☆検索して来た方、探しものは【HOME】右下のサイト内検索へ
最新 目次 MAIL

読書記録 / BBS
気になる本
雑記帳
みどりのアンテナ

Yesterday : Today


Amazon.co.jpへ


日記 Days Full of Excitement and Joy
みどり
MAIL
HOME



My追加


エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2005年12月31日(土)
2005年のまとめとおもしろかった本

≪読了冊数≫
洋書29冊 9,426 p
和書72冊 24,078 p

≪2005年 おもしろかった本≫ ★は特に印象に残っている本
▲ファンタジー
Od Magic(Patricia A. McKillip)★【未翻訳】
The Tower at Stony Wood(Patricia A. McKillip)【未翻訳】
Conrad's Fate(Diana Wynne Jones)★【未翻訳】
Harry Potter and the Half-Blood Prince(J.K. Rowling)【未翻訳】
Stravaganza : City of Flowers(Mary Hoffman)【未翻訳】
The Goose Girl(Shannon Hale)★【未翻訳】
Wizard at Work(Vivian Vande Velde)【未翻訳】
A Walk in Wolf Wood(Mary Stewart)
Wyrd Sisters(Terry Pratchett)
Reaper Man(Terry Pratchett)
ラピスラズリ(山尾悠子)
“柊の僧兵”記(菅浩江)
琥珀枕(森福都)

▲ミステリ
スクランブル(若竹七海)
ななつのこ(加納朋子)
春期限定いちごタルト事件(米澤穂信)
クドリャフカの順番 : 「十文字」事件(米澤穂信)
建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ(篠田真由美)
Death by Darjeeling(Laura Childs)

▲その他
おまけのこ(畠中恵) 時代もの
老ヴォールの惑星(小川一水)
疾走!千マイル急行(小川一水)
比類なきジーヴス(P.G.ウッドハウス)
M8(エムエイト)(高嶋哲夫)
Charming the Prince(Teresa Medeiros)★【未翻訳】
The Day of the Storm(Rosamunde Pilcher)
 *2004年のまとめ
 *2003年のまとめ
 *2002年のまとめ ページの一番下
 *2001年のまとめ
 *2000年以前はありません。

ファンタジーの面白かった本の作者が何年も前から変わってないのがバカだ・・・。進歩が無いというか、1年なにやってたんだというか。全体的に今年は不作。2005年は読んだ冊数が少なすぎる。洋書30冊以下って屈辱的な数、ありえない!2004年の半分の冊数しか読んでいないわけだから仕方ないけど、今振り返って「これは面白かった!」と自信を持って語れる本が少ないのが悲しいなあ。



2005年12月30日(金)
水晶球を抱く女 : 英国妖異譚12(篠原美季)

●読了:水晶球を抱く女 : 英国妖異譚12(篠原美季)
父、ベルジュ伯爵が倒れ、急遽フランスに戻ってしまったシモンにユウリは不安と寂しさを募らせる。一方、予知能力(プレコグニシヨン)のあるシモンの異母弟アンリは、ベルジュ家が崩壊するのを見てしまい、父の部屋に残された金貨を手がかりに原因をさぐろうとする。突然アシュレイと一緒に現れるアンリ……。金貨の意味は!?イギリス、フランス、イタリアを舞台に、アンリの出生の秘密が明らかに!!

新刊。今回はシモンの家族編。シモンの両親、謎だったアンリの母とアンリが生まれた経緯、ベルジュ家のきょうだいたちについてかなり多くの事が分かる。竹の花 赫夜姫伝説はユウリの家族編だったし、この調子だとそのうちアシュレイの家族編もありそうだ。今回もちょろっと言ってたし。シモンとユウリのラブシーンが印象に残った!(違
冒頭で分かることなのでネタバレしてしまうと、タイトルの「水晶球を抱く女」とはアンリ(シモンの異母弟)の母マリアのことだ。北イタリアに住んでいたロマで、水晶を使った預言が決して外れないと有名だった女性だそうな。ロマ、名前はマリア、有名な預言者。恋に生きた女性、黒い巻き毛。・・・。そういえば、『ツーリング・エクスプレス』(河惣益巳)のキャラクターに昔そういう女がいたなぁ。



2005年12月29日(木)
帰宅報告

帰宅しました。行き先は伊豆でした。のんびりまったり。旅先でこんなにゆっくりできたのは生まれて初めてじゃないだろうかというほど。ビーチラインとスカイラインを走ってきましたよ。山道は下り坂になると車が御せない感じがしてまだ怖いんだが、まぁちょっとは慣れてきたような?

チャングム(BS2集中再放送)が終わってしまったーー!!うわあん。これから何を励みに毎日がんばればいいんだろう(T▽T) 心の支えだったのに〜。←大真面目なんです・・・。

(12/30追記)
親戚の家に餅つきに行ったところ、祖父がチャングムをDVDで録画しているのを発見。あの几帳面さには本当に頭が下がる。とりあえず1〜12話までコピって来ました。(`∀´)けけけけけ

●アマゾンから到着 和書1冊¥662 洋書1冊¥1924
水晶球を抱く女 : 英国妖異譚12(篠原美季)
I, Coriander(Sally Gardner)

"I, Coriander"は21×14cmで、日本の普通の単行本と同じサイズ。アメリカの本によくあるバカでっかい本は勘弁だけど、この大きさなら持ち歩けるのでOK。



2005年12月28日(水)
富豪刑事(筒井康隆)

●読了:富豪刑事(筒井康隆)
キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくわえた富豪刑事こと、神戸大助が難事件を解決してゆく。金を湯水のように使って。
*本書は今年のはじめ頃に主人公を女性に置き換えてドラマ化されたらしい。

家が大富豪で職業が刑事という神戸大助が、金を湯水のように使いつつ事件を解決していくというぶっ飛んだ設定のミステリ。「キャデラックを乗り廻し、ハバナの葉巻をくわえた・・・」なんて言うから嫌味なヤツかと思ったらそうじゃなくて、鈍いけど性格いいし、腰も低いし、全然普通。ただ金の感覚がぶっ飛んでいる。このぶっ飛び具合と、神戸刑事が言い出す奇抜な事件の解決法が可笑しくて笑いながら読んだ。
筒井康隆の本は(たぶん)始めてだったんだが、上手な作家だなと思った。文章で笑いを取る技術とか、とつぜん場面転換されていても混乱しない書き方とか、その辺が印象的。他の本も読んでみようと思う。



2005年12月27日(火)
美貌の帳 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)

●読了:美貌の帳 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)
感想はこちら

出版社/著者からの内容紹介
美しさは罪なのか? 修羅の舞台の幕が開く
伝説の名女優・神名備芙蓉(かんなびふよう)が28年ぶりに復活。伊豆の会員制高級ホテル「オテル・エルミタージュ」で三島由紀夫の『卒塔婆小町』を演じ、老婆から美女へ見事に変身してみせる。だがその後、演出家の失踪、ホテルオーナー天沼龍麿の館の放火、芙蓉への脅迫と怪事件が相次ぎ、さらなる惨劇が!? 京介の推理が40年に亘る愛憎を解く!



2005年12月25日(日)
灰色の砦 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)

(ちなみにまだ旅行中)

●読了:灰色の砦 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)
 ≫感想はこちら

≪内容(「BOOK」データベースより)≫
19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家族的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の一人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。その背後には天才建築家・ライトの謎が。


●購入本 和書1冊¥790
美貌の帳 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)

ブックオフを探すのが面倒で、つい新刊で買ってしまった。うおー!なんか負けた気分だ〜(違



2005年12月24日(土)
Tamsin(Peter S. Beagle)@10/27章

●読書中:Tamsin(Peter S. Beagle)@10/27章
おもしろいー。
面白いんだけど、前置きが長くて語り口がちょっとクドイか。私としてはそのぐるぐるした所が面白いと思うんだけど、これは好き嫌いがあるだろうな。わりと哲学的だったり、反抗期の少女が屁理屈をこね回してる風なところもあるようだし。
先ほど9章でようやく"Tamsin"が登場。タイトルの"Tamsin"は、表紙にいる白猫のことだったらしい。失礼、Tamsinはジェニーが引っ越してきた家(古い農場)に憑く女の人の幽霊の名前だった。白い猫はTansinの飼い猫。本物と変わらない猫なんだけど、ちょっと使い魔みたいな。黒猫は主人公の女の子ジェニー(13才)の飼い猫ミスターキャットだ。



2005年12月23日(金)
レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」

しばらく旅に出ます。年内には帰ります。一ヶ所に滞在して、本を読んでゆったり過ごす予定。

レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」
【12月23日 (金・祝) 12:30 東京国際フォーラム】の回を見た。出かける日とバッティングしたのは頂き物のチケットだからで、大好きなくるみ割りを無駄にする気はサラサラなく、バレエ鑑賞向きの服を着たままバッグを持って出かけたよ(^^;
先週、牧阿佐美バレエ団を見たばかりなので、どうしても比べてしまう。やっぱり全体的に、レニングラードの方が完成度が高いな、と思った。今回の振り付けで驚いたのは、くるみ割りの人形が等身大のお人形、つまり人間がやっていたこと。これは初めてのパターン。普通、マーシャがドロッセルマイヤーからもらう「くるみ割り人形」は、抱えられる大きさの人形を使うもの。そして各国の踊りのダンサーたちも「ドロッセルマイヤーの作った人形」という設定になっていて、第二幕の冒頭で静止していた人形たちが動き始める場面が挿入されていた。中国の踊りも、トレパックもあし笛も、振り付けそのものが人形っぽい。ドレスを着た西洋人形が円盤の上をクルクル回っている風だったりして。個々の踊りの難易度・完成度はイマイチだと思ったのもあるけど、全幕を通してストーリーの辻褄がキッチリ合っていたのが印象に残った。なるほど、確かにこういう解釈の振り付けもありだよな。



2005年12月22日(木)
陰陽師 : 瀧夜叉姫(夢枕獏)

●読了:陰陽師 : 瀧夜叉姫(夢枕獏)
都に連続する怪しげな出来事。その事件が、やがて恐るべき陰謀へ繋がり始める。都の存亡の危機に晴明、博雅が大活躍する傑作長篇

おもしろかった。【夢枕獏の陰陽師シリーズ】を久しぶりに読んだ。
都で不可解な事件が連続して起き、上巻は個々の事件を描くのに終始する。その解決に引っ張り出された清明が、約20年前に起きた出来事との関連を指摘し、下巻は全体で大きな事件になっていく。源博雅や蘆屋道満らお馴染みの登場人物たちも出てきて話に絡んでいく。いつもの
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
という場面もちゃんとあるし。無駄と思える部分もあるけど、おおむね満足できる長編だった。このシリーズで本格的な長編は初めてでは(『生成り姫』も一応長編だけど、あれは短編を薄〜くひっぱりのばして無理やり文字をうめたみたいな本だった)。

●購入本 洋書1冊¥867 和書2冊¥900 その他¥3480
アタゴオルは猫の森 9(ますむらひろし) マンガ
Flowers in the Rain & Other Stories(Rosamunde Pilcher)
センシティブな暴君の愛し方(秋月こお)
灰色の砦 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)¥400 ブックオフ
スキージャンプ・ペア オフィシャルDVD

アタゴオルは、先月発売されていたのに数日前気がついて買った。洋書はピルチャーの短編集。篠田真由美の建築探偵はブックオフで、明日からの旅行に備えて購入。スキージャンプペアDVDは・・・そのうちレビュー書きます、多分(^^ヾ



2005年12月21日(水)
Tamsin(Peter S. Beagle)@4/27章

●読書中:Tamsin(Peter S. Beagle)@4/27章
ピーター・S.ビーグルの未翻訳本を読み始めた。2000年の世界幻想文学大賞ノミネート作品。この本が今年最後の洋書になるかな? 『心地よく秘密めいたところ』は以前途中で放り出したままなのに、この本を買ったのは、アマゾン・コムで読んだ冒頭の文章がとても素敵だったから。
When I was really young, if there was one thing I wanted in the world, it was to be invisible.
そのまま引き込まれてどんどん読みたくなってしまったので、不思議な猫が出てきて、英国のお屋敷が舞台になるらしいことまで調べて、面白そうだと思って買ったというわけ。英語が読みやすくてビックリ。素敵!

内容は、主人公の女の子がイギリス・ドーセットのStourhead Farmに住んでいると語る。ニューヨーク在住の母子家庭だったのが、中学生の頃に母親の再婚でイギリスへ来たらしい。最初しばらくはイギリスへ来るまでの経緯になっている。彼女はミスター・キャットという名前の雄猫をとても可愛がっていて・・・



2005年12月20日(火)
Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)

●読了:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)
主人公の少年チャーリー・ボーン(10歳)はある日、仕事から帰ってきた母に渡された写真から、話し声が聞こえるのに気がつく。じっと耳を済ませると、赤ん坊の泣き声、会話のひとつひとつまでがハッキリと聞きとれた。その様子を見ていた(父方の)祖母Grandma Boneは3人の妹(大おば)たちを家に呼び、チャーリーのテストをすると言う。テストに合格すれば、チャーリーはBloor's Academyへ入学することになるのだと。

シリーズものでこの本1冊では根本的な謎が何も解明されていないので、今の段階では評価は出来ないけれど、続きを読んでみようかと思う程度には面白かった。正直、この本にはあまり期待していなかったので、後半一気に読めたのがうれしい。
本書は主人公チャーリー・ボーンの住む町を舞台にしていて、学校、自宅、近所の幼馴染みの親友の家、本屋などが出てくる。最初はチャーリーの家の奇妙な家族構成、変わった親戚たち、Bloor's Academyへ転校することになる経緯。Bloor's Academyは魔法学校というより、(音楽、美術など)芸術系の高等教育機関といった雰囲気。「学校の経営者=敵」という構図は新鮮だった。
続きもできれば読みたい。



2005年12月18日(日)
バレエ『くるみ割り人形』

▲『くるみ割り人形』牧阿佐美バレエ団
バレエを見に行ってきました。ピーターライト版は久しぶり、主人公のクララが本当に子どもでかっわいい〜〜。可愛いけど、子どもが出るとやっぱり下手だね。ピルエットの着地がバラバラだったり、あげた足の向きがズレてたり、粗が目立った。大人のダンサーも高度な振り付けがなくて、なんだか全力を出し切っていないような印象を持った。くるみ割りってもっと迫力あるすごい舞台もあるのに、小さくまとまってる感じかな。
あと音楽もいちおう生オケではあるんだけど、メンバーがみんな学生バイトみたいな人たちだった!(^^; みんなすんごい適当な格好してて、中にはブラックジーンズにキャミソール、普段着っぽくブーツ姿の人がいてビックリ。先日、レニングラードの『椿姫』でビシッと正装したオケの人たちを見たばかりなので、余計に落差がね・・・。いや、とても楽しかったのは確かなんだけど、全体的にレベルが低いな〜日本のバレエ団ってこんなもんなのかな〜と考えされられた舞台でした。



2005年12月17日(土)
買い物 / Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)読了

なにか壊れたように密林で大量の買い物をしてしまった。そのうちの1冊、I, Coriander(Sally Gardner)は【marginaliaさん】のところで知った本で、ネスレ子どもの本賞(旧スマーティーズ賞)受賞作だそうな。144ページってわりと短いし。まだハードカバーなんだけど、楽しみ。


●読了:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)
おお、おもしろかった! 言っちゃ悪いけど、正直この本にはあまり期待してなかったから、後半で盛り上がって面白くなったのに驚いてしまった(^^;

(書き途中です〜)






2005年12月16日(金)
風街物語(井辻朱美)

●読了:風街物語(井辻朱美)
内容(「BOOK」データベースより)
魔法使いが造りだした幻想の街〈風街〉。あらゆる風が流れこむ街角には夢の破片が吹きよせられてさまざまな不思議が巻き起こる。「-- 風街は《夜》の山脈の背後にあり、世界のすみずみから風が夢を吹きこんでくる街である」。マジカル・ファンタジーの金字塔。


おもしろかった。
この本は新旧二つの版があって、地元の図書館にあった私が読んだ本は古い方。面白かったので、新版の『風街物語・増補完全版』(井辻朱美)をアマゾンで買うことにした。
内容は前半が表題作『風街物語』で、後半がエルガーノという吟遊詩人の物語になっている。『風街物語』は「風街」という街を舞台にしたショートショートを集めた連作短編集。風街の様子や、「架空の街を訪れる」という設定は『迷路の街で聞いた話』(井上直久)を連想した。山尾悠子みたいな幻想小説風なところがあって好き。文章はもっとずっと軽い感じだけど。

後半のエルガーノの方は、オリジナル作品というよりも、神話伝説の類の影響を感じる話が多かったような。そういうのはあんまり面白いと思わないんだよね・・・。翻訳者として有名な井辻朱美のオリジナル作品は、【ヘルメ・ハイネの水晶の塔】というライトノベルレーベルから出ている本を読んだことがある。これも神話っぽい話なので気に入らなくて、他の作品は読もうとしなかったのだけど、今回の『風街物語』でこういう話も書いてたのか〜と驚いた。

●図書館で貸出し中
妖怪伝説奇聞(東雅夫)
風街物語(井辻朱美)
コンプリート・ロボット(アイザック アシモフ)
オリヴィア・ジュールズ 彼女のたくましすぎる想像力(ヘレン・フィールディング)
他3冊。



2005年12月14日(水)
Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@211/345p

●読書中:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@211/345p
わりと面白いけど、微妙だなぁ。確かに学校が主な舞台になった「学校もの」ではあるけど、これが悪党の巣、というか嫌な奴らが学校を牛耳る居心地の悪い学校。こういうのは気分が悪い! 先生や経営側の大人が信じられないというのはキツイ。生徒の中に気の合ういい子もいるのが救いだが。
しかし2/3まで読んでも、まだ謎が解けないどころか、どんどん増えていくってどうよ。"Red King"が何なのか、Bloor's Academyはどういう場所なのか、チャーリーがもらった箱は何なのか? 

書き忘れていたけど、この本は"Red King"というシリーズの1巻。
#1:Midnight for Charlie Bone 翻訳『チャーリー・ボーンは真夜中に』1月発売
#2:The Time Twister
#3:The Blue Boa
#4:The Castle of Mirrors

UK版の表紙はDavid Wyattさんが描いてるので、私はそこから知って買った。赤の王か、BASARAを思い出すな〜。赤の王シリーズと呼ぼうかね(^^;

『ゲド戦記』アニメ化
すでに話題になっている通り、宮崎駿の息子、宮崎吾朗氏の監督で『ゲド戦記』をジブリでアニメ化するそうで。私はゲドは読んでないので、衝撃も感動も持ちようがないけど。魔女宅やハウルの例にならうなら、原作とはまったく別のものになるはずなので、LotRのように「原作を読んでるのに、アニメ(映画)の場面しか浮かんでこないよ!」ということにはならないはず。
*「ゲド戦記」制作日誌:ジブリ公式



2005年12月13日(火)
百万の手(畠中恵) / ターミナル

●読了:百万の手(畠中恵)
家族を助けるため燃え盛る家に飛び込み、そのまま正哉は帰ってこなかった。親友をしに追いやった放火犯の正体を必死に追う夏貴がつかんだ恐るべき真実とは? ファンタスティックな長編ミステリ。

まぁよかった。
テーマは面白いと思う。細部や暗い部分が巧みぼやかされているので、全体的に現実味があまりないけど、まぁ分かりやすいのはいい。主人公の親友・正哉が中間部で突然消えてしまったのがショックだった。前半は主人公・夏貴が正哉と二人三脚で放火犯を追う話になっているのが、中間部の事件を境に義父(母の再婚相手)に交代したまま話がどんどん進んだ。それまで夏貴と正哉の話として読んでいたから、戸惑ってしまった。

(書き途中。後日追記します)


▲DVD:ターミナル
東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。

引き続き映画祭り絶賛開催中。
おもしろかった。主役のトム・ハンクスが(じゃなかった)ビクターがいいー! 



2005年12月12日(月)
DVD:ポーラー・エクスプレス

▲雑記1
荻原規子氏の2005/12/11の日記のメガネ店って、東京オプチカル? 「彼」って店主の弓削さん? いや、私の時とまったく同じだから思っただけ。

▲雑記2
家族を巻き込んで編みものブームが到来中。毎晩テレビを見ながら編んで編んで編みまくるので、つい映画ばかり借りてきて観てしまいます。

▲DVD:ポーラー・エクスプレス

クリスマス・イブの夜、サンタクロースを信じない少年の家の前にあらわれた謎の機関車「ポーラー・エクスプレス」。車掌に誘われて渋々乗車した少年は、車内で他の子どもたちと合流。やがて急行は、森や凍った湖を通過し、そしてクリスマスの聖地・北極点へ!そこは、ほんの少しの勇気と信じる心があれば、どんな願いもかなう場所。地球のてっぺんを目指して猛スピードで走るスリルいっぱいのアドベンチャー。そして、数々の冒険の先には、きっと忘れられないクリスマスが待っている。ポーラー・エクスプレスへようこそ!


クリスマスもの。
急行「北極号」(クリス・ヴァン・オールズバーグ)をアニメ化したもの。3D映像になっていて、表情や景色や建物がとてもリアル。最初、しばらくはアニメだってことに気がつかなかったくらいリアル。(^^; 急上昇・急降下を繰り返すジェットコースター、北極では町の家と家の間を急スピードで駆け抜けたり、列車の屋根の上をスキーで滑ったりと迫力満点の映像の連続。¥2,383なら買ってもいいなぁ。あのクリスマスプレゼント、私も欲しい!



2005年12月11日(日)
Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@49/345p

●読書中:Midnight for Charlie Bone(Jenny Nimmo)@49/345p
主人公の少年チャーリー・ボーン(10歳)はある日、仕事から帰ってきた母に渡された写真から、話し声が聞こえるのに気がつく。じっと耳を済ませると、赤ん坊の泣き声、会話のひとつひとつまでがハッキリと聞きとれた。その様子を見ていた(父方の)祖母Grandma Boneは3人の妹(大おば)たちを家に呼び、チャーリーのテストをすると言う。テストに合格すれば、チャーリーはBloor's Academyへ入学することになるのだと。

来月、『チャーリー・ボーンは真夜中に』というタイトルで徳間書店から翻訳書が出るらしいので今のうちに読むことにした。だいぶ前にPBを買って、何度か読みかけては止めている本。
昔、Red Kingという王様がいて、偉大な魔法使いだった彼の10人の子どもたちが、王の持っていた才能の断片をそれぞれ受け継いだ。チャーリーと父方の親戚はその子孫にあたり、不思議な力を持っている、というのが本書の基本設定らしい。チャーリーの才能は写真から音を聞くこと? 厳密にはよく分からないけど、写真が撮影された前後の状況がわかるのかな。

Bloor's Academyは魔法学校? なんだか不気味なところがあってあまり楽しくはなさそうだけど。
*アシモフのロボットは、半分ほど読んでちょっと休憩(必ず再開するぞ!)。



2005年12月10日(土)
翡翠の城 : 建築探偵桜井京介の事件簿(篠田真由美)

●読了:『翡翠の城 : 建築探偵桜井京介の事件簿』(篠田真由美)
内容(「BOOK」データベースより)
長く一族支配が続いた名門ホテルで、内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が今も住む別邸・碧水閣の取り壊しをめぐり意見が対立、骨肉の争いに発展したのだ。湖に沈んだ焼死体、血染めの遺書。沼のほとりに佇む異形の館に封印された、百年にわたる秘密とは。桜井京介が鮮やかな推理で解き明かす。


おもしろかった。建築探偵桜井京介の事件簿シリーズの3作目、「翡翠の城」とは日光の丸沼近くの個人宅・碧水閣(へきすいかく)のこと。現在進行形で実際に起きている連続殺人事件と、昔起きた事件、ホテルの経営者一族の謎も、全て碧水閣という建物に関わっているという凝った作りになっている。事件は日光のあちこちで起きるので、京介たちが実際に碧水閣に居る時間はごく短いのだけど、全体を通して碧水閣が強い存在感を持っていると思った。
京介、蒼、深春に加えて、今まで話に出てくるだけだった彼らの先生=神代教授が初登場。さすが京介たちの先生と思うような大人物だった。いい先生だ〜! 暴走する3人を抑えることのできる貫禄がある反面、かなりはじけているところもあって素敵な人。舞台になっている日光周辺は何度も行っている所なので、場面が想像しやすかったのもあって、とても楽しんで読めた。真夜中に山道を30分歩く場面なんか、サラリと書いてあるけど実際はものすごく大変なはず。



2005年12月09日(金)
DVD:Shall we Dance ?

▲DVD:Shall we Dance ?(
美しい妻と娘との生活にちょっとギクシャクしたものを感じていた中年男性が、通勤途中の電車から見えたダンススクールの窓辺に佇む美しい女性にひかれ、スクールの門を叩く。そして踊ることの楽しさに目覚めた彼の退屈な日々はイキイキと変化していき…。
という周防正行監督の大ヒット作『Shall we ダンス?』をピーター・チェルソム監督がリメイクした。役所広司の演じた主人公をリチャード・ギア、草刈民代の演じたダンス教師をジェニファー・ロペスが演じている。


ああ、おもしろかったー。見てよかった。【日本版】と両方見ている母によると、アメリカ版は「インパクトの強いところをより強く」「エンターテイメント作品としてよく出来ていると思う」「音楽もいい」そうな。私は日本版を知らないので比べることはできないんだが、よくできた面白い映画だった。リチャード・ギア演じる主人公がいい味出してる。一緒に初心者クラスに入った2人も面白いし、ダンナの浮気を疑ってしまう奥さんも素敵な人だし。最後のバラを持って奥さんの所へ来る場面、インパクトありすぎ。大笑いしつつ感動してしまった。なんだか観終わって幸せな気分でした。



2005年12月07日(水)

風邪ひきました。今週は省エネ営業でまったり中です。


2005年12月06日(火)
DVD:スチームボーイ

▲DVD:スチームボーイ
大友克洋による劇場用長編アニメ(2004年公開。時は19世紀半ば、舞台は世界初の万国博覧会を控えたイギリス。少年レイは、祖父ロイドと父エディが発明した謎の球体・スチームボールを手にしたことから、アメリカのオハラ財団の手の者に捕われる。連れて行かれたのは、巨大な機械の要塞・スチーム城。そこで財団は、超高圧の蒸気を封じ込めたスチームボールの力を武器として売りさばこうとしていた。レイはそれを阻止しようとするが…。

19世紀末のロンドンを舞台に、主人公の少年レイと財閥の御令嬢、そして最終的にはロンドンを破壊してしまうマッド・サイエンティスト約2名(レイの父と祖父)とその他大勢がぶつかり合う話。
おもしろかった。大友克洋というと私の中ではなんとなく未来もの(?)なイメージだったんだが、これは英国紳士とドレスを着たご婦人方が沢山出てくるセピア色の時代物だった。映像が綺麗だった。話はちょっと強引な所があって、それが予想外で面白くもあった。善悪、敵味方が曖昧なところがまたいいと思った。オハラ財団御令嬢のスカーレットが好きだなぁ。インパクトある初登場シーンでは「なんて可愛くない!まさかこの子がスカーレットじゃないだろう」と思ったけど、話が進むにつれて私好みの女の子がこんなところに!という感じだった(笑 こういう子は好きだ。



2005年12月05日(月)
コンプリート・ロボット(アイザック・アシモフ)@9/31話

The Complete Robot(Isaac Asimov)@9/31話
翻訳:コンプリート・ロボット(アイザック・アシモフ)

★*Robbie 「ロビイ」 子守ロボットのロビイと少女グローリアの交流。
 *First Law 「第一条」
 *Runaround 「堂々めぐり」
 *Reason 「理性」
 *Catch That Rabbit 「野うさぎを追って」
★*A Boy's Best Friend 「坊やの親友」 ロボット犬と月に住む少年の交流。アイボ!
★*Sally 「サリーはわが恋人」 サリー=自動車の話。
★*Someday 「いつの日か」 自動で物語を再生するロボット鳥の話。
 *Point of View 「物の見方」

★はおもしろいと思った話。
この短編集、5W1H(何が起きているのか)は分かっても、その状況の意味が分からないことがあるみたい。つまり、そのどこが面白いのかが。今のところどの話も人間とロボットの関わりを描いていて、その関係性に問題や軋轢が生じたり、ロボットが故障を起こしたり、暴走したりするパターン。
人間との関係やロボットたちの行動そのものが話のテーマの場合は普通に面白いと思うのだけど、「(ロボットたちは)なぜそういう行動を取ったのか」その謎解きがロボット3原則の解釈や、そこから哲学的な話に広がってしまうとついて行けなくなるみたい。
"Robbie" "A Boy's Best Friend"はとても分かりやすくて、普通に楽しめた。"Catch That Rabbit"は英語で読んで分からなくて、日本語でも読んでみたけどやっぱりよく分からないわ。

●アマゾンから DVD1本¥3192 洋書1冊¥1472
ジブリがいっぱいSPECIALショートショート¥3192
The Wonderful World of Oz: The Wizard of Oz, the Emerald City of Oz, Glinda of Oz¥1472



2005年12月04日(日)
レニングラード国立歌劇場オペラ「椿姫」

レニングラード国立歌劇場オペラ「椿姫」
チケットを格安で手に入れたので、上野までオペラを見に行ってきました。やーおもしろかった。オペラはCDで聞いたり、学校で歌ったことはあるものの、プロの舞台を全幕通して本格的に見るのは生まれて初めて。で、オペラはやっぱり舞台で「見る+聴く」という両方があってはじめて感動できるものなんだな〜というのが今回の新発見。ヴィオレッタとアルフレード役の人、2人とも上手だったなぁ。アリアがもう、どれもこれもめちゃくちゃテンション高っ!Σ( ̄口 ̄;; あああ、この愛の歓びが〜〜なんとかかんとか。アルフレードの求愛シーンもすごいセリフの連続。ある意味、見もふたもないことを朗々と歌ってるし。なんだかオペラに対するイメージが変わったかも。作曲当時の時代背景とか色々あるにしろ、見て楽しい、感動できる一流のエンターテイメントなんだな、ということがわかった。
「椿姫」の内容は悲恋もの、田舎の名家出身の青年アルフレードと、パリの高級娼婦ヴィオレッタの恋物語。アルフレードの父親がヴィオレッタに身を引くよう迫った末、2人は別れ、最後はヴィオレッタが結核で死んで終わる。すごい迫力で何度も泣いてしまった(同行者2名も同じだった模様)。



2005年12月03日(土)
雑記

●クリスマス本
Winter Solstice/冬至まで(ロザムンド・ピルチャー)】今年も読めるかなぁ・・・。

フォレブランシェ【白い森】 
吉祥寺に行く用事があったので、ロンロンにある紅茶専門店の【マリナ・ド・ブルボン】へ行ってみた。目的は【ルフナさん】のところで知った、フォレブランシェ(白い森)を買うこと! バニラの香りのする冬季限定の紅茶で、茶葉には銀と白のつぶつぶが入っている。フレーバーティはものによって苦手な場合が多いんだけど、これは柔らかい感じで気に入った。
一緒にセレモニーというダージリンとアッサムのブレンドを買ってみた。楽しみ。そういえばフォションのアップルティーも最近飲んでないなぁ・・・。
*ブック缶が可愛い!



2005年12月01日(木)
コンプリート・ロボット(アイザック・アシモフ)@3/31話

The Complete Robot(Isaac Asimov)@3/31話
翻訳:コンプリート・ロボット(アイザック・アシモフ)
巨匠アイザック・アシモフのロボット短篇全集。短編集『われはロボット(I, Robot)』、『ロボットの時代(The Rest of the Robots)』の全作品、『聖者の行進(The Bicentennial Man and Other Stories)』の一部を含むロボットシリーズの短編全31篇を収録。

DVDを見たこの機会に挑戦してみる。でも短編集だから3話完読できたら私基準で読了扱いにします。 おもしろい! 第一目的はアシモフの"I, Robot"を完読することなので、まず"Robbie"から読んだら、面白くてハマったー! どの話もみんなロボットが出てくる短編ばかりなのだけど、これがバラエティーに富んで色んなロボットがでてきて・・・人間もいい味出してるし。ロボットの話とは言うけれど、本当は人間を描いているんだな、と読みながら思った。
収録作品が多いから(途中で飽きたりして)一度では全部読めないかもしれないけど、まぁ気楽に読もう。以前から聞いていた、アシモフの英語は読みやすいという話は本当だった。基本的にストレートでシンプルな文章ばかりなので読むのが楽。
時々長くて難しげな単語が出てくるのはほとんど無視。それから、短編ごとに舞台設定や登場人物が変わるので、話の冒頭でシチュエーションがつかめなくて「???」と思うことがあるけど、これも翻訳版をチラ見すれば平気だろう。

あ、ああああ、本を風呂に落としたーーっ!!( ̄ ̄ロ ̄ ̄;; 下から3行くらい濡れた・・・中身もアレだけど、それより表紙がやばい感じ。厚さが5cmあるペーパーバックなので、大事にしないと読み終わるまでに本が壊れそう。

Robot Dreams(Isaac Asimov)
これもロボットシリーズの短編集らしい。◎印はThe Complete Robotにも収録されている作品
<収録作品>
◎Little Lost Robot
Robot Dreams
Breeds There a Man ... ?
Hostess
◎Sally
Strikebreaker
The Machine that Won the War
Eyes Do More Than See
The Martian Way
Franchise
Jokester
The Last Question
Does a Bee Care?
◎Light Verse
The Feeling of Power
Spell My Name With an S
The Ugly Little Boy
The Billiard Ball
◎True Love
The Last Answer
Lest We Remember
その他の本の収録作品についてはこちらに詳しいリストがありました。