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2007年10月01日(月) ■ |
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女王国の城(有栖川有栖) |
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●読了:女王国の城(有栖川有栖) 舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。江神シリーズ待望の書き下ろし第4長編。
日曜日の午後に一気に読了。 さすが有栖川、とても読みやすくて長さを感じなくて、あっという間に読み終わってしまった。今までの学生アリス3編と比べて、「気持ち悪かった」という印象が強い。カルト宗教の関係者ということで(常連以外の)登場人物が揃って狂ってるようなキモチワルさ。神倉の人たちの言動が変なので、読んでいてストレスがたまる。 作家アリスはいつも肩の力が抜けてて気楽なのに比べて、学生アリスは作者にとってとても大事なものだと思うので、それが強烈ににおってくるというか・・・。
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