人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2003年03月31日(月) ■ |
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スタート |
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後、数時間で私は本当に“学生”じゃなくなる。 「あの人」がこだわり続けた、“学生”と“職員”という壁は無くなる。
あんなに、遠く感じていた4月1日がもう目前に迫っている。 結構、あっけないものだね。
私は、明日から社会人になる。 幸か不幸か、私はまだ、大学のあるこの街に、「あの人」がいるこの街に、 残っている。 なんとか就職が決まったから、この街に。
やっぱり、私は“この街”を離れることが出来なかった…。
きっとここから始まっていくんだろうな…、って思う。 自分の人生…とかいうとちょっと大げさだけど、 本当の私の人生はここから始まっていくんだよな…って思う。
私には夢があるのですよ。いつ叶うか解らない、とてつもない夢なんだけど、 諦めたくない。 だから仕事も、給料は安いけど定時で帰れる、 自分の時間が取れやすい仕事を選んだ。
もうずっと追いかけている夢。 今度からは何も自分を守ってはくれない。 自分で自分を生かしながら、夢を追いかけていくんだ。 ぼんやりとしか解らなかった “夢を追いかける”っていうことの意味が、 “生きていく”っていうことの意味が、 少しずつ解っていくのかな…。
そう、思えばどんな時も自分にはこの“夢”があるから歩いてこれたんだろうな、 って思う。 この先、「後輩」とどうなるか解らないけど、 「あの人」と何かあるのか解らないけど、 私は、私の道を、私の足で歩いていくんだ。
強く、強くなろう。 そう、あらためて誓う。 「1人でも怖くない」そう思えた時、 初めて本当に「ダレカ」を大切に思えるのかもしれない…。 寂しいから、「ダレカ」を求めるような、そんな恋愛は、 もう、したくない。
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2003年03月17日(月) ■ |
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卒業〜「あの人」との事 |
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友達とは、夕方から飲みに行こう〜ということになったので、 私は着替えるために1回アパートに帰ろうとした。
いつもと同じように駐車場に向かう。 もう何度となく、繰り返してきた、その行為。 それも、もう、これで最後。
私は、ふっと一台の車の前で足を止めた。 「あの人」の、車…。 「あの人」に会えなくても、この車が見れるだけで幸せだったっけ…。 これも、もう、最後。
確かに、3月31日までは、ここの学校の学生だけど、 実質的には、今日で終わったも同然。 今まで私と「あの人」を唯一つないでいた、“学校”という絆は途切れた。 もう、偶然出逢える事もないんだ…。
「サヨウナラ。」
私は、あの人の車に向かって、そう小さくつぶやいた。
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2003年03月16日(日) ■ |
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卒業〜「彼女」との事 |
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私は教授の研究室をノックした。 中からは他の卒業生たちも来てるらしく、声が聞こえた。 そして、その扉を開けてくれたのは…、 「後輩」の「元カノ」だった…。
目が合って、一瞬、私達の動きは止まった。 だけど、すぐに彼女は気を取り直したらしく、
「こんにちは。」 そう言って、笑った。
情けないことに私は、まだ頭が真っ白だった。
「ありがとう。」
私は、それだけ言うのがやっとで、逃げるように研究室の中に入った。
教授が、私を見つけて微笑んだ。
「卒業、おめでとう。わざわざ来てくれたのか。ありがとう。」
研究室の中には、その教授のゼミ生たちが何人か集まっていた。 そのゼミ生の中には知ってる学生もいたので、 私はその人たちと教授と、少し話をした。
彼女は、ゼミの先輩たちを見送りに来ていたのだろう。
私は、居たたまれなくて、「もう少しゆっくりしていけばいいじゃないか。」 と言う教授の言葉に、「他にも挨拶に行きますから。」と、 つとめてなんでもない風に言って、研究室を出た。 結局彼女とは、会話らしい会話はしなかった。 「後輩」に紹介されてから、何度か会った事があるのに、 話をしないほうが、本当は不自然なのに…。
研究室を出た後、私は猛烈に後悔した。 どうして私は、彼女とちゃんと話をしなかったんだろう…。 これでは「H」との事と一緒だ。 後悔するくらいなら、話せばよかった。
彼女は、笑っていた。 私は、笑えなかった。 年下でも、彼女のほうがよっぽど大人だ。 最後くらい、ちゃんと…。言いたかった…、
「ゴメンネ。」
また、言えなかった。 そんな、簡単な言葉。
卒業だから、すべてが許される。 そんな風には思っていないけど、今日しかなかったのに、 彼女に、謝れる日は…。
涙が出てきた。 私は一人でトイレに行って、泣いた。 どうしてそんなに涙が出るのか、自分でも解らなかった。 でも、たぶんそれは、自分が“情けなすぎて”泣けたのかもしれない…。
もっと、早く大人になれればよかった。 もっと、上手に振る舞えればよかった。 もっと、人の気持を考えて行動すればよかった。
同じような後悔が、胸の中を渦巻いている。 この後悔は、一生消えない。
出逢い方が、「後輩」の「彼女」じゃなかったら、 本当に可愛い“後輩”として、仲良くなれたかもしれない…。
もうそんなのは、遅すぎる“言い訳”だけどね…。
いつまでも泣いてはいられない。 私は涙を拭いて、友達のいる所に戻った。
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2003年03月15日(土) ■ |
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卒業〜「H」との事 |
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3月15日は卒業式だった。
朝から、あいにくの雨。 なんだかすごく、悲しい感じがしてくる。
泣いても笑っても、これで最後。 この大学のキャンパスで過ごす生活。
私は、長い学長の話の最中に、ぼんやり今までの事を思い出していた。 大学に入学したばかりの頃の、期待と不安。 仲間と夜中まで騒いだ事。 夏に海にゼミ合宿に行った事。 「H」と出逢った事。 「あの人」との事。 「後輩」との事。
ただ、学校を“卒業”するだけじゃない。 今日は、いろんな事からの“卒業” もっと、もっと、強くなるために…。
最後に、「H」とちゃんと話そうかと思った。 でも、実際に顔を合わせると、お互い、何も言えなかった。 その後、「T君」に言われた。
「最後くらいちゃんと話さないと、絶対後悔するよ。」
その言葉に、私はハッとした。 私は、今までずっと逃げてきた。「H」とちゃんと話をする事から。 これじゃ、ダメだ…。
でも、面と向かう勇気はなかった…。 私は「H」にメールした。
“もう、恋愛感情はないけど、仲間として、これからも応援してる。頑張れよ! それから…、いろいろゴメンネ…。”
「H」からの返事。
“俺こそ、ごめんな。またいつか笑顔で再会しような。じゃあな、元気でな。”
不思議なほど、胸が軽くなっていった。
“ごめん”
たったそれだけの言葉。 ずっと言いたかったセリフ。 ずっと言って欲しかったセリフ。
涙が、出そうになった。
もっともっと早く、私が大人になれればよかった。 もっと上手に振る舞えたらよかった。 もっと早く「H」との関係を修復できてたらよかった。
ごめんね、「H」。「H」だけが悪いんじゃない。 私も、ずっとずっと「H」を苦しめていたんだよね。 最後の最後で、やっと修復できた。 最後だから、出来たのかもしれないね…。
それから私は、お世話になった職員の方や、教授に挨拶に行った。
「後輩」の昔のゼミの指導教官には、私も可愛がっていただいていたので 研究室に挨拶に行った。 その時…、
その教授は、彼女の今のゼミの指導教官だったんだ…。
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2003年03月14日(金) ■ |
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キミの涙 |
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最近は、卒業式間近なので何かと忙しく、 ちょくちょく実家に帰ったりもしてた。 「後輩」にも会ってなかったし、 電話がきても長く話せずすぐに切ってしまったりしていた。
そんな日々が続いた、昨日…。
私は例によって上の空で「後輩」の話を聞いていた。 すると…、突然、黙り込む「後輩」。
あ、まずい怒ったかな? そんな風に思いながら、 「もしもし、ごめんごめんちゃんと聞いてるよ〜。」と言うと…、 受話器の向こうからは、すすり泣いているような音が…。
私 「ちょっと、泣いてるの!?どうしたの!?」 後輩「何か、悲しくなった…。」 私 「ごめんね。最近忙しくてちゃんと話し聞いてなかったから…。」 後輩「そうじゃないよ、それは解ってる…。 ただなんか…、もう翼が帰ってこない気がして。」 私 「どこから?実家から?ちゃんと帰ってきたじゃん。」 後輩「そうじゃないよ。誰かのところに行ってしまって、帰ってこない気がして…」
「そんなわけないじゃん!」 私はなんでもない風にそう言ったけど、内心はギクッとしていたんだ。 確かに最近“忙しいから”「後輩」に会ってなかったのは事実だけど、 理由はそれだけじゃない…。
“あの日”から、「あの人」から電話があった“あの日”から、 自分でも解ってる、私はどこか“おかしい”。 しばらく治まりかけてたのに、また「あの人」の事を考えて気持が乱れ始めた。
「後輩」は「あの人」から電話がきた事なんて知らないけど、 そうやって揺れている私の気持を、敏感に察知したんだ。
やっぱり、ちょっと違うよね…。
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2003年03月08日(土) ■ |
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この恋はまだ終わらない |
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「あの人」からの電話は2回来た。 どちらも出なかった。 「あの人」の番号は自分の携帯から消していた。 だからすぐには解らなかった。
夜が明けて土曜日、友達と午後から会う約束をしてたから、 お昼前に「後輩」とは別れた。 それから、私は「あの人」に電話をかけなおすか、猛烈に悩んだ。 せめてメールだけでもしようかと思った。 でも…、やめた。
それから友達と会って、夜の12時近くに帰ってきた。 私は、また悩み出した。 「あの人」に、電話するかどうか…。
でも、 「いまさら電話してどうするの?」 そんな考えが頭をよぎった。 いまさら、話す事なんてない。 もし、話したとしても、また同じような言い争いをして、 心が傷つくだけ…。 そう自分に言い聞かせてた。
本当は…、声が聞きたい…、会いたい…? 今、「あの人」の声を聞いたら、 涙が、溢れてしまいそう。 あんなに腹がたっていた事も、絶対に許さないって思ってた事も、 すべて簡単に許してしまいそう。
正直、「あの人」に電話しなかったのは、 “自信”がなかったから。 「あの人」の声を聞いても、 もう気持は燃え上がらないという“自信” 「あの人」の声を聞いても、 それでも私はやっぱり「後輩」が好きと言い切れる“自信” なかった…。
まだ、この恋は終わりそうもない…。
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2003年03月07日(金) ■ |
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その電話は・・・? |
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今夜は金曜日。 明日は「後輩」のバイトが休みだ〜。ってことで、 私の部屋で、2人でごろごろしていた。
そんな、PM11:00 突然私の携帯がなった。 画面を見ると、登録されていない番号。
「誰…?」
不審に思って出なかった。 でも、そこではっと気がついて、手帳のアドレスのぺージをめくった。
「まさか…!?」
そう…、その、まさかだった…。
出れるわけないよ。出れるわけないじゃん。 タイミング悪いね…。 もう、話す事もない…じゃない…。
どうして…?胸が痛いよ…。 今夜は「後輩」がいるし長く書けないので、また詳しい事は書きます…。
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2003年03月03日(月) ■ |
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深い想い |
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数年前のこと。 初めて“彼氏”という存在の人が出来た時、 私はその人にのめりこんでいった。自分のすべてを傾向けていた。 心が壊れそうなくらい、“愛しすぎて”いた。 別れた原因も私がその人を“愛しすぎた”せい。 その当時の私は、本気で何もいらないと思っていた。 友達も、家族も、夢も、未来も、その人がいれば何もいらなかった。
でもある時、ふと気づいた。 “これじゃダメだ”って。 今私がやるべき事は、こんな事じゃない。 このままじゃ、自分の未来がダメになる。 そう思って、私はその人から離れた。
それから、私はその人以上に誰かを愛した事は無い。そう思う。 確かにそれ以降に付き合った人だって、本気で好きだった。 でも、あんな風に心が壊れそうなほどの感情は、感じた事は無い。 もう2度と感じたくも無いけど…。あんな苦しい思いをするのは嫌だ。
最近の「後輩」を見ていると、その頃の私が重なる。 自分で言うのもなんだけど…、 「後輩」のすべてが、思いっきり自分に向けられているのを強く感じる。 きっと彼は、あの頃の私と同じ。“愛しすぎて”いるんだ。
嬉しい? そうこれはすっごく嬉しい事。 それだけ“愛されてる”なんて幸せだよね? そう、そうだよね…。 だけど私は…、
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2003年03月02日(日) ■ |
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「あの人」のカケラ |
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久々の日記更新です。 実は私、引っ越しましてそれでバタバタしてたので…。 詳しい事はまた後日の日記にでも…。
「後輩」とは、相変わらずよく一緒にいます。 私が後数日で卒業だし、4月になったら平日は会えなくなるし、 一緒にいられるのは今くらいしかない。
が!! 今日から「後輩」はバイトに行っているのです…。 そのバイトってのが、私が「あの人」と出逢うきっかけとなった、 大学校内の短期バイトなのですよ…。 よりによってなんで「後輩」なんだか…。 まぁこればっかりは、大学側からのスカウト(?)なのでなんとも言えない。 3月と4月だけのバイトなんだけど。 「あの人」と「後輩」が顔を合わせる確立は、限りなく100%に近い。 だからってまぁ、何も無いだろうけどさ。 「後輩」は「あの人」の事を知ってるけど、「あの人」は「後輩」の事を知らない。
「あの人」、元気でいるのかな? もう1ヶ月くらい、ずっと見かけてない。
まだ時々、「あの人」の事を思い出して、ふっと寂しくなる時がある。 「あの人」のカケラはまだ、 私の頭の中に、胸の中に、残っている…。
でも、会いたくなってどうしようもなくなる衝動や、 メールをしたいとか電話をしたいとか思う気持は無くなった。
まだ上手に、私は「後輩」に“好き”とは言えないけど、 いつかは心から、いつかは「後輩」だけに、 自分のすべてを傾けていきたい。
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