人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2003年05月12日(月) ■ |
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この恋が終わった日 5 |
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この恋が終わった日。 それは、とても穏やかな朝。
この恋が終わった日。 それは、なにげない日常。何も変わらない日曜の朝。
きっと私は、長い夢を見ていたんだよね。 一年がかりで、長い長い夢を見ていた。
「あの人」に出逢って。 「あの人」に恋して。 「あの人」と付き合えて。 そして、「あの人」と別れた。
本当に、完璧に、完全に、 この恋は終わった。
まだ上手く理解できないけど、 少しずつでも、受け入れていくしかないよね。
もう、私の未来から「あの人」の姿は完全に消えた。 なんて、あっけないんだろう…。 あんなに、望んで手に入れた、未来だったのに…。
さようなら。 私の、最愛の人。 もう遅すぎる告白だけど、私は本当に、 あなたのことが好きでした。 上手に愛せなくて、ごめんなさい…。
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2003年05月11日(日) ■ |
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この恋が終わった日 4 |
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「あの人」に会うのは一週間ぶりだった。
今までと、何も変わらない風に私の部屋に現れた「あの人」。 まるで、全部夢だったんじゃないかって思えてくる。
なにげない話をする。 つい、一週間前みたいに笑い合う。
でも、同じじゃない。 どこかで感じている。 「あの人」は、話が途切れるのを怯えてるみたいに、 ひたすら話し続けている。 私も、話を切り出すタイミングを逃して、 ただひたすら笑ってる…。
このまますべて、うやむやにしてしまえそう。 そう思った。 このまま、何事もなかったみたいに、なににも気づかない振りして、 続けていけそう…。 そうも思った。
でも、それじゃダメだよね。 解ってるんだ。 もう、どうしようもないことがあるって事…。
1時間くらい話していると、「あの人」の携帯がなった。 友達かららしい。 携帯に出て、しばらく話している「あの人」。 そして、話し終わると、私に言った。
「ごめん。俺、そろそろ行くよ。」
“予定を空けてる”って言ったくせに、 結局こんな時にまで、私より友達を選ぶんだね…。 絶望感が、押し寄せてくる…。
「待ってよ。こんな話をするために会ったわけじゃないでしょ?」 私は、ついに切り出した。
「うん。」 そう言って黙り込む「あの人」。
「私ももう解ってるの。あの時は、ああ言ったけど、 もう、どうしようもない事があること。」
「うん。」
「もう、私は何も出来ないんだよね?」
「うん。」
「もう、戻れないんだよね?」
「うん。」
「そう。じゃあ、頑張ってね。その人と上手くいくように。」
「うん。」
私の、精一杯の強がりだった。 泣かなかったし、取り乱さなかった。
「あの人」は、結局最後まで、他人事みたいに冷静で、 “ごめん”とも、“悪かったね”とも言わなかった。
「じゃあ。」 それだけ言うと、「あの人」は、私の部屋のドアを開けて出て行った。
一気に涙が溢れてきた。 ベットに倒れこんで、大声をあげて泣いた。
かすかに、「あの人」のバイクが遠ざかっていく音が聞こえた。
「行かないで!!」 私は反射的にそう叫んでいた。
ものすごい速度で、後悔が湧き上がってくる。
私は携帯を手にとり「あの人」にメールを打っていた。
“行かないで。私とまだほんの少しでも続けていいと思うなら、帰ってきて”
さすがに自分でも未練がましいと思った。みっともないと思った。 でも…、そうせずにはいられなかった。
ずっとずっと祈り続けていた。
“私のところに帰ってきて。私を選んで”
外でバイクの音がするたびに期待して、通り過ぎるとがっかりして、 それの繰り返しをしてた。
“きっときっと、「あの人」は私のところに帰ってきてくれる” そう信じて、待ちつづけた…。
そうして私は、朝の7時まで待ち続けた。
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2003年05月10日(土) ■ |
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この恋が終わった日 3 |
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始めは、信じられなくて現実を受け入れられなかった。
そのうちに、“どうして私がこんなひどい裏切りを受けなきゃいけないの!?” っていう、怒りの感情が湧いてきた。
それから、それでもどうしても別れたくない私は、 「あの人」を引き止めるための言葉を捜した。
9日の金曜日は、仕事が終わった後すぐに、 実家に帰らなければいけない用事があったので帰った。 実家に帰るとすぐに「あの人」にメールした。
「明日(10日、土曜日)の夜、そっちに帰るので、会えますか?」
少したってから、返事が来た。
「そうだね。じゃあその日は予定入れないで待ってるよ。」
“もう会わないよ。” そう返されることも覚悟していた私は、ほっとして、 同時に、“あの電話は、夢だったのかもしれない”とか、 “「あの人」もやっぱり私と付き合っていく気なんだ”なんて、 バカみたいに期待した。
その日の夜。私は夢を見た。 お決まりのパターンの夢…。
「あの人」が私の知らない女の人と歩いていた。 夢の中の私はすぐに気づいた、“それは「元カノ」だ”と。 私は2人に向かって叫んだ。
「どうして裏切るの!?」 「帰ってきてよ!?」 「彼女は私でしょ!?」
気が狂ったんじゃないかって思うくらい、叫び散らしていた。 でも、2人はそんな私に気づかずに、仲良く腕を組んで歩いていってしまった。 1人残された私を、周りの人が白い目で見ていた。 私はたまらなく、惨めな気分になった…。
目が覚めて、夢と現実の区別が出来なかった。 それが、現実だったような気がした。
土曜日。用事を終わらせて、こっちに帰ってきたのが夜の10時くらい。 ためらいながらも、私は「あの人」にメールした。 会うのもすごく苦しかったけど、どこかではバカみたいだけど、 ただ純粋に「あの人」に会えることを楽しみにしている自分がいた。
どうしてなんだろう。 こういう状況になってみると、なおさら「あの人」が愛しくて、 どんなに好きだったか、実感させられている。 バカだよね…。
“本当に大切なモノは、失ってから始めて気づく”
まさしくその通り。 もう…、もう終わりなのにね…。 本当、バカだよね。
それから1時間くらいして、「あの人」が私の部屋に来た。
すいません、続きは、また次回…。
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2003年05月09日(金) ■ |
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この恋が終わった日 2 |
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“ 元カノのことが忘れられない ヨリを戻したい ”
そんな最悪なふられかたって、あり?
「なにそれ…?本気で言ってるの!?」
一気に頭に血が上る私。
「本気だよ。」
いたって冷静な「あの人」
「どうして!?どうして裏切るの!?」
その態度にますます逆上し、泣き叫ぶ私…。
元カノのことは、詳しくは知らないけど、ちょこっとなら知っていた。 5年間も付き合っていたんだってこと。 すごく好きだったこと。 ずっと忘れられなかったこと…。
敵うわけないって事は、承知してた。 5年間だもん。出逢って1年ちょっとの私が敵うわけない。 でも、それでもいいと思った。 いつかは越えられる。 「あの人」だって、元カノ以上に私のことを好きになれるって思ったから、 私と付き合ってくれたんだって思ってた。
でも…、違うの? だったら私たちは始めから、こうなるために付き合っていたの…?
“ 裏切られた ”
その思いだけが胸を駆け巡っていた。
「嘘でしょ!?」
何度も繰り返し聞く私。
「本当だよ。」
淡々と答える「あの人」
「私よりその女の方が好きなの!?」
「うん。」
「ヨリを戻したいの!?」
「うん。」
「私が邪魔になったって事!?」
「うん。」
「ふざけないで!!私は絶対に別れない!!」
「別れないって言ったって、俺はもう別れた気でいるから。」
「そんなの絶対に許さない!!その女となんて付き合わせない!!」
今思うと、自分でもみっともなくなるくらい、 私はむきになってわめき散らしていた。
ねぇ、あなたにとっての私の存在って、それっぽちのものだったの? あなたの胸は、ちっとも痛んでないの?
そのとき私は、本気で「あの人」を殺そうと思った。
その夜はそれで終わり。 でも、私達の別れ話は、まだ終わらない…。
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2003年05月08日(木) ■ |
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この恋が終わった日 1 |
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5月8日。 夜中の12時過ぎ、なぜだか突然思い立って、 私は「あの人」に電話した。
なにげない話をしながら、ふっとお互いが無口になった次の瞬間、 「あの人」が唐突に言った…、
「別れて欲しい。」
一瞬、頭の中が真っ白になった私。
「どうして!?なんで突然そんなこと言うの!?」
自分もどこかで別れを考えていたくせに、 いざ、むこうから言われると、ものすごいショックが襲ってきた。
「理由は!?」
目の前が真っ暗になって、本当にそのまま意識が遠のきそうになった。
どうして?なに?なんなの?何が起きてるの?
こんな裏切りって、あるの…?
それが、長い長い、週末の始まりだった。
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2003年05月06日(火) ■ |
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無意味な関係 |
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「あの人」に電話してみた。
相変わらず、言いたい事も言えない、 表面的な会話。
何も聞かない。何も言わない。 会えなかった、時間のこと。
寂しくて、虚しくて、 泣き出しそうだった。
でも、「あの人」はそんなこと、 ちっとも気づいてない。
もう、ヤダ。 もう、疲れた。
いつまでこんな、無意味な関係が続くんだろう…。
毎日は、ただ、ただ、寂しい…。
この苦しみから、逃げ出したい…。
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2003年05月05日(月) ■ |
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ウソツキ |
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ただいま…。 はい。「後輩」との旅行から帰ってきました…。
率直な感想は…、“楽しかった”。 別に、罪悪感とかは感じてない…、かも。
最近感覚が麻痺してきてるような気がする。 前は、「後輩」と会っている時、なんとなく胸が痛くて、 「あの人」に対して罪悪感を感じていた。 でも今は、全然てわけじゃないけど、たいして感じてない。
「あの人」には、“実家に帰ってきます"と言ってある。 “帰ってきたら連絡しますね。”って言ってあったっけ…。 連絡しなきゃな…。 でも、なんか疲れちゃったし、「あの人」と話したくない。
それに…、私は「あの人」に会ったら、また何でもない顔して嘘をつくんだ。 それが、苦痛…。
“久しぶりの実家はのんびり出来ました” って、にっこり笑いながら…。
そしたら「あの人」も、なんでもない顔して、笑いながら言うんだ、 “それはよかったね” って…。
もう解ってる。 「あの人」は私のことを疑ったりしない。詮索しない。 それはきっと、“信じてる”からじゃない。 “執着心がないから”なんだ。
もう解ってる。 そんな無意味なやり取り。上っ面だけの、作り物の会話。 叫びだしたいくらい、苛立ちを感じる…。
束縛のない自由は、“孤独”だね。 何回こんなことを繰り返しても、虚しくなるだけだって解ってても、 抜け出せない。 何度も何度もループしてる。
きっと、あなたの見ている私は、本当の私じゃない。 気づいて、気づいて…。 早く気づいてよ。 何かが、すべてが、壊れてしまう前に…。
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