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2006年11月28日(火) ■ |
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シンデレラ・ティース(坂木司)読了 |
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●購入&読了:シンデレラ・ティース(坂木司)¥1575 内容(「BOOK」データベースより) サキは大学二年生。歯医者が大嫌いなのに、なぜかデンタルクリニックで受付アルバイトをすることになって…。個性豊かなクリニックのスタッフと、訪れる患者さんがそれぞれに抱えている、小さいけれど大切な秘密。都心のオフィス・ビルの一室で、サキの忘れられない夏がはじまる。
歯医者さんが舞台という、ちょっと変わった設定の本。話の形は『切れない糸』と同じ。軽いミステリ仕立てになっていて、主人公の性格は天然系、それに近しい人物が探偵役になり、日常のありふれたちょっとした謎を解いていくうちに、いろんなことが少しずつ変わっていくという。今回は主人公のサキと探偵役に当たる○○さんの「恋愛」という要素が入っているのが、今までの本と違っていると思った。・・・今どき珍しいくらい初々しいカップルだ。
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2006年11月23日(木) ■ |
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The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)読了 |
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●読了:The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones) 一気に読了。やーおもしろかった。 話の舞台はCharmed Lifeから1年後。主人公はキャットで、対するヒロイン役にはMarianneという女の子が出てくる。MarianneはPinhoeファミリーで唯一の女の子(従兄弟たちはみんな男ばかり)で、おじ、おば、いとこが沢山いる。Marianneは巻き込まれ型だ。ジョーンズさんお得意のすごい女の子じゃなく、わりと普通の「よい子」で、"Charmed Life"の時のキャットのように周りに振り回される役回り。その中でなんとか我を通そうとするけれど、なかなか上手くいかない。 冒頭はMarianneと弟のJoeが祖母の家に呼び出されたところから始まり、夏休みの間、Joeはお城(Chrestomanci Castle)へBoot Boyとして働きに行くように、Marianneは祖母の見習いとして通ってくるように言いつけられる。ところが、その直後に祖母が恍惚の人になってしまって、Pinhoeファミリーは大騒ぎ。当然、これにも本当は裏があるのだけど、とにかくMarianneの夏休みはこうして始まった。 キャットはわりと独立独歩でたくましくなっていた。今はもう自分に力があることを受け入れて「ま、なんとかなるさ」的な気楽さがある感じ。クレストマンシーにもたよりにされているようだし・・・。あと、動物が沢山出てくるのが印象に残った。猫だけでなく、他にもジョーンズさん定番の動物が・・・。
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2006年11月22日(水) ■ |
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The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)@12/21章 |
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●読書中:The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)@12/21章 おもしろい〜〜! 終わりまで一気に読めるかも。うーむ、洋書にハマるのは4月以来8ヶ月ぶりだ・・・。 主人公はキャットで、Chrestomanci Castleとその周りが舞台。カプローナの舞台が「イタリアのカプローナという町」に限定されていたのと同じように、本書ではChrestomanci Castleとその周囲何キロかが舞台になっている感じ。異世界が出てこないので「物語の規模が小さい」とも言えるけど、今までの話でChrestomanci Castleの従業員ひとりひとりや、ご近所に住む人たちなんて出てこなかったのを思えば、これは新しい角度から描いた話なんじゃないかなと。 キャット・・・いやー、前よりは成長しているけれど、でもやっぱりキャットだわ・・・。今回はクレストマンシーとキャットがどうも似ている感じがしてしょうがないなあ。タイトルの"Pinhoe Egg"に笑った。猫も当たり前のように何匹も出てきて話を引っかき回してるし、キャットの愛馬なんか主張激しくて笑っちゃうし、すごい動物王国状態。ていうか、キャットは動物に好かれる性質なんじゃ・・・。
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2006年11月21日(火) ■ |
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The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones)読み始め! |
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●読書中:The Pinhoe Egg(Diana Wynne Jones) 読み始めたら、面白い。今までのクレストマンシーの長編の中では、カプローナに一番似ているような? Pinhoe一族という大家族の女の子Marianneが主人公で、おじさんおばさんたちが次々出てくるドタバタ感がそっくり。名前が覚え切れん。 「(Pinhoe一族の女は)非常事態が発生した時、まずサンドイッチを作る」というところで吹いてしまった。長老のような立場にある祖母が倒れた時に何が起きたかというと。最初に村中からおじさんたちが走って駆けつけてきて、それに一歩遅れてサンドイッチのつまったカゴを持ったおばさんたちが走ってくる。一番最初に駆けつけたMarianneの母でさえ、トーストと卵とカラシナが入っているらしいかごを持っていた! うはははは、おもしろすぎる。こういう濃ゆい一族がクレストマンシー城の周りを固めているわけか。怖っ!
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2006年11月20日(月) ■ |
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リプレイ(ケン・グリムウッド)読了 |
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●読了:リプレイ(ケン・グリムウッド) 内容(「BOOK」データベースより) ニューヨークの小さなラジオ局で、ニュース・ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、身体は25年前のもの。株も競馬も思いのまま、彼は大金持に。が、再び同日同時刻に死亡。気がつくと、また―。人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の、意外な、意外な人生。
積読本消化。なかなか面白かった。 なんともシュールな話だ。ストーリーは↑の通り。記憶があるまま昔の自分に戻るわけだから、過去が変えられるのは当たり前で、ジェフの一生は何度やっても同じにならない。人生の一番濃い時期を駆け抜けるように一気に語っては、また学生時代の自分に戻る。そうやって何度もやり直すうちに、徐々に変化や法則性が見えてくるというわけ。 これ、どうやって終わらせるのかなと思ったけど、なるほどね。
●雑談 ・・・家中がハッカの香り。昼間「ねずみ小僧」を家中にまいたら、今夜は音がほとんどしない。時々、忘れた頃に天井裏でゴソゴソ音がするけど・・・このままうちを出て行ってくれないかなあ。ていうか、天井裏で弱ったまま死んだらどうしよう。早く出て行け。出て行ってくれ!
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2006年11月19日(日) ■ |
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●雑談 最近、夜になると、家の天井裏と壁の中で、多分ネズミが運動会を始めるのでうるさいです。ゴトゴト、ゴソッゴソゴソゴソッ、トントントントントントン、パタパタパタパタ・・・。壁の中や天井裏を縦横に移動していきます。困ったなあ・・・。夜、あんまりうるさいので壁をガンガン叩いてやりましたが、どれだけ堪えてるやら。ていうか、かえって迷惑かも。ねずみ小僧買ってきます・・・(−−ヾ 自分の部屋に現れたら、どんなに小さいのでも悲鳴を上げて逃げてしまう自信がある。二階堂は正しい!
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2006年11月18日(土) ■ |
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切れない糸(坂木司)読了 |
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●読了:切れない糸(坂木司) 内容(「BOOK」データベースより) 俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋さ。新井と洗いをかけた「アライクリーニング店」が屋号。年じゅうアイロンの蒸気に包まれて育った俺は、超寒がりときている。大学卒業をひかえたある日、親父が急死した。就職も決まっていない俺は、しかたなく家業を継ぐことに。おおざっぱな性格の母親、アイロン職人のシゲさん、そして長年パートとして店を盛り立ててくれている松竹梅トリオの松岡さん、竹田さん、梅本さんに助けられ、新たな生活がスタートしたんだ。目下のところクリーニング品の集荷が、俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところが、あるお得意さんから預かった衣類は…。『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』で絶賛をあびた坂木司待望の新シリーズ。
おもしろかった。人死にの出ないミステリ。こういうのもコージーミステリというんだろうか? 東京下町の商店街の一角にあるクリーニング屋さんの二代目を継いだ新井和也という青年が主人公。クリーニング店のお客が出す洋服に関連して色々な謎が生まれて、それを探偵役の沢田(新井の友人)が解決するという形。どの謎も深刻なものではなくて、解決してみれば「よくある話」なのだけど、話が進むにつれてどんどん友達の輪が広がっていくのが面白いと思った。登場人物がどんどん増えていく(^^; 今回の主人公は普通っぽくて、どちらかというと天然系でお気楽、可愛がられて育ったというか、育ちが良いというか、人を悪意に解釈することを思いつかない感じの性格みたいだ。新井の近所に住む友達の沢田は屈折している感じ。探偵役だし、スナフキンだし。 坂木司といえば『青空の卵』から始まる坂木&鳥井のシリーズの作者。あっちはもう書かないのかなあ。
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2006年11月05日(日) ■ |
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白鳥異伝(荻原規子)読了 |
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●読了:『白鳥異伝(上)/(下)』(荻原規子)
内容(「BOOK」データベースより) 双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は“大蛇の剣”の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける…」大巫女の託宣に、遠子がかためた決意とは…?ヤマトタケル伝説を下敷きに織りあげられた、壮大なファンタジーが幕を開ける。
一気読み。
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2006年11月02日(木) ■ |
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空色勾玉(荻原規子) |
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●読了:空色勾玉(荻原規子) 出版社 / 著者からの内容紹介 輝の大御神の双子の御子と、闇の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也。輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、〈剣の主〉稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…。神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に、絢爛豪華に織り上げられた、人気沸騰のファンタジー。人気画家・佐竹美保の絵で飾られた、待望のノベルズ版! *荻原規子ウェブ日記
目が回るほどおもしろかったので、『薄紅天女』と『白鳥異伝』を注文してみた。勾玉三部作は中高生の頃に読んだ記憶がうっすらとあるのだけど、内容はすっかり忘れていて「こんな話だったの?」という感じ。今読んでみると、わりとセクシャルな匂わせがあるのに気がついて、なるほどと思った。・・・全然違う話と感じても不思議はないかも。
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2006年11月01日(水) ■ |
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▲アヒルのワルツ 「新曲アヒルのワルツ特集」→「ミュージックビデオを見る」 新しいCMソング、好きだなあと思ってたら、公式サイトで全曲聴けるのを知った。面白っ!いいなあ、ほのぼの〜。アヒルのオルゴール素材がいいなあ。オルゴールのハンドルをまわすと音が出るのか・・・。
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