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エンピツユニオン



読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
レビューリンク

2002年05月31日(金)
The Martian Chronicles(Ray Bradbury)

●読書中:The Martian Chronicles(Ray Bradbury)
(STORY)
人類は火星へ火星へと寄せ波のように押しよせ、やがて地球人の村ができ、町ができ、哀れな火星人たちは、その廃墟からしだいに姿を消していった……。精神を欠いた物質文明の発達に厳しい批判を浴びせる、ポエジイとモラルの作家が、二十六篇のオムニバス短篇で謳いあげた、SF文学史上に輝く永遠の記念塔!

『火星年代記』の原書ですな。ハードSFみたいな硬いタイトルだけど、中身はやわらかい。この本は、翻訳されると難しくなるタイプじゃないかなぁ。原文は直感的なさらさらした文章で、かなりいい感じだ。180ページ程度の薄い本、連作短編になっていて、語り手や場面が映画みたいに切り替わりながら、話が進むようだ。ますむらひろし『夢のスケッチ』 の中でこの本が好きって言ってたのを思い出す。
レイ・ブラッドベリの本は、The Halloween TreeDandelion Wineに続いてやっと3つめだけど、ずっと原文で読んで行きたいと思っている。この人の本は英語を楽しみたいという動機が先にあって、ストーリーはその後にくるので(爆)、日本語で意味だけ取ってしまうのはもったいないのだ!

●更新
リンクページを更新
オフィシャルサイトを増やしました。自分のためにあると便利だから。

気になる本にも適当に追加してます。FLOWER COLLECTIONS候補は、やっぱり表紙で選びがちのようだ。



2002年05月30日(木)
Dark Gold読了♪/Sudden Fiction

Dark Gold(Christine Feehan)読了♪
Dark PrinceDark Desireに続く、ダークシリーズ3作目にあたる本。「カルパチアン」という吸血鬼の一族の男Aidan(エイダン)と、23歳のうら若きアメリカ人女性Alexandria(アレクサンドリア)のロマンス。「カルパチアン」は何百年も生きる存在だが、自分の伴侶「ライフメイト」に出会えないまま長い時が経つと、いずれ変質して残酷でモラルのない化け物「ヴァンパイア」に成り下がってしまうという設定。
アレクサンドリアは両親を亡くして以来、幼い弟のジョシュアをひとりで育ててきた。ある夜、新しい仕事が決まるかどうかというビジネスディナーに出かけたアレックスを、外で待っていたジョシュアが襲われる。二人してヴァンパイアに連れ去られて死にかけた上で、エイダンに助けられるのだが・・・。

うーん、ストーリーや設定はなかなかなのに、エイダンというキャラクターがどうしても好きになれなくて、とうとう最後まで嫌なままだった。話は大部分がアレクサンドリアとエイダンの綱引きに終始するのでこれは致命的。ロマンス本のヒーロー役としてこれほど最低な男も珍しいのでは・・・(^^;しかも、本の後ろに行くにつれて、どんどん精神年齢が低下して行くように見えるってどうなの?<イヤだとなると、とことんイヤ
だから「ハッピーエンド」もなんとなく釈然としなくて、非常に困った。これはもう、相性が悪かったとしか言えない。エイダンが好青年だったらとは言わないが、せめてこれほど自分勝手な人じゃなかったら、この本を気に入ってたかもしれないと思うと残念でしょうがない。私はキャラクターに依存して読むからこんな感想になったけれど、三人称の神の視点でストーリーを楽しめたら良かったかもしれないなと思う。以上、感想終わり!

●読書中:Sudden Fiction(Robert Shapard 編)
アメリカの作家のショートショートを集めた本。これは、大学の時クリエイティブ・ライティングの授業のテキストだった・・・。レイ・ブラッドベリ、ジョン・アップダイク、レイモンド・カーヴァー、アーネスト・ヘミングウェイ他何10編・・・知らない名前も多い。どれも1話1p〜3p程度の超短編で、ブラックなオチや悲しいオチ、童話調のものまで色々ある。⇒収録作品
少し前から思い出した時になんとなく読んでるんだけど、なかなかおもしろい!3ページっていう長さがちょうどいいのかな。腰を落ち着けて読むまで行かない長さなので、「あれれ?」って間にオチがついて終わってスッキリ!みたいな。(笑)いつか読み終わったら、Sudden Fiction Internationalも読んでみようっと。

●アマゾンに注文
Buttercup Baby(Karen Fox)
¥766 272p (2001/10/03)
Berkley Publishing Group ISBN: 0515131695 
サイズ(cm): 18 x 11

きゃー!きれいな表紙〜!!Buttercup(金鳳花)ということで、FLOWER COLLECTIONSに。内容はパラノーマル・ロマンス、ファンタジー。妖精とかそういう話らしい。著者のHPはこちら。

Different Seasons(Stephen King)
¥971 508 p (1986/09)
Signet Book ISBN: 0451167538 サイズ(cm): 17 x 11

◇Rita Hayworth and Shawshank Redemption
  ・・・『ショーシャンクの空に』の原作
◇Apt Pupil ・・・『ゴールデン・ボーイ』
◇The Body ・・・『スタンド・バイ・ミー』
◇The Breathing Method ・・・『マンハッタンの奇憚クラブ』

・・・以上4作を収録した、キングの春夏秋冬『恐怖の四季』中編集。わりと有名だと思う。いつか読みたいと思っていたら、読む機会ができたので注文してみた。



2002年05月29日(水)
アニメ/Dark Gold

アニメストア@Amazon.co.jp
↑新しくできたらしい。うわー、どこまでいってもアニメって、なんだかすごい。とりあえず『千と千尋の神隠しDVD』(予約受付中)と『天空の城ラピュタDVD』(発売未定)は出たら買うと思うが・・。

●読書中:Dark Gold(Christine Feehan)
今、半分くらい。うーん、おしい!
設定やストーリー展開はものすごくおいしいのに、ヒーローのAidenのせいで魅力半減してると思います(爆) この人が、もうちょっとこう「好青年」というか、性格美人だったらよかったのに。せめてこんなにオレ様な人じゃなかったらねェ・・・。
今のままでは、近年稀に見るほど嫌な奴だ・・・一体どうしてこんなのがヒーローなんだろう。これ読んで「Aiden、最高!」とか思う女性が、果たして居るんだろうか・・・自分勝手だし、プライバシー侵害も甚だしいストーカー野郎だし、初対面の時にアレックスに乱暴した落とし前がついてないじゃないかとか(しかも謝りもしない)、事後承諾で勝手にいろいろしておいて開き直りやがってというか、「オレを信用しろと言わなかったか」って、命令する前に信用される努力をしろよ大馬鹿野郎というか・・・。この人、ずっとこのままなのかな?後半で劇的に生まれ変わったりしたらすごいな。(^^;

●アマゾンから到着
ロイヤル・アルバート・ホール・ライブ(BOND)¥3990






2002年05月28日(火)
Water Trilogy(Kara Dalkey)他

●更新
気になる本:Water Trilogy, Book1-3(Kara Dalkey)
アマゾンの「ウィッシュリスト」に入ってる大量の本を何とかしたくて整理に入ってます。これはファンタジー系の児童書らしく、3部作完結、ペーパーバックで出版済み。表紙がきれいなので気になって、調べてみたら面白そうなので。日本語の書評がひとつもないっていうのもスリリングで素敵(笑)<DWJもそうだった。

ハウル同盟アンケートやってます(6月30日まで)。DWJ好きな人は答えてみよう!私はのんびりと答え考えてます〜

DWJファンに100の質問も重複を含めて、100問集まったようです。質問リストがupされてます!!
・・・てか、これ質問を英訳して全世界の人に答えてもらいた・・・げほごほごほ。いや、何でもないです。

●更新 感想up:扉の向こう側−12の月の物語(2)
小説というより絵本なので、あまり感想だの批評だの書くもんじゃないけど、まぁCONTENTSを書いておくだけでも多少は意味があるかなと。

風邪引いてて、1日寝てたのに熱が下がりません。また寝ようっと。(^-^;
中途半端に疲れてるのは、ごろごろしながらDark Goldを読んでたからかな。Aidenが怪我をして血がどばーっと出るシーンなんか読んでたら余計熱が上がりそうだ・・・



2002年05月27日(月)
気になる本/Dark Gold

●更新
気になる本:From the Dust Returned(Ray Bradbury)
ブラッドベリはすでに2冊積読本があるので、すぐには買えないけど、いつか絶対読むぞ!

●読書中:Dark Gold(Christine Feehan)@6章
今、1/3くらい。
このAidenってラテン系じゃないかな、雰囲気的に。カルパチア山脈(ルーマニア)出身、ということは母語はルーマニア語(イタリア語に似てるらしい?)だろう。Cara Miaって、My Dear、Beloved Mine、「愛しい人」ってとこですか?会って2日目の女性に向かって言うんだ!?ぎゃー!
設定でわかったことがいくつか。Aidenはカルパチア山脈出身の古の一族「カルパチアン」の一員で、カルパチアンが「ライフメイト(運命の相手)」に出会えないといずれカルパチアンより下等な存在らしい「ヴァンパイア」になってしまう。Aidenは長い孤独の果てに、ようやくライフメイト(=アレックス)に出会えたので嬉しいようだ。



2002年05月26日(日)
本に押しつぶされる日も近い?/すべてがFになる

●アマゾンに注文
Tales from Dimwood Forest : Ragweed, Poppy, Poppy and Rye, Ereth's Birthday(Avi)
聞いたこともない作家の本だが、花コレクションにボックスセットを買ってみた。Ragweed(ブタクサ)、Poppy(ポピー)、Rye(ライムギ)ということで。1冊200ページ前後で動物ものの児童書なので、息抜きに(?)もちょうどいいかな、とか。◇Chapter One

Black Narcissus(Rumer Godden)
これも花コレクション、Narcissus(水仙)。ルーマー・ゴッデンというと、『人形の家』とか『バレエ・ダンサー』とかの人。この『黒水仙』は昔、邦訳&映画化されたようだけど、翻訳はもう絶版なのかな。じつはこれ、『The Greengage Summer/すももの夏』とどちらにしようかちょっと迷った(『すもも〜』の邦訳者、野口絵美というのは『トニーノの歌う魔法』の訳者と同じ人なので、タイトルを知ってたわけ)。
*Greengage=スモモ

Henrietta's House(Elizabeth Goudge)
うわ、私が注文したら「24時間以内に発送」が「在庫切れ」表示になったぞ!ひょえ〜、こわっ!(><。 アカウントサービスでは「在庫あり」になってるけど、本当に届くのかしら。Linnets and Valeriansがとても良かったし、この本はDWJの『九年目の魔法』にも出てきたので、ぜひ読みたい・・・。

●読了:『すべてがFになる―The Perfect Insider』(森博嗣)
最初に読み始めたのは6日前位で、実際は昨夜から一気に読んだ。この人も綾辻行人と同じで、私とはあまり相性が良いようには思えなかった。
うーん、理系のミステリー。トリックから犯人の行動まで全てが理性的で、計算されている感じ?キャラの感情さえ計算済みって感じで、なんだか冷たいような・・・。もちろん、こういうのが良いって人も沢山いるだろうなとは思うし、ミステリーとしての作りが良く出来てるとは思うが、もう純粋に趣味の問題で好きになれない。特に結末とキャラクターと話の流れと舞台設定が。<て、全部じゃん
閉塞感満点のアンハッピーエンド(ですよね?)ミステリー? いや、ミステリーにハッピーエンドも何もないけど、ああいう終わり方は好きじゃない。超越した犯人なんて居て欲しくないし、反則って気がする。ああいうことした人に感情移入するのも私には無理。

●読書中:『永遠の王(上)』(T.H.ホワイト)
次に読むのはこれ!アーサー王をモチーフにした小説。本格的に読み始めるまでに何日かかかるかもしれない。上下巻で1100ページ超の大作だが、話に乗れれば早いかも。

●読書中:Dark Gold(Christine Feehan)@4章
このAidenとやら、本当に信用できるのか激しく疑問だ・・・。Paulのせいで死にかけた病(?)の床で「弟はどこにいるのよ!?」ってアレックスが聞いてんのに、どうして会わせてあげないのよ〜う!弟は無事だ、俺を信用しろ、君を助けたいんだ、っておいっ!!(怒)だからアンタ何様!?



2002年05月25日(土)
Dark Gold/A Walk to Remember 他

●読書中:Dark Gold(Christine Feehan)
昨日の続き。金髪のおねーさんはアレクサンドリア(Alexandria 23才)、胸毛の男はポール(Paul Yohenstria)というらしい。アレックスにはジョシュア(Joshua 6才)という弟がいて、つまり二人は孤児で、彼女は弟を守り育てることに命をかけているという。で、アレクサンドリアが欲しいポールは、まずジョシュアを捕まえて(「力」を使って)操ってみて、「弟が死んでもいいのか」「一緒に来い」「お前は俺のものだ」とか言いながら、もう脅すわ乱暴だわ、鎖につないで監禁するわで、なんだか鬼畜。すげェ、こういう「ヒーロー」は今まで見たことのないタイプだ。
てか、アレックスたちが「姉弟」じゃなく「兄妹」だってもおもしろそーだ・・・( ̄∀ ̄)ニヤ・・・とか妄想するのは、まずいだろうかやっぱり。

・・・と思っていたら3章でまた新たな男が!!
表紙の胸毛男(・・・)は、どうやらポールじゃなかったらしい!?今度のAiden Savageとやらは、ちょっとはマトモそう。よ、よかったあぁ〜、ホッとしたぞ!うむ、600歳にしては、なかなか若々しいんじゃないの?オッサンなんていってごめんね。それにしても、3章までで3人男が出てきたぞ。4章で4人になったりしないだろうなぁ。Savage(=野蛮な)ねェ・・・。

●新宿と銀座に行った。

●読書中:A Walk to Remember(Nicholas Sparks)@2章
かなり、苦戦中。主人公がハイティーンの頃のことを物語っているというシチュエーションらしい。あちこちへ脱線する散文的な語りについていけてなくて、読んでいるといつも「だから何?」とツッコミたくなる。もうちょっと、頑張ってみよう。

●買った本
『扉の向こう側』(池田あきこ)¥620
雪の魔法で扉が開き、猫のダヤンがやってきたのは不思議の国「わちふぃーるど」だった・・・・。ブロッサムナイトのお花見、夏の大市、ヨールカ・フェスタなどお祭りや事件が続きます。『12の月の物語』第2弾、文庫オリジナル。

いつの間にこんな本が出てたんだ!鉛筆画のフルカラーイラストが沢山。これから読もう♪って、ああああ!!荻原規子の新刊、『樹上のゆりかご』を見てくるの忘れたっ!(><。

●アマゾンに注文
ロイヤル・アルバート・ホール・ライブ(BOND)¥3800+税

ヘイリー(第1ヴァイオリン)、エイオス(第2ヴァイオリン)、タニア(ヴィオラ)、ゲイ=イー(チェロ)からなる弦楽アンサンブル、BONDのライブDVD。



2002年05月24日(金)
A Walk to Remember/Dark Gold

●感想up:Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)

A Walk to Remember(Nicholas Sparks)を読み始める。
 ⇒Chapter One
当時17歳のぼくが体験した奇跡の真実について、ありのままを話します。この本を読んでくれたら、ぼくが黙して語らなかった理由もわかってもらえると思います…。17歳のとき、ぼくの一生は変わった。学園祭のダンスパーティに誘ったことが切っ掛けで、皆から「変人」と呼ばれるジャミー・サリバンとランドンは急速に親密になっていく。しかしジャミーの体は…。


『奇跡を信じて』のペーパーバック。去年、夏の洋書バーゲンで500円で買って積んであった本だが、あっちでエリサさんが同じ作家のThe Rescueを読むというので、私もつられて。ぱらぱらのぞいてみたら字が大きくて読みやすそうなので、(持ち歩く本とは別に)家で読むことにした。今、プロローグが終わり、1章の途中。しかし内容紹介を見ると、どうも「また」どこからか死臭が漂ってきそうで不安。死にネタって苦手なんだもの。
それにしても、今売ってる映画版のジャケットは好きじゃないぞ。私が持ってる前のやつのほうが絶対良い!せっかくこの人の本は装丁が揃ってて素敵なのに・・・。

●読書中:Dark Gold(Christine Feehan)
 ⇒Chapter One
こちらは持ち歩いて読む本(ニコラス・スパークスは家で読む本)。いやぁ、何度見てもすごい表紙だ。これをはだかのまま持ち歩いて、職場でも平気で読んでる私って我ながらちょっと恥ずかしいかも。<今さら 真中に広告があるロマンス本は久しぶりだ!
ヒーロー(表紙のオッサン)が人間ではないらしく、しかも言動がこれ以上ないほどの不審&危険人物。いやつまり、人殺して「ふはははは、どうだ見たか俺の力を」という感じの人。第一印象が悪すぎで、MONSTERとかPREDATORとか、色々言われ放題。おいおい、どんな話なんだこれは〜(^^;;

ジュラシック・パーク IIIを見た。



2002年05月23日(木)
花集め

●更新:Flower Collectionsをup
アマリリスとかブラックベリーとかタンポポとか、タイトルに花や植物の名前が入った本を集めてます。ちなみにschazzieさんMOON COLLECTIONのマネです。
未読本が多いから、とりあえず並べてアマゾンと感想文(Review)にリンクしただけ。これ思い立った時はロマンス本ばっかりになるんじゃないかと思ったけど、全然そんなことなくてよかった。ま、花なんて無数にあるから、どちらか迷ったら花が入ってる方という位の基準だけど、未知の作家の本を買ってみる口実にはピッタリだ。

DD-IC5000が欲しい!<唐突

Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)読了!
いや〜、あはははは!もう、おもしろかった〜!!!(*≧▽≦*)d 今考えると、事前知識がゼロの状態で読めたのも良かったんだと思う。ご都合主義といわれようとも、こういう昔ながらの、風情あるハッピーエンドって大好き。英国の田園風景、森の木々、花が咲き乱れる中で子どもたちが駆け回る明るい話・・・心が洗われるようで、とってもいい本だった。気に入ったので、ちゃんと感想を書きます(明日ね)。

●アマゾンから本が届く
Riddle-Master : The Complete Trilogy
 /Patricia A. McKillip)
¥2050

『イルスの竪琴』全3話の合本PB。トレード版なので23 x 15cmサイズ。3話か・・・ううむ、この長さは3話続けて読むのはキツそう。次、この本にしようかなー。



2002年05月22日(水)
タムリン本

●Stories based on or inspired by Tam Lin
こちらの下のほうに、Tam Linに基づくor影響を受けて書かれた小説の紹介がある。つまり『九年目の魔法』と同類項の本たち。読んでみたいけどWebcatでひととおり調べた限りでは、この中には翻訳が出てるのはないようなので、地道に原書で読んでいくしかないんだろうな。
で、中にパトリシア・A・マキリップのWinter Roseが入っていてびっくりしてしまった。これもタムリン本だったのか・・・。表紙がたいへん美しいので花コレクションに入れようと目をつけてた本だし。よしっ、注文してしまえ!!(・・・)

Linnet and Valerians(Elizabeth Goudge)@9章
後半に入って、残り100ページちょっとという所。Valerianが出てきた。もしかしたら、今日中に読み終わるかも。<8割方は無理

<色々リンク>
自由の女神像にテロ攻撃の可能性、FBIが警告
警戒したからって何とかなるものなのか?5月なんて、一番いい季節なのに災難だよねェ・・・。
『ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法』
ディズニーの技をジブリが翻訳(本の紹介)
ちょっと、見てみたいぞ。<アニメ好き
ドラゴンボール好きに100の質問



2002年05月21日(火)
『ヘルメ・ハイネの水晶の塔』読了

『ヘルメ・ハイネの水晶の塔(上下)』(井辻朱美)読了♪
ハウル発、ダークファンタジー経由、神話世界行きという感じ。ジョージ・マクドナルドとかロード・ダンセイニのあたりに連なるらしいので、その辺の世界が好きな人には向いているかも。最初は『魔法使いハウルと火の悪魔』みたいにカラフルな明るい世界だったのが、上巻の途中でガラッとトーンが変わる場所があって、徐々に色がなくなっていき、下巻からはモノトーンの世界になる。その落差がものすごい。世界の全貌が明らかになっていくあたりは濃くてダーク。下巻は重く深く、どんどん精神世界的になって行って、最後は煙に撒かれるような、神話のように分かるような分からないような感じで終わる。一応ハッピーエンド。あんまり好きな話じゃなかった。

●読書中:Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)@5章
昨日書き忘れたけど、この本は装丁がキレイだ!紫と水色を基調にしたセンスの良いデザインに、本のつくりもしっかりしていてページめくりが滑らか。読むと真中からパリパリ音がするハーパーコリンズの本とはえらい違いだ!私はわりと外見はどうだっていい方なので普段は気にしないけど、持っていて楽しい本ってのはあるよな〜。今日中に10章くらいまでいけるといいな・・。
祖母の家から家出した4人の子どもたちは、不思議な糸に導かれるように、伯父の所に身を寄せる。伯父は引退した男子校の元校長先生で、とっても良い人。新しい生活が始まる。・・・うむ、こうしてみるとなんでもない話だよな〜。

●読書中:『すべてがFになる―The Perfect Insider』(森博嗣)
(STORY)
密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

著者のデビュー作だそうな。さっき、読み始めたばかり。分厚いので今日中には終わらなそう・・・2、3日かかるかな?ってところ。ふむ。ミステリィの冒頭というのは、いつだってちょっとわけがわからないもんだ。(笑) 



2002年05月20日(月)
花コレクション・・・

●花(植物)コレクションキーワード
・・・というより単に自分のメモ。花や植物の名前がタイトルに入った本、というのを選書の基準のひとつにしている。すごい勢いで増えつつあるので、ちゃんと整理しないといけないと思いつつ、放ったらかし!読んだ本を感想へリンク。
◎rose薔薇(3)...
 Cimarron Rose(James Lee Burke)
 Blood Red Roses(Margaret Lawrence)
 東京セブンローズ(井上ひさし)
◎valerian鹿の子草(1)...Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)←読書中!
◎lilacライラック・リラ(2)...
 The Lilac Bus(Maeve Binchy)
 The Mystery at Lilac Inn:Nancy Drew Mystery Stories(Carolyn Keene)
◎dandelionタンポポ(1)...Dandelion Wine(Ray Bradbury)
◎amaryllisアマリリス(1)...Amaryllis(Jayne Castle)
◎zinnia百日草(1)...Zinnia(Jayne Castle)
◎orchid蘭(1)...Orchid(Jayne Castle)
◎peach桃(2)...
 James and the Giant Peach(Roald Dahl)
 Peachtree Road(Anne Rivers Siddons)
◎orangeオレンジ(1)...Five Quarters of the Orange(Joanne Harris)
◎blackberryブラックベリー(1)...Blackberry Wine(Joanne Harris)
◎violetすみれ(1)...The Violet Hour(Richard Montanari)

調べてるうちにBriar Rose=(昔話の)イバラ姫なんて知識も増えたり。今、Tales from Dimwood Forestという動物ものの児童書をねらっている。Ragweed(ブタクサ)、Poppy(ポピー)、Rye(ライムギ)か・・・

●読書中:Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)@4章
この本は、カテゴリ分けするなら『赤毛のアン』とか『若草物語』系列の少女小説だと思う。つまり世の中のきれいな側面を筆を尽くして描くような・・・発想がそれっぽい。念の入った風景描写と優しい空気がなんだか懐かしい。うん。いい感じ。
ナン(12)、ロバート(10)、ティモシー(8)、ベッツィー(6)というきょうだいが揃って祖母の家に居候している。母は死亡、父はエジプトだかインドだかに行ったまま5年も帰ってこない。上二人を寄宿学校に入れようとした祖母に反抗して、4人は家出を慣行します。@冒頭

●読書中:『ヘルメ・ハイネの水晶の塔(上)』(井辻朱美)
もう少しで上巻が終わる所。今日中に下巻まで読み終わると思う。井辻朱美といえばファンタジー中心の翻訳者として有名なので、オリジナル作品も読んでみたくて試しに買ってみた。今のところまでの印象は、名作を利用したパロディはとても上手いが、どこかで読んだような話なので新鮮味に欠ける。
『魔法使いハウルと火の悪魔』とかと同じ、前世紀的な西洋風の町が舞台のファンタジー。「子供の世話とハウスキーピングのライセンス=メアリー・ポピンズ・ライセンス」って設定はおもしろいね。どこかで覚えがあるような話・・・と思ってたら、この主人公のマーレンってば仕事からシチュエーションから、魔法使い役の評判が悪いところまでハウルとソフィーと同じだったり。そこから話が出発して、どういう結末になるのか楽しみ。

●アマゾンから本が届く 計¥2560
Dark Gold(Christine Feehan)¥768
Orchid(Jayne Castle)¥896
Something Wicked This Way Comes(Ray Bradbury)¥896

どわーっ!Dark Goldの表紙がスッゴイ!いかにもロマンス!って感じで、胸毛もじゃもじゃのオッサンがマントつけてるよ・・・ひ〜!((( ̄∀ ̄; 
ええと、これはヴァンパイアもの+ロマンスの「Darkシリーズ」3作目とかその辺。1作目が在庫切れらしいので評判の良さそうなのを適当に買ってみた。



2002年05月19日(日)
『東京セブンローズ』読了/Linnets and Valerians

●感想up:東京セブンローズ(井上ひさし)
あ〜、読み終わった!(≧▽≦)やたっ♪下巻は昨日読み始めて、今朝読了。旧仮名遣いと言っても、慣れれば全然平気なものだと我ながらビックリ。この本は1982年から17年間『別冊文芸春秋』に連載していたものだそうで、確かにそういうのにピッタリ。日々の暮らしがテーマなのでどこまでも続いていきそうで、間隔を置いて山場・見せ場があり、その都度魅力的な人物、変わった人、新しい人が登場する。松山巌氏の解説の冒頭に「『東京セブンローズ』はまことに不思議な小説である」とあるが、私もそう思う。今まで読んだことのない種類の小説だった。

●読書中:Linnets and Valerians(Elizabeth Goudge)
(Book Description)
When the four orphaned Linnet children are sent to live with their nasty grandmother, they decide at once that their new life is unbearable-and run away. Making their way through the English countryside, they first charm the gruff but lovable Uncle Ambrose and his gardener, Ezra, then stumble upon the eccentric Lady Alicia, who seems to have lost her family. And then the real fun begins! The Linnets start their search for the missing Valerians-but will they be thwarted by the witch Emma Cobley and her magic cat?

エリザベス・グージの本を1冊読んでみたくて、タイトルに花の名前(Valerian)が入っているのでこの本にしてみた。Book DescriptionによるとLinnetは表紙にある4人の孤児の兄弟姉妹の名前のようだ。落ち着いてじっくり読みたいと思っている。

●買った本@ブックオフ 計¥1795(割引あり)
『震える岩―霊験お初捕物控』(宮部みゆき)¥367
『剣の輪舞』(エレン・カシュナー)¥105
『永遠の王―アーサーの書(上)』(T.H. ホワイト)¥105
『永遠の王―アーサーの書(下)』(T.H. ホワイト)¥420
『ヘルメ・ハイネの水晶の塔(上)』(井辻朱美)¥105
『ヘルメ・ハイネの水晶の塔(下)』(井辻朱美)¥105
『有閑倶楽部 (5)』(一条ゆかり)¥367 マンガ
『有閑倶楽部 (8)』(一条ゆかり)¥367 マンガ

いかん、和書の未読本の箱が満杯になってあふれてきてしまった。今日買った本が入らない・・・。( ̄□ ̄;何冊あるんだか、考えるのも怖い!

◎震える岩―霊験お初捕物控(宮部みゆき)
内容(「BOOK」データベースより)
ふつうの人間にはない不思議な力を持つ「姉妹屋」お初。南町奉行の根岸肥前守に命じられた優男の古沢右京之介と、深川で騒ぎとなった「死人憑き」を調べ始める。謎を追うお初たちの前に百年前に起きた赤穂浪士討ち入りが…。「捕物帳」にニュー・ヒロイン誕生!人気作家が贈る時代ミステリーの傑作長編。

◎剣の輪舞(エレン・カシュナー)
都で1、2を争う腕を誇る美貌の剣士、リチャード・セント・ヴァイヤー。暗殺請け負いをなりわいにしている彼は、愛人の美青年アレクとともに気ままな暮らしを送っていた。そんなある日、政敵を追い落として権力を握ろうと図る大物貴族から仕事の依頼が舞いこんだ。そのときから、リチャードの運命はすこしずつ狂いはじめた…。剣に生きる男の恋と波乱の生涯を華麗に描く、アメリカ・ファンタジイ界期待の新鋭の傑作長篇。
Swordspoint(Ellen Kushner)の翻訳。この本は、表紙が好きで前から読みたいなぁと。( ̄∀ ̄)ニヤ でも同作者の絶版本『吟遊詩人トーマス/Thomas the Rhymer』はもっと読みたいのよ〜

◎永遠の王―アーサーの書(T.H. ホワイト)
内容(「BOOK」データベースより)
少年の名はウォート。親の顔は知らない。義兄のケイが騎士に叙せられた暁には、従者として一生を送るはずだった。だが森のなかで、時間を逆に生きる魔法使いマーリンと出会ったとき、彼の運命は一変した。そう、ウォートこそは、イングランドを統べる伝説の王アーサーとなるべき定めにあったのだ。奇想天外にして壮大無比、史上最高のアーサリアン・ファンタジイついに登場。The Once and Future Kingの翻訳。

◎ヘルメ・ハイネの水晶の塔(井辻朱美)
内容(「BOOK」データベースより)
ヘルメ・ハイネの水晶のかけらを求めて、マーレンはさまよっていた。ミス・ダルシラもいない。ヘルメ・ハイネの行方もわからない。不思議な世界で途方にくれるマーレンを、トロールが襲う。彼らも水晶を狙っている。次第に解きあかされる水晶の力、秘められた巨人の伝説、そして、ヘルメ・ハイネの正体。マーレンはさらに旅を続け、ついに、水晶のかけらにたどりつくが…。
この本は、今から読むところ!



2002年05月18日(土)
ええと・・・

●5/22新刊:『樹上のゆりかご』(荻原規子)
【1,500円 ISBN:4-652-07711-4 理論社 376p B6】
内容:男子校のバンカラの伝統が残る都立辰川高校に入学した上田ヒロミは、女子を疎外する居心地の悪さを学校生活の中で感じるようになっていた。そんな折り、合唱コンクールで指揮をしたカリスマ女生徒の出現をきっかけに、校内で次々と事件が起きだし・・・・・・。青春の残酷さと、伸びやかさを描く学園小説。
*時の娘ごあいさつとINFORMATIONに著者コメント
*理論社5月の新刊ニュースに内容紹介あり。

●読むの止め:Silver Metal Lover(Tanith Lee)
The Nanny Diariesの後だと、雰囲気がうっとおしくて今はダメみたい。そのうち再挑戦しようっと。

●読むの止め:The Wind Singer(William Nicholson)
理由は昨日書いたとおりで、これもうっとおしいのでとりあえず止め。そのうち読み直せる・・・かなぁ。うーん。

●で、
Betrayal in Death (D.J.Robb)を読もうかと思ってアマゾンの書誌を見に行ったら、書評にこの12冊目から読み始めるのはお勧めしないとか書いてあって、萎え〜(´`; だ、だってバーゲン本なんだもの、しょうがないよ〜。文句ばっかりでダメじゃん!それで何読むのよ私!!

『東京セブンローズ(下)』
さっき読み始めたら、サクサク進んで今中間地点。「セブンローズ」の名前がやっと出てきたが、なんだかずいぶんと切なくてビックリした。ローズと名乗る七人の名花たちは、温室で育てられた薔薇ではありえないというわけか。あれ?そういえばこの本も「花コレクション」なのか。

第4回国際バラとガーデニングショウへ。
招待券をもらったので行ってみた。去年はたしか最終日に行ったせいで花がほとんど萎れていたけど、今日はまだ会期2日目なので花がみんな元気で奇麗だった。いや〜、にわか写真家になって、カメラ振り回して盛り上がってしまった。「宴(赤)」と「コテージ・ローズ(ピンク)」の鉢を買った。



2002年05月17日(金)
The Wind Singer(William Nicholson)/有閑倶楽部

●感想up:The Nanny Diaries

●読書中:The Wind Singer(William Nicholson)@6章
「試験で全てが決まる」という世界観がいかにも風刺っぽくて違和感があるせいで、まだ話に乗れない。でも結構読みやすいから、このまま流していけるかも。
本の後ろの「著者紹介」を見て知ったが、このウィリアム・ニコルソンという人は長年テレビのプロデューサーをしていて、ドキュメンタリー番組を作ったり、テレビ向けの脚本を書いたりしていたそうだ。初めて子供向けに書いた小説がThe Wind Singerだと。
ふうむ、そう言われてみれば会話文が弾んでいるような感じがするような・・・
'Who is she?'
'She is my sister'
'And who are you?'
'I'm her brother.'
@3章
・・・なんて、何気ないけどちょっといい感じで。

ただ困ったことがあって、今、私には主人公の少女・KestrelがADHD(注意欠陥多動性障害、脳の障害)に見えてしょうがない。衝動性や多動が目立つ。不安定。言わなくてもいいことを言ってしまう。躁鬱。切れる。・・・そのものじゃん。
6章までに何度かあった、彼女のあのキレ方は絶対ヤバイ!他の皆が出来ることが出来ない、頭の回転は早いみたいだけど、今のところ家族以外との正常なコミュニケーションが出来ない。5章でChief Examiner会って切れる場面も、気持ちはわかるけど、冷静に考えるとちょっと変だと思う。普通、初対面の大人にあんなに無礼な行動が取れるものか?「テストが大嫌いなのよ!」って、アンタね。そんなもの、好きな人いるわけないでしょうが!!
主人公に共感するどころか脳の病気に見えてしまうというのは、どう考えても大問題では・・・。どうしよう私。先へ先へ読んでいけば、感想が違ってくるのかな・・・(^^;

●買った本
『有閑倶楽部(3)文庫版』(一条ゆかり)¥619 マンガ

おおお、結構、話を忘れてる〜。(1)(2)は家にあったので、さっき3巻まで通読してみたら、色んなことを思い出した。一番ビックリしたのは豊作兄ちゃん!ひょえ〜〜!!そういえば、居たなぁこんな人が。だって、最近この人出てなくないか!?
「豊作(兄)」と「万作(父)」が脚韻を踏んでるのは一目瞭然だけど、「悠理(主人公?)」と「百合子(母)」って名前も頭韻を踏んでる、ということにさっき始めて気がついた。いや〜、いつまでたっても新しい発見があるなぁ。(^^;



2002年05月16日(木)
The Merlin Conspiracy予約 /Nanny

The Merlin Conspiracy(Diana Wynne Jones)予約開始
 2003/04/07発売、¥2,425
まだ1年近く先なのに、DWJの新刊の予約がいつのまにか始まってた!表紙はまたDavid Wyattさんかな?だったらいいなー♪  この本が出るまでに、話につながりがあるらしいDeep Secretを読まないと!d( ̄∀ ̄)

The Nanny Diaries読了
ああ、おもしろかった!読後に残る爽やかな寂しさも、映画のメリー・ポピンズと似てる、なんて思った。
あっちで散々盛り上がってるから、ついめどくさくて日記には細かく記録していないけど、この本は大ヒット!コミカルで、スラングや流行りのものや言葉が満載!「ばだび〜ん、ばだぶ〜ん」なんて出てくるし。まぁ気が付かずに通り過ぎた所のほうが多いだろうけど、この濃さとテンションの高さはスゴイ。今日はもう眠くてダメなので、感想はまた明日。(−−)zzzz



2002年05月15日(水)
LotR / ハリー映画ビデオ 他

●週刊文春5/16号(2002.5.8発売)
>大ヒット「ロ−ド・オブ・ザ・リング」の字幕に抗議殺到
(p38)
戸田奈津子氏が翻訳したLotRの日本語字幕の誤訳についての1ページ程度の記事。これはネット上ではかなり話題になっていたけど、とうとう週刊誌にまで載ったか!という気持ち。誤訳の実例をいくつかと、井辻朱美氏・芝山幹郎氏の談話を載せた上で、(製作側の話では)ビデオ化にあたっては字幕に手を入れるというが、字幕担当者は戸田氏のままであると締めくくっている。
→関連リンク:魅惑のFotR(The Fellowship Of The Ring)日本字幕版

●アマゾンから届く。
DVD『ハリー・ポッターと賢者の石 特別版』¥2816
発売になりましたねェ。昨日から、大々的に売り出されていて、プロモーションビデオがかかってるのもちらほら見かけた。でも、英国ではハリポタのビデオに発注殺到なんて言ってるわりに、日本では思ったよりは騒がれていない気がするのは、やっぱりロード・オブ・ザ・リングのせい?映画公開のときもそうだったが、指輪の威力にハリーが吹き飛ばされた感じかな・・・。

●アマゾンに注文:Riddle-Master(Patricia A.McKillip)
イルスの竪琴・三部作↓ の合本PB。
星を帯びし者/The Riddle Master of Hed』
『海と炎の娘/Heir of Sea and Fire』
『風の竪琴弾き/Harpist in the Wind』
3作ともハヤカワ文庫FTから翻訳が出版されているものの、今は2作目3作目は絶版だという話なので、原書がよいだろう・・・と思って。アマゾン・ジャパンの書評は全然信用してないが、Amazon.co.ukはほんのちょっとだけ信じていたりするので、この五つ星にかけてみようかなと。(笑

今日は、久しぶりにジムに行ったら疲れた〜(。。;ふぅ。



2002年05月14日(火)
東京セブンローズ(上)読了

『東京セブンローズ(上)』(井上ひさし)読了!!
読み始めたのが5/6なので、なんとまぁ9日もかかったのか!((( ̄∀ ̄;ひー! 日本語の本をこんなに長い期間放り出さずに読み続けて、しかも読み終わったというのは、私にとっては天変地異級の大事件!!おめでとう私!(激爆

この本は、旧仮名遣いなので、最初は違和感があったけどすぐに慣れて気にならなくなった。上巻はまず、終戦間際の下町で信介(語り手)の長女・絹子が大店の息子・古澤忠夫との結婚が決まるところから始まる。上巻の前半はこの二人の結婚式の様子や新生活、古澤家と信介の付き合い、信介自身の仕事など日々の様子が描かれる。上巻の半ばすぎで終戦を迎えてからは戦後の混乱、乗り込んできた占領軍が東京を蹂躙する真っ只中で逞しく生きる人々、帝国ホテルに勤める信介の娘たち・・・と、とにかく日々の暮らしが前へ前へ続いていく。

もう中身が濃くて濃くて、どうしようって感じ。迫力ありすぎ!あんまりすごくて、不覚にも笑わされてしまうこともある。
食糧がないので
蟋蟀(こおろぎ)や飛蝗(バッタ)を捕まえて、干して炒って粉にしてカルシュウム源にする
・・・なんてことがさらりと書いてある。一気に読めないせいで時間がかかるけど、この本は最後までちゃんと読みたい。続いて、頑張って下巻を読みます!

The Fourth Hand(John Irving)
去年出たジョン・アーヴィングの新作がPB落ち。あれ〜?これ今日紀伊国屋で見た本と装丁が違う。なんだろ、あっちはインターナショナル版だったのか?1800円!?おかしいなぁ、店頭ではもっと安かった気がするぞ・・・。

紀伊国屋といえば、読み中のThe Nanny Diariesも平積みされてかなり目立ってた。うーん、タイムリー!早めに読んで良かった〜、この本はこれから絶対ブレイクするはず!ポケモン、ゴレンジャー、Edamame (枝豆)、グレイヤー(4歳)はハロウィーンに大好きなアニメ、ライオンキングの仮装をしたら車から出られなくなるし、もう大変!ぶくくくくっ(≧m≦)
US版ハードカバーの表紙折り返しにあった著者近影を見たら、二人ともよく似てた・・・。姉妹!?な訳ないか、姓ちがうし・・・。



2002年05月13日(月)
The Nanny Diaries

●読書中:The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)
あはははは、もうっ!この本おもしろすぎる!!(≧▽≦)ナニー最高!!きゃはははは!
テンションが高くて、笑いのツボの連続!私は昔から気になる所や面白い所は本のページを折る習慣があるのだけど、こんなに沢山のページを折った本は初めてかもしれない。
この本はBridget Jones's Diaryがよく引き合いに出される。ブリジットが大人の女性を描いた「日記」なら、ナニーは女子大生と、ある家族を通してアメリカの上流社会を描いた「日記」。それぞれ全然違う話だけど、私はナニーの方が好きだ〜っ!
今、半分くらい。あと数日かかるかな?という所。



2002年05月12日(日)
『囚われの一角獣』(篠原美季)

『囚われの一角獣―英国妖異譚3』(篠原美季)読了!
面白かったので、英国妖異譚シリーズのページを作ってみた。ライトノベルが好きな方にはオススメです!

『囚われの一角獣』は、夏休み後半にユウリ・フォーダムが故国フランスに帰った親友シモン・ド・ベルジュを訪ねるところから始まる。空港で再会して、二人だけの楽しい夏休み・・・のはずが、ベルジュの別荘の近くの城をウェルダンというアメリカ人が買い取った事から、そこで怪しげな事件が・・・。
シリーズものの楽しさで、ユウリ・シモン・アシュレイの3人の微妙な関係が面白い。レベルアップして強力になったユウリのお姫さまぶりと、シモンの王子さまぶりにニヤニヤ笑ってしまった。楽しすぎ(爆)

●読書中:The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)
@4章

●読書中:『東京セブンローズ(上)』(井上ひさし)
中間あたり。ひいぃぃぃ!大店に嫁入りした絹子が爆死したと思ったら、後がまに妹の文子が!?ぎゃあああ!!!Σ( ̄□ ̄;
そ、そう・・・本人はじめ、関係者一同それに何も疑問を持たない時代なのねェ・・・。はぁ。頑張れ文ちゃん!(;;)



2002年05月11日(土)
買った本/The Nanny Diaries

●買った本
『囚われの一角獣―英国妖異譚 3』(篠原美季)¥661
『虚無への供物』(中井英夫)¥919

うーむ、和書は買うまでのハードルが低すぎて困る〜。本屋にあるのがいけないんだ!<おい 
『囚われの〜』はホワイトハートの新刊、ヤングアダルト。
『虚無への〜』は古典ミステリ。2冊とも読むのがとっても楽しみ!

●母の日のプレゼントは金券1万円分。そっけなくてごめん。(;;)・・・ちゃんと気持ちはこもってるから許してね。明日、花を買って来ようっと♪

●読書中:The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)@3章
順調に読み中。おもしろ〜い!これいいなぁ。終わりまで読んでみないとわからないけど、ブリジット・ジョーンズより好きな話かもしれない。次々色々起きて飽きなくて、楽しい本。

Mrs.Xって、なんだか変な人〜。俗っぽいというか、いかにもブランド物や高級品を振り回すところが、成金くさい。そういうのが時々、すごくおかしくて!(≧▽≦) Mrs.Xの蔵書(P59)も、いかにもありそうで笑ってしまった。でもMr.Xもなんだか変わった人だし、グレイヤーくんもちょっと超えてる所があるな。

●今日読んだマンガ:『エンゼルの丘』(手塚治虫)
(STORY)人魚のすむ南海の美しい島エンゼル島。島の王女ルーナは掟に触れ、海に流されてしまった。日本人青年・英二に救出されたものの、ルーナの記憶は失われていた。何もわからぬ王女に、島の支配を企むピョーマの陰謀の魔手が!『リボンの騎士』に次ぐ長編のストーリー少女漫画として有名な傑作ロマン。

うむ、初めて読んだけど、いいなこれ。手塚治虫のマンガは『火の鳥』といい『ブラック・ジャック』といい、独特のパワーに満ちてて好きだけど、これもそうだった。個人的には『リボンの騎士』よりもこちらのほうがずっと好き。
少女漫画+冒険もので、ルーナが可愛くてもう!でもルーナの相手役がいないなァと思っていたらピレーネが現れたので、おおおお、やっぱり王子が現れたー!と思って笑ってしまった。これは、ハッピーエンドだよね?ストーリーが全然古くなくて、最後までちゃんと楽しめた。

●更新
気になる本に追加:姑獲鳥の夏(京極夏彦)



2002年05月10日(金)
『千と千尋の神隠し』DVD&ビデオ

●『千と千尋の神隠し』DVD&ビデオ予約スタート!
DVD ¥4230 / ビデオ ¥4050
今予約すれば、【10%OFF】!宮崎駿監督・スタジオジブリの最新作として昨年の夏に公開されるや、国内の映画興行収入記録をすべて塗り替える大ヒット。そしてベルリン国際映画祭では、アニメ映画として初めて金熊賞(最優秀作品賞)を受賞した、あの『千と千尋の神隠し』が、7月19日(金)、DVD&VHSで発売されることが決定しました。いよいよ予約スタートです。なお、今予約すれば、【10%OFF】でお買い求めいただけます。
☆DVDは、本編ディスクと特典ディスクの2枚組。
 本編は日本語とフランス語のバイリンガル。特典ディスクには、
 本編とリンクした絵コンテ映像、劇場予告編全22種、スタジオジブリ
 最新情報などを収録。

7/19発売、ということはあと2ヶ月、映画公開からちょうど1年目なのか。楽しみ〜!高くてもこれは買うって決めてたので、そのうち予約してしまうかもしれない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★

●読書中:『東京セブンローズ(上)』(井上ひさし)
今、(上)の中間あたり。ハマってます。
もう、すごいのひとこと。例の団扇屋のご主人、信介が身の回りの出来事を綴るんだが、とにかく迫力がある!!Σ( ̄□ ̄;
今までで一番すごいと思ったのは、結婚して25年目の結婚記念日に信介が奥さんに何か欲しいものはあるか、と聞くところ。その「ちょっと贅澤なおねがひ」は「お風呂へ入りたい」!1ヶ月ぶりにお風呂に入ったら、身体を擦つたあと、手拭を洗桶に漬けると、雪花采(おから)そっくりの垢が浮かび、手で掬つて丸めるとゴムマリほどになつたとか平気で書いてあるんだもの。異世界だ・・・。どこの闇市で手に入れた魚や肉を食べただの、物々交換で米と味噌を手に入れたの、もう細かいこと細かいこと。
信介が、町会長に息子がある投書をしたせいで脅されて堆肥を運ばされる所もすごかったぞ。でも、そういうことがあったのに、息子が謝ると「また合作して町会長を慌てさせてやるさ。今度は父さんも仲間に加へておくれよ」なんて言える人なんだ。

●読書中:The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)
ええと、今2章。ざーーっと流して読んでいると殆ど気がつかないが、なんだか細かい隠しや遊びがたくさんあるみたい。p.23の留守電テープを聞くシーンも、Anne Smithの全部繋がった喋りを筆頭にそれぞれありそうで笑えた。

>章の冒頭の引用文の出典
本当は引用を抜き書きしたいが、そこまでの元気がないのでタイトルだけメモしておく。(−−)

本の冒頭・・Jane Eyre
1章・・・Mary Poppins
2章・・・Romeo and Juliet
3章・・・Peter Pan
4章・・・Eloise
5章・・・Gone with the Wind
6章・・・Odyssey ホーマー『オデッセイ』?
7章・・・Anna Karenina トルストイ『アンナ・カレーニナ』
8章・・・Gone with the Wind
9章・・・The Awakening ケイト・ショパン『目覚め』
10章・・・The Cherry Orchard チェーホフ『桜の園』?
11章・・・Peter Pan
12章・・・Mary Poppins

読んでないのが多いなァ。『メアリー・ポピンズ』『ピーターパン』『風と共に去りぬ』の3作は2回ずつ出てくる♪ 『ピーターパン』は読んでみたいな・・・。



2002年05月09日(木)
The Nanny Diaries

●読書中:The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin&Nicola Kraus)
某所で読書会が始まったので、他の本は全部放り出して読み始めてみる。さっきやっと気がついたが、表紙でナニーが傘を持って空を飛んでるのはメリー・ポピンズのオマージュか!UK版には表紙を拡大してみると傘に鳥もとまってるし、そのものだ。そうだよね〜、もう早く気がつけって感じ。
本の冒頭や章の最初には、必ず名作からの引用がついている。本の最初にはJane EyreからGovernessはいやな人ばっかりだと言い合うくだり。Part1-1章はMary Poppinsのメアリーとミセス・バンクスの会話、2章はRomeo and Julietからジュリエットの乳母の言葉だ。

『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)
講談社HPに表紙あり。昨日いくら探しても情報がなかったのに、今日になったらいくつもありやがる。なんで昨日のうちにupしないのよ・・・。

あるシーンで。夕暮れの空を見ながら、
「これはストリップショーやな」
ふと口にすると、友人は眉根を寄せる。
「夜を迎えるために、昼間の空が一枚ずつ衣を脱いでいってるみたいやないか」
(p.15)
って。あのさぁ、アリス・・・。不思議な感性だな。しかし、新婚カップルだらけの「ロマンチックなツアー」に火村と二人でねェ。楽しそうだし・・・。

Come home to Little House
↑可愛い〜。(^^)2冊目Little House on the Prairieの途中で放り出したきりなので、喉の奥に刺さったトゲのよーに気になって・・・。まぁいいや、これ見るだけで満足しよう。

●買った本
ダ・ヴィンチ6月号 ¥450

●更新:気になる本3冊



2002年05月08日(水)
読書中:『東京セブンローズ』

●読書中:『東京セブンローズ(上)』(井上ひさし)
よたよたした速度ながら、なんとか順調に進んでいる。旧仮名遣いはうっとおしいけど、思ったよりは違和感が無い(と言うわけで、帰りに下巻を買ってみた)。
舞台は東京の根津(in文京区)。終戦間際の下町の団扇(うちわ)屋のご主人が書いた日記という体裁になっている。冒頭で長女の嫁入り先が決まる場面があるので、「団扇屋のご主人」は多分40代〜50代前半かなぁ。

ところで私は「団扇屋」というのがどういう商売なのか全然わかってないです。・・・なんで朝日新聞社から注文が来るんだろうか。(^^; うちわを注文されたの?で、その何万枚だかを自分の店で作って納品するとか?それを運ぶのにオート三輪(って何?)を使ったとか、そういうこと?・・・うーん、謎が謎を呼ぶ。<バカ( ̄_ ̄;
修行が足りないなー・・

●買った本

『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)¥987
『東京セブンローズ(下)』(井上ひさし)¥619
『水琴館の惨劇―銀猫堂奇譚』(岩崎るりは)¥1050

◎マレー鉄道の謎
「この作品は、マレーシアの時刻表を駆使した鉄道ミステリではありませんので、ご了承(ご安心)ください。南国の高原リゾートで起きた密室殺人を解く旅に、ようこそ ―有栖川有栖」

・・ていうか今、書誌情報がどこにもなくて困ってるんですが。何故よ?(ーー)
厚さ2センチくらいの新書で、青と緑色の表紙の本。有栖川の本で新書を買ったのは初めてだけど、新刊だし。火村英夫初の海外進出、マレー半島が舞台らしい。ダ・ヴィンチのインタビュー(p.84)に出版するまでのいきさつ(タイトルだけ先に知れ渡ってしまった事情)や、本書は「アガサ・クリスティとエラリ-ー・クイーンの要素が対称的に配置された古典的スタイルの新本格派」だとか、色々書いてあった。

で、パラパラ中を見たら、日本語以外の言葉の会話部分が、
「XXXXXXXXX!(何語かも聴き取り不能)」
なんてアリスの視点のままになっていて笑えた。

◎水琴館の惨劇―銀猫堂奇譚
ネコ本。花に続いて、ネコもコレクションのテーマにしようかなぁ。(^^;わははは



2002年05月07日(火)
『マレー鉄道の謎』(有栖川有栖)/The Silver Metal Lover

有栖川有栖『マレー鉄道の謎』サイン会
東京は、5月11日(土)15:00〜三省堂書店神田本店。
いっ、行ってみようかな・・・(¬_¬)

『マレー鉄道の謎』というのは作家アリスの新刊で、公認サイトALICE In MysteryLandによると5月の連休開けに出るそうな。連休明けって・・・帰りに本屋に寄らなくちゃ!

●読書中:The Silver Metal Lover(Tanith Lee)@2章の1
今のところ、かなり良い感じ。SFやファンタジーって、この徐々にどういう世界なのか分かっていくのが楽しくて好きなのよ〜!(≧▽≦)Jayne Castleの花シリーズも良かったけど、あれは超能力関係の単語のせいでパニクってたから、最初の方は楽しむどころじゃなかったし。でもこれは、そのままどっぷり入れそう(笑)このまま話に乗れるかな〜。
ストーリーは、機能も外見も人とそっくりのアンドロイド・Silverと、16歳の大金持ちのお嬢Janeの恋物語だそうな。Silverは何でも出来るらしく、ギターの弾き語りなんかしてた。しかしですね、感情の流れとしてJane→Silverは分かるんだけど、Silver→Janeの方はどうなんだろう?その辺を注目してみようっと。

●買った本
『百鬼夜行抄(9)』(今市子)¥800



2002年05月06日(月)
『東亰異聞』読了 / 『東京セブンローズ(上)』

『東亰異聞』(小野不由美)読了!!
これも何だか軽くて後に残らない感じだが、なかなか面白かった。全体にとっ散らかった話だと思いながらも、ホラーとミステリーが混じった怪しげな雰囲気を楽しめたのでOK。まぁ少なくとも、感想を別ページに書こうと思うくらいには気に入った。⇒感想

●読書中:『東京セブンローズ(上)』(井上ひさし)
内容(「BOOK」データベースより)
戦局いよいよ見通しのない昭和二十年春のこと、東京根津に団扇屋を営む一市民が、日記を綴りはじめる。その驚倒・讃嘆すべき戦下の日常の細密な叙述には、一片の嘘もなく、まじりっけなしの真実のみ。耐乏に耐乏かさねつつ、人々は明るく闊達そのもの。この奇妙な時空は、悲惨ながら郷愁をさそわずにおかない。そして敗戦、日記はつづく。占領軍は、忌むべき過去を断つべく日本語のローマ字化をはかる…。国家、市民、そして国語とは何なのか?待つこと久し、笑いと勇気、奇想と真率。記念碑的名著ついに完成。

この本は、1999年にハードカバーの初版が出た時、新刊の新聞広告で見て読みたいと思った本だったりする。まぁ縁がなくてそのまま今に至るが、最近読みやすいものばかりの私に、この旧仮名遣いの本が読みきれるかどうか。(^^;「てふてふ」「さういうこと」の世界だもんねぇ。がんばろうっと。

●買った本
『みかん・絵日記 特別編』(安孫子三和)¥409 マンガ
『能瀬くんは大迷惑!!JR編(5)』(辻よしみ)¥599 マンガ

●アマゾンに注文
Crown Duel(Sherwood Smith)
Something Wicked This Way Comes(Ray Bradbury)
Orchid(Jayne Castle)
Dark Gold(Christine Feehan)

●更新:PEARL Award
ロマンス本専門の賞の受賞リストです。



2002年05月05日(日)
Tuesdays With Morrie(Mitch Albom)読了

Tuesdays With Morrie(Mitch Albom)読了♪
(内容)「ミッチ、私は死にかけているんだよ」
16年ぶりに再会した恩師、モリー・シュワルツ教授は死の病に侵されていた。「あと4か月か5か月かな」。だが、その顔には昔と変わらぬ笑顔があった。「この病気のおかげでいちばん教えられていることとは何か、教えてやろうか?」そして、老教授の生涯最後の授業が始まった――。著者ミッチ・アルボムとモリー教授が死の床で行った「ふたりだけの授業」の記録である。毎週火曜日、飛行機に乗って700マイルも離れた恩師を自宅に見舞い、静かに対話を紡ぐ。

ぼんやりしているといつまでも読了できなそうなので、午後、後半を一気に読んだ。読んでいるうちに話に引き込まれて、モリー先生の考え方に感動してしまったし、最後の方ではボロボロ泣いてた。あんな風に考えられるものなのか・・。でもやっぱり、こういう死臭のする本(失礼!)はジャンル的にどうも好きになれないな。
それにしても、アメリカ人の描く「死」って、どうしてこうあからさまなんだろう。おそらくこの本は、生死や愛といった抽象的、哲学的な事柄を、分かりやすい話題で分かりやすく描いたから受けたんだろう。私は底が浅いと感じてしまったけど、言いたいことは伝わってきた。小説だったらボロクソに言ったかもしれないけど、この本は実話だそうだし。

●読書中:The Silver Metal Lover(Tanith Lee)
4/8の日記にもちらりと書いた、タニス・リーのファンタジー、『銀色の恋人』のPBを読みはじめる。英語は難しくないので、話さえ面白ければサクサク読めるかもしれない。

●読書中:『東亰異聞』(小野不由美)
話に引き込まれて感じは良いのだけど、1/3まで来ても事件の全体像が見えてこない。東亰で起きている火炎魔人だの、人魂売りだの、闇御前だのの怪奇事件を調べていた新聞記者が、鷹司常煕という青年に行き当たる。そのまま、ずずーっと鷹司公爵家のお家騒動が明らかになっていくという流れ。ありがちな設定だけど、常の兄とやらも出てきて、さてどうなるのかな?



2002年05月04日(土)
日光 / 『東亰異聞』(小野不由美)

●日光へ日帰り。
関越自動車道、金精峠(<いちおう今日の目的地)、丸池、菅沼、湯元、中禅寺湖、戦場ヶ原、伊呂波坂、東北自動車道、外環で家と。湯元で入った温泉と、山の上の方で藤の花が木に絡み付いて沢山ぶら下がってたのが印象的でした。伊呂波坂、すごすぎ。戦場ヶ原は車から見ただけなので、今度ちゃんと歩いてみたい。走行距離約380キロ。<自分は乗ってただけ!

●読書中:『東亰異聞』(小野不由美)
最初の数ページを読んだだけで、話の舞台にずずーっと引き込まれる感じがした。明治後期の東京に似た異世界が舞台らしく、まだ江戸の名残りがあるような、時代ものの雰囲気。『屍鬼』や『十二国記』の時もそうだったが、読んでいると頭に映像が浮かんでくる感じ。この違和感のなさ!



2002年05月03日(金)
東亰異聞 / Tuesdays With Morrie

●読書中:『東亰異聞』(小野不由美)
内容(「BOOK」データベースより)
帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。

読み始めたばかりなので、今最後まで読むかわからないが、とりあえず書いておく。小野不由美週間だねェ。でも私、この人は好きなんだけど、最後のところでだまされた気分になることがある、というか・・・信用してないというか。(笑

●読書中:Tuesdays With Morrie(Mitch Albom)
『モリー先生との火曜日』の原書。
余白が多くてページが白いので、ボーっと読んでいたらもう半分まで来た。こういう死とか病気がテーマの本というのは、読んでいると神妙な気持ちになるなぁ。悪くないけど、あまり好きな感じでもないかな。さっさと終わらせようっと。

『世にも不幸なおとぎ話』(ステラ・ダフィ)
B+の新刊。schazzieさんの日記でも話題の、Stella DuffyのSingling out the Couplesの翻訳。
表紙がめちゃくちゃステキだったので、買うか!?と思って立ち読みしてみた。が、買って帰ってしっかり読みたい感じでもなかったので、そのまま終わりまで読んできてしまった。(笑)翻訳者の宇佐川晶子氏はレモニー・スニケットの『世にも不幸なできごと』の訳者でもある。うーん、それで今度はこのタイトルか。一体どういう感覚なんだか、まったく。
ストーリー。生まれた時、知性や美しさはたっぷり贈られたのに、思いやりを贈られなかった王女様がいた。で、彼女が王国を出てロンドンで、自分の体と美貌にものを言わせて3組のカップルを別れさせると。1組目は結婚前の若いカップル。2組目が美男子二人のゲイカップル。3組目が結婚10年目の夫婦。まぁつまり、思いやりのない王女様が幸せなカップルたちをたっぷりと不幸に陥れる話。(^^;ううむ、確かにブラックだが、原題の方がずっと内容に合ってるね。

●買った本@まんだらけ
『悪夢の棲む家(上)ゴースト・ハント』(小野不由美)¥210
『百鬼夜行抄(7)』(今市子)¥525 マンガ
『百鬼夜行抄(8)』(今市子)¥525 マンガ
・同人誌×9冊(火アリ/十二国記)¥2940

久しぶりにまんだらけに行ったら、ハリポタの同人誌が山ほどあって驚いた。(本を作っている人の)年齢層が低めの印象でピンと来なくて買わなかったが、絵はみんなそれなりに上手で、見るのが楽しかった♪

Julius Meinlのコーヒーが届く。
早かったな、ウィーンから6日で届いた!全部で21パックが3箱に分かれていて、送料と関税があわせて4700円。1パック(500g)が大体1200〜1300円くらいになった。早速Vienna Mild Blendをいれて飲んでみた。(´`)



2002年05月02日(木)
『屍鬼』(小野不由美)読了

『屍鬼(4)』『屍鬼(5)』読了。


感想up:こちら。(ネタバレあり)
読み終わったー!!言いたいことは色々と沢山あるが、確かにすごい大作。読んでよかった!
◎若御院@4巻
コイツ、嫌い(どキッパリ)。どっちつかずでハッキリしなくて、とにかく今すぐどうにかしてくれ!!って感じ。こういう、やるべき事をやらないで平然としている人って、理解できないんだもの。自己中だし。・・ま、それがこの人だし、だからこそ『屍鬼』という話が成り立っているんだろうが、こういうキャラはとにかく嫌い!

●読書中:Tuesdays With Morrie(Mitch Albom)
洋書バーゲンで500円で買った本。異世界もののThe Wind Singerに乗れないので、違和感の少なそうな本で英語のリズムを整えようと思って。どうかな? ま、だいたいこういう感動モノというのは心から感動できたためしがないので多くは期待していないが、評判が良いようだし、英語も読みやすいので軽く読み流してみよう。

●読書中:『暗い宿』(有栖川有栖)
有栖川・作家編の「宿」をテーマにした短編集。つまり主に旅先での事件の話なんだが、いっつも火村が一緒なのにシチュエーションがそれぞれ微妙に違ってておもしろい。読まないで取っておこうと思うのに、ついつい読んでしまう。やめよう止めようと思いながら、もう半分読んでしまった!Σ( ̄□ ̄;
<収録作品>
・暗い宿
・ホテル・ラフレシア
・異形の客
・201号室の災厄

●アマゾンから本が届く
The Nanny Diaries(Emma Mclaughlin & Nicola Kraus)¥1387
『対訳 コウルリッジ詩集』(サミュエル・テイラー・コウルリッジ)¥693

◎The Nanny Diaries
待ちに待った!・・・という程ではないが、読むのを楽しみにしていた本♪

◎対訳コウルリッジ詩集
コウルリッジというのは18・19世紀イギリスの詩人で、ウィリアム・ワーズワスと並んで「イギリス・ロマン主義の開祖」といわれる人。その初期から晩年までの詩をいくつか集めてコウルリッジ入門の体裁を整えた本だとか。対訳なのでとりあえず買ってみた。
さっきThe Rime of the Ancient Mariner(古老の船乗り)を一読して、やっと長年の謎がひとつ解けたところ。・・・そうかぁ、ダイガクで先生が言ってた詩は、こういうのだったのか!難しいって聞いたけど、訳があると英語も分かりやすく感じる。

<更新>
気になる本を改装しました。前のから徐々に整理&移行するつもりです。
●感想up:『屍鬼』(小野不由美)(ネタバレあり)
気になる本に「児童文学賞の候補作品」を追加。



2002年05月01日(水)
『屍鬼(2)』『屍鬼(3)』読了♪

『屍鬼(2)』『屍鬼(3)』読了。


で、『屍鬼(4)』を読み中。
ひょえぇぇ、怖い〜〜!!語りが淡々としているのがよけいに怖い!
とことん外場村という閉ざされた世界の恐怖を描いた話。日本的な背景に屍鬼、つまり吸血鬼というものが当たり前のもののようにフィットしているのが不思議な感じ。(^^;違和感がなさすぎる。

3巻までの構成、全体の流れは・・
(1)で平和な村に異常が起こる所を描いて、
(2)でそれが発展してどんどんエスカレートして行き、
(3)に入った途端に爆発して、一気にホラーじみて来る。Σ( ̄□ ̄;
やっぱり5冊にも分かれていると(1)が丸々「起」で、しかも(2)もなっても淡々とそのままじわ〜っと怖くなってという感じで、(3)になってようやく勢いがついたみたい。今はもう怖くて、すごくてうひょー!<壊れてる
いやもう、ここまで来たら止められない。最後まで突っ走るしかないでしょう!

●買った本
『ジェニィ』(ポール・ギャリコ)¥315 @ブックオフ
『スピリット・リング』(ロイス・マクマスター・ビジョルド)¥525 @ブックオフ
『全てがFになる』(森博嗣)¥367 @ブックオフ
『ソネット集』(ウィリアム・シェイクスピア)¥630

◎ジェニィ
Jennieの翻訳。ネコ本。ピーターという少年が突然白い猫になるんだそうな。

◎スピリット・リング
The Spirit Ringの翻訳。魔法使い系。時代はルネサンス、恋と冒険の歴史ファンタジイ。

◎すべてがFになる
密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
活字倶楽部2002春号にそそのかされた・・・。

◎ソネット集
シェイクスピアの14行詩。本当は対訳の方が良かったんだけど、DoverのComplete Sonnetsという原書を買ってしまったし、丁度良かった。