更けゆき、気がつくと朝の5時。

2004年02月21日(土)



 ずがががが、ぎゃりぎゃり!

84式戦車みたいなごつい外観をした「カルイ チプスター」という機械をぶんまわしている。
もちろん一口サイズのチップスターを作る機械ではなく、剪定した枝を粉砕してウッドチップにしていくカルイというメーカーの機械である。

またまた人を殺せる機械にびびる俺。
投入口には腕どころか頭だってすぽっと入ってしまう。

はあ、キャラ変わったんだな俺。いつの間にやらコツを飲みこんで、機械ぎゃんぎゃん言わせて山を駆け巡っている。



明日から京都・東京出張。6時前出発だって。。ねよ。

2004年02月20日(金)



 転がる石と、こけ

あなたは自分が大事だと思うことに一所懸命になるだろう。俺は俺で、自分が大事だと思うことに一所懸命になる。

正しいかどうかは全然問題じゃないんだ。
批判されるのが嫌なわけでもない。むしろ喜んで聞きたいな。

他人にまどわされないのが強いと思っているのに、何とかして他人に意見を押し付けようとするのは滑稽な矛盾。笑ってもいいけれど、「やがて唇寒し」。

さー、みんなで考えよう☆☆

2004年02月18日(水)



 ずぶっと、な

腰がクラッシュした。
たぶん草刈機の使いすぎ。荷物運びすぎ。俺若くなさすぎ。

午前中は休ませてもらう。
おやっさんの叔父さん(つってもまだ50代)が近所で針きゅうマッサージを営んでおり、ただで診てもらった。
鍼治療、デビューでござる。

やっぱり、痛くはないんだけど、俺こういうの苦手じゃ。
打ってもらってる間も、背中の血管の辺りがむずむずする。
でも、さすが。かーなり、楽になりました。

2004年02月17日(火)



 恋する京都、恋すれば京都

初めて行ったときから、京都に一方的に恋している。
俺はね、京都の町のクソしぶとい力強さが好きなんだな。

「古都」とか「王朝ロマン」なんて嘘っぱちでしょ。そんなもんお構い無しにネオンきらめかせ欲望うずまく、革新と任侠の強い町、ってなんだかリアリズムにあふれている。
あと1200年ぐらいはしぶとく生き延びてそうな気がする。

あ、寺も神社も京都のは果てしなく好きなんだが。
ほんま京都住みたい。冷たくされたい。京女に振り回されたい。

恋する京都、つまんなそうなのにがっつり見てしまった。

2004年02月16日(月)



 ファームステイ

後継者不足とやらで、日本中の農村地帯で補助事業が盛んである。
たいていは「町内で定住、就農が条件」なんてシバリと引き替えに資金を貸してくれたりするが、俺みたいな農村潜伏ゲリラ(うそつけ)にまで届く手もある。
ファームステイプログラムと銘打って、とりあえず都会から来て10日間農家で作業すれば旅費と手間賃はらうよという事業がある。

つまりそれぐらい誰も来ないってわけで、深刻だねえ。
まあ俺は2か月もいるのに、乗ってるわけだ。
で800字のレポートがかったるいという愚痴日記でした。

2004年02月14日(土)



 6000

最近おつかれ、というか仕事以外は放心気味で、崩れおちるように寝ていることが多い。

すまん、ほんまに携帯が持てないくらい眠いんでそれでは。

知らぬ間に6000ヒット、おやまあ。
いつもありがとう皆さん。

2004年02月13日(金)



 Matisseみたいな

いくつかある農地(圃場)のうち、農園の名前にもなっている一番大きい農地に、ここのところずっと来ている。
一番上まで上がると、目の前は瀬戸の海と島。浜には大きな造船所があって、ドックにいつも赤い船がついている。下る途中の尾根には小屋がかけられている。全部そのままマティスの絵にでも出てきそうな、ぜいたくで穏やかな眺めを見ていると、始めこそあれこれ考えてみるものの、すぐに「むははは」とへんな笑いが出てくる。
何で笑うのかはなんとなくわかってるけど、わからないままにしておくのだ。

2004年02月11日(水)



 ヨモ爺おおいに語る

「俺は会社行ってる頃はよ、段取り課長ゆうて言われての。専務が来て、何しよんか言うけん、わしゃ今夜の飲み屋の段取りしよんよ、言うての」

「最初の面接のときでも、あんたいつ来れるんで、ゆうて聞くけん、さぁー百姓やけん、雨の日ぐらいしか来れん言うたらほいじゃ来れる日だけ来いいうて。そのうちええ天気なのにわしが会社おるけん、どしたんか言われての。こりゃ契約違反じゃ、帰ろうか言うたらの、このアホ、せわしいのに帰るなゆうて怒られたがワハハハ」

2004年02月10日(火)



 ダイレクトメール廃止期成同盟

一日中「はるみ注文承ります」みたいなダイレクトメール作り。DMというものが心から嫌いな俺にはつらい日だった。というか、ていのいい雑用係じゃねーか。みかん作りとは関係ございません。

ま、一人なんでネットで遊びまくりでしたけど。

こんな日は書くことに困りまする。

2004年02月08日(日)



 農家と自由時間、冷蔵庫をとりにいく半休日

あんまり寒い、こりゃ風邪ひくわい、ってんで昼からお休みに。
急にそんなこと言われてもなあ、などと思う。

農家というと、時間がまるっきり自由になるというイメージがあるけど、なかなかそんなわけには参りません。
どう計算しても、正月明けからの完全休日は2日しかない。成人の日の連休に、収穫がひと段落したんで続けて休んだだけで、あとはなにかしらごそごそやっている。
3月いっぱいまではデコポンやはるみの選果・発送があるので、完全な休みはほぼ確実にゼロだろうな。

まあ、自立経営おっぱじめてしまえば、その人次第なわけですが。
おやっさんの知り合いで言っても、

●30代Uターン独身、暇さえあれば渓流釣りに行ってる元公認会計士
●30代既婚、50アールだけ耕作して収入は奥さんにヒモ状態の自由人

などなど、ナイスなみかん農家が目白押しである。



夕方、細まゆ君(俺と同じ研修生な)の彼女の幼なじみ、という人が冷蔵庫をあげると言うので、喜んでもらいに行く。
細まゆ君たちも手伝ってくれ、その後飲みに行きました。くれた人は女性だけど、2日間酒を飲まなかっただけで「しばらく酒飲んどらんかったけん」とのたまう酒豪で、初めて会ったときに実はつぶされているんです俺。

今まで韓国人、ラオス人、イバン族(ボルネオの先住民)などアジアの酒豪民族と対決し、日本の酒飲みの名誉を守ってきた俺だったが、まさか愛媛のおねえちゃんに負けるとは。

なんてな。聞けばルーツは鹿児島だそうで、南九州、高知、沖縄の人には勝てると思ってませんわ。つうかあの辺の人って世界でもトップレベルなんじゃないのか。ほんとに。



んで、なんで日記がこんなに長いかというと、今は8日の昼間でPC使って仕事中なもので、さぼってネット三昧してるから。

2004年02月07日(土)



 キョウフのイルカツアー

町EM研究会の会長で養鶏やってる人から、肥料として鶏糞が入ってくる。まあ一俵50円なんだけど。
いいかげん、クサい。どのくらいかと言うと、トイレでうんこしたのに臭いがわからなかったぐらいクサい(今朝の実話)。
悪臭じゃないんだ。油断するといい匂いみたいな…いかん。
また近いうちに取りにいくんだろうな。あー、養鶏のおっさんつうのが、もう見事なツルツル頭でね。俺はひそかにイルカさんって呼んでんだ。なんか水族館のイルカを思い出させるんだな。ツルツル。行きたくね〜、イルカツアー。

2004年02月06日(金)



 

また書けなかった…。
今日はおやっさんが頼まれて講演やるってんで、付き添い。
いつも言ってるようなことをまとめた程度の話だったが、なかなか反応はよかったみたい。人ごとながら安心してみたり。

2004年02月04日(水)



 

昨日はみかんとりのおばさん達と農園の人たちとで慰労会。飲めると思われている俺はおやっさんの集中攻撃に遭い、帰宅後は即ふとん入り。で日記かけず。
(おとといはこたつでうたた寝してて日付が変わるというせつない日記さぼり。)

さて今日は雨で昼から休み。最近ほんと雨降らないから休めなくてね。貴重な休日っす。
生まれて初めて「銀座の恋の物語」を歌った…しかもおばさんとデュエット…。と昨日の記憶が離れないまま。

雨はもう上がったらしい。

2004年02月02日(月)
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