日記帳




2006年08月25日(金) 遠い遠い戯言

「すいきんちかもくどってんかい」では、語呂が悪いんじゃないかと、ちょっと気になります。「どってん」ですっ転んでそのまま、というか。「かい」でつんのめっておっとっと、というか。

冥王星に思いを馳せるついでに夜空を見上げてみたのですが、生憎曇っているのか星はひとつも見えませんでした。そういえばしばらく前の夜、駅からの道をひとりてくてく歩いていたら、真っ黒い空を巨大な円盤状の薄い光がすうっと旋回していったのを見た、とふと思い出しました。あれは、なんだったんだろう。
追求していくときっと、ただのサーチライトでした、なんていう順当な結論に達しそうなので、ここはひとつ謎は謎のまま、不思議だったなあと胸にしまいます。


2006年08月23日(水) この場を借りて御礼を

まずは、いただいたメールへの御礼から。
返信させていただこうと思ったのですが、こちらのメールソフトの不具合か、メール送信ができませんでしたので、大変申し訳ございませんが、日記にて御礼させていただきたいと思います(こちらをご覧いただいていれば、良いのですが)。


*8月19日に、「彩色分光」「彩色本棚」へのリンクをご連絡くださいました方へ。

初めまして。管理人を務めております、ほたると申します。
リンクのご報告、ありがとうございました!
以前から通っていただいていたとのこと、嬉しさと同時に、いつも代わり映えのしないサイト(およびブログ)で申し訳ありません……との思いもこみ上げて参ります(笑)。
始終のんべんだらりと、好き勝手なことばかり綴っておりますが、これからも楽しみに訪れていただけますよう、大いに読み、大いに書いていきたいと思っておりますので、また時々のぞきに来ていただければ幸いです。

そして、最近ブログを始められたとのこと。もし差し支えなければ、ブログの場所など教えていただけたら私も一度お邪魔してみたいなあと……思っていたりもいたします(もちろん、宜しければ、で構いませんので!)。

それでは、最後になりましたが、もう一度御礼を。
嬉しいお知らせを、ありがとうございました!
新しく起ち上げられたブログのこれからに、幸多からんことをお祈り申し上げつつ、失礼いたします。


2006年08月22日(火) 深層心理の悪戯

8月も20日を過ぎてしまったのに、宿題がひとつもできていない。どうしよう!? ……という夢を見ました。夏休みの宿題と縁が切れて久しいですが、あの生々しい焦りと恐怖と後悔は、一体何だったんでしょうか。目が覚めてからしばらくも、あまりの恐ろしさにしばらく身を縮めておりました。
……と、言いますか。こんな夢を見た原因はアレか……!? と思い当たる節がばっちりあるので余計に恐ろしかったのかもしれません。自業自得です。

ところで、この夢の前段階には、とてもドラマチックな展開があったはずなのです。長い歴史を持つ巨大な組織の統帥が新しく選出されることになり、支持票集めのために組織員たちが暗躍する……というような。私自身もこの組織の一員のようでして、この人にこそ! と心に決めた人がいるのですが、哀しいかな下っ端も下っ端、最下層の人員なので意見など通るわけもなく、ひとり拳を握り締めて悔しさに耐えていた模様です。
それがどこでどう間違って「夏休みの宿題が云々」というオチに至ってしまったのかは全くもって不明なのですが、しかしどうせなら劇的な部分を覚えていたら良かったのに、と思います。


2006年08月21日(月) おかえりなさいを聞くために

無事に帰って参りました。
旅行記を書くだけの気力は、お土産やら各種パンフレットやらが散乱した床を見ているだけでしゅるしゅるとしぼんでしまったので、印象に残ったことのみ簡単に記録をば。

・海は広いな大きいな。夏の海辺は賑やかですね。
・静岡県は、ペットの犬さんと仲良くお出かけする方々が多いようで。
・富士は日本一の山。近くで見ると、あまりの巨大さゆえか逆にどこにあるのか分からなくなりますね。
・金目鯛は美味しかったです。干物に煮付けにお寿司と、堪能して参りました。
・世界の三大珍味も食して参りました。食い倒れの旅ではないはずが。
・浄蓮の滝! ……と騒いでいたら呆れられましたが、いやだって天城越えですよ!?
・下田の町をうろついている間中、「いやあペリーでございます」が頭から離れないのは、少し困りました。
・やはり私は晴れ女。でも時々嵐を呼ぶ女。
・高校生に間違えられたのは、日除けにかぶっていたキャスケットがいけなかったんでしょうか。

おなかいっぱいの旅でした。文字通りの意味でも。海辺は、魚介類が美味しくて幸せです。


拍手御礼。カタカナの方へ(笑)。
『天使と悪魔』は、二作目同様これでもかと盛りだくさんなエピソードの連打に、息つく間もなく最後まで一気に読んだのですが、私もやはり「似てるよね……」という呟きを禁じえませんでした。文句無しで面白かったんですけどね。そして、描写は確かに……! 脳内で映像化してしまい、大いに後悔しました……。
感想については、また読書録で書くことにしますが、体を張った大活躍だったなあとだけ、最後に言い残しておこうと思います(笑)。
……それにしても。カタカナの方、という呼び方がなんだかツボにはまってしまいました。これからは貴方のことを胸中密かに「カタカナの君」とお呼びしようかと思います(笑)。


2006年08月16日(水) 書を持って旅に出よう

朝六時出発って……と絶句しつつ、こんばんは。六時に家を出ようと思えば、遅くとも五時には起きなければならないわけで、ということは何時に寝れば……? と逆算していたら面倒くさくなってきたので、睡眠時間のことはひとまず棚に上げます。

明日より、三泊四日で旅に出て参ります。行き先は伊豆半島、です。ということは、静岡県ですか? 富士山は見えるんですか? 御殿場って潮干狩りの? ……と、壊滅的地理音痴は控え目に首を傾げています。

それでは、しばし留守をいたします。読みかけの本と、書きかけの原稿を鞄に詰めて、行って参ります。

……旅立つ前に落とし文を。
潮干狩りは御殿場「浜」ですね。


2006年08月14日(月) 星降る夜に

ピノが好きです。アイスクリームのピノです。
期間限定で発売されている、チョコミント味のピノは、どうして今までなかったの……! とスーパーで叫びそうになったくらい(大げさな)、私の心を鷲掴みにしたのです。

昨日、大事に取っておいたそのピノを開けてみましたらば、なんだか妙な形をしたモノが入っていました。通常の、お馴染みの形を比べれば明らかな歪さ。何かを象っているようにも見えますが、しかしそれが何なのかはよく分からず……というよりも、早く食べないと溶けてしまいます。

半分はまた大事に冷凍庫へ戻し、インターネットの情報網を辿ってみれば、実はあの歪なピノは「星型ピノ」なるモノだということが判明しました。出会うと、願い事が叶うそうな。願い事なんて考える間もなく食べてしまった……のですが、しかしあれは星型というより梅型なんじゃないか、と記憶を探りつつ思う私なのでした。


2006年08月12日(土) 秋来るらし

つい数日前、日記にて「暑中お見舞い申し上げます」と書いたのですが、実はその時点で既に立秋を過ぎていましたので、正しくは「残暑お見舞い申し上げます」とご挨拶せねばならなかったことに、今日になって思い至りました(件の日記はこっそり修正しております)。こうした季節の機微を、自然に享受して味わえるようになりたいものです。 

読了本が溜まってきましたので、読書記録をつける前にタイトルだけ書き留めておきます。

『ぬしさまへ』 畠中恵
『ソラリスの陽のもとに』 スタニスワフ・レム
『青空の卵』 坂木司
『サリンジャー戦記』 村上春樹・柴田元幸
『陰陽師―生成り姫』 夢枕獏
『砂の女』 安部公房
『世にも美しい数学入門』 藤原正彦・小川洋子
『天使と悪魔(上)(中)(下)』 ダン・ブラウン

読み終えたのはいつの話だ、という本も(実を申せばかれこれ一年近く前)、一部混じっております。引き出しの整理をしていたら、あらこんなところに千円が、といったような驚きです。喩えが(文字通り)現金です。


2006年08月11日(金) 水辺にて

休日の幸せのひとつは昼寝に有り、と悟ったのは、大人になってからでした。
そんなわけで、夏休み初日は昼寝をするのだ、と固く心に誓い(他に誓うことはなかったのか)、環境も室温も整えていたのですが。
……お隣のお子様たちがプールではしゃぐ声に、負けました。

夏といえども水辺にはあまり心惹かれない私ではありますが、幼少時に遊んだビニールプールだけは、今でもわりと好きなのです。プールも海も湖も(母なる湖でさえも)どちらかというと苦手ですが、ビニールプールならば遊んでも良い、と思います。……無理だからこそ、余計に募る思い、なのかもしれません。


2006年08月10日(木) 階段の上、トンネルの向こう

朝家を出る時、母上に「夏休み前だからって気を抜いちゃ駄目よ」と、まるで家に帰るまでが遠足ですのような訓示を受けて参りました。
一体私はいくつなんだ、と思いつつも「大丈夫、一日ぼうっとしてきます」と(答えになっていない)返事をしたところ、「ぼうっとしているのはいつものことだから……」と溜息まじりに納得されてしまい、それはそれで釈然としない気分を味わったのでした。いつものことって……まあ、否定はしません、もとい、できませんが。

でも、いいのです。明日からは誰が何と言おうと、胸を張って、大手を振って、夏休み! なのです。

しばらく前に、『砂の女』を読んだのがきっかけで、『螺旋階段のアリス』を読み返してみました。繋がりといえば、主人公の名前が同じだというただそれだけなのですが、どこかで見たような……と本棚を漁り、見事見つけ出した時には「ビンゴ!」と思わず(胸の内で)叫んでしまいました。前者の解説文にちらりとアリスが顔を出すのも、読書の神様がくれた心躍る偶然です。

久々に再読しましたが、やはり「最上階のアリス」はやるせなくて胸締め付けられて、けれども間違いなく愛に溢れた話ですね。そして、安梨沙さんは相変わらず聡明なお嬢さんですね。確か、二冊目も文庫化されていたはずなので、次回本屋さんに行った時には入手してこようと思います。

特に興味もなく星占いなど眺めてみたら、「長いトンネルをようやく抜け出せそう」と書いてあったので、現金にも真に受けてみることにしました。占いは殆ど信じませんが、良い事は貰っておいても(?)損はないでしょう。
しかし、ラッキーアイテムが「シュレッダー」は、そりゃないだろうと思います。シュレッダーをどうしろというのだ。持ち歩くのか。ずっとシュレッダーがけ(というのかどうかは知りませんが)をしていろというのか。
ラッキーアイテムとしての機能性はともかく、数枚ずつ書類を投入口に差し込んでいると、餌をやっているみたいで愛らしく、私は決してシュレッダーが嫌いではありません。


2006年08月09日(水) 近日復活

「じめじめと鬱陶しいお天気ですね」も、「やっと長かった梅雨が明けましたね」も「暑中お見舞い申し上げます」もすっ飛ばし、「残暑お見舞い申し上げます」の季節になってしまいました。
残暑お見舞い申し上げます(改めて)。

あさってより、二週間弱の夏休みに突入いたしますので、その間はせっせと生存証明に勤しもうかと思います。八月末には、ひとつ締切も控えていることですし。どうぞ皆様に執筆の神様が微笑んでくださいますように。もう二十日しかないじゃないか、と己の決めた締切に唖然とするのは、私だけで充分です(私信)。






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