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■ ハエ
もう3週間以上前だが、とある客とともに店に一匹のハエが入り込んできた。 小さくも大きくも無い普通のハエ。 衛生上良くないし、もちろんすぐさま殺そうと思った。 ハエなどはアタシだって嫌いだし、食品を扱う店に取ってみれば、最も喜ばしくない侵入者だ。 直ぐに殺虫剤を掛けて葬ればよかったのだろう・・・・・・。
でも、なんとなく、季節外れのこの寒さの中、水以外は何も無いだろうに、たった一匹だけで必死に生きのびようとしているハエが殺せなくなってしまった。 食品を出しっぱなしにしているわけでもないし・・・・・・。 ま、いいか・・・・・・。
独りぽっちで店にいると、他の生き物が居ない訳で・・・・・・。 そうすると「お前はハエになんか生まれてきて可愛そうだね・・・。好きでハエに生まれたんじゃ無かろうにぃ・・・人に嫌われ厄介者にされて本当に割に合わないよなぁ・・・」なんてセリフまで出てきてしまう。(笑)
ある日そのハエがアタシの手の甲に止まり、手をすりながらこちらをじっと見詰めてる。 たまに首を傾げたりなんかして・・・・・・。 よく観ればハエだってなんとも愛くるしい。 なんとも滑稽で慰められているような気さえして・・・・・・。
そうすると、このハエは誰かの化身なのではないかな?なんて思えてしまったりもするのだ(笑) または、もしかしたらこのハエは今の自分の分身かもしれない・・・・・・。なんて思ったりもする。
此処最近では店に入ると姿を探したりしていて、生きていてくれるとなんとなくホッ!と、安心したりするのだ。 ハエはペットか!!!(苦笑)
アタシおかしいよね・・・・・・。病んでるなぁ・・・・・・。(笑)
2012年11月30日(金)
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