日記帳




2006年06月25日(日) 二倍速の悲喜劇

夕方、急に思い立って手持ちのCDをMDに録音してみたのです。
余談ですが、我が通勤電車のお供は数年前に買ったMDウォークマンです。そろそろご老体なので、もっとハイカラなものに買い換えようと思うのですが、いよいよ調子が悪くなってカタログを集めてくる度、不死鳥の如く復活してくるので未だ手離せません。「捨てないで……」と訴えられているようで、忍びないのです。

話を戻します。普段はCD再生にしか使わないコンポなので、録音の方法はあやふやです。適当にボタンを押して、適当にメニューを選んでみると、録音画面に「High Speed」の文字が。
確かに速いのです。一枚60分強のCDを、ものの30分で録音し終えることができます。しかし、録音中にスピーカーから流れてくるのは二倍速で再生された曲なわけです。全てが「帰って来たヨッパライ」に聞こえてしまうではないですか。
吹き出しつつ慌ててボリュームをゼロまで落とし、時々思い出して音量を大きくしてみてはまた吹き出し……としばらく遊んでみたのでした。


2006年06月24日(土) 琥珀色

ミニサイズのコーヒーミルを手に入れたので、豆から挽いてコーヒーを淹れてみました。挽き立ては、やっぱり香りも味も違います……と分かったような顔で言いたいところですが、私はほとんどコーヒーが飲めない上に、さほど味覚も鋭くないので、あまりあてにはなりません。
でも、コーヒー豆をごりごり挽くのはなかなかに楽しいです。

さて、うっかりアナウンスが遅くなってしまいましたが。
企画本「ココハコ」が、ついに完成いたしました。トップページからも企画ページに行けますが、折角なので再度宣伝をば。



隅々まで美味しい一冊となっています。自分も参加者であるという手前味噌にはひとまず目を瞑っていただくことにしまして、絶賛お勧め中でございます。
紙っていいなあ、活字っていいなあ、と眺めては悦に入る今日この頃です。


2006年06月20日(火) イカロスの軌跡

昨日の、朝のこと。
通勤電車の中、いつものようにぼんやりしていたら、隣の席に学生さんと思しき人が座りました。視界のはじっこで見るともなし認識したところによると、彼は太い紺色のボーダーTシャツにブラックジーンズを履いていて……と、そこではたと気付いて自分の服装を見直してみれば、紺ボーダーの七分袖ニットに黒のジーンズ、ほぼ同じ格好でした。
こんな偶然も、あるものです。

書きたいことはあるのですが、指先が寝ぼけてキーを打ち間違えるほどに眠いので、また次回に。
日記タイトルは一体なんのことか、と申しますれば、バスの窓からふと見上げれば、夕日に向かって一直線に突っ込むかのような飛行機雲が見えて、ああイカロスだ、と反射的に思ったからなのでした。イカロスについても何か書こうと思っていたようなのですが、眠気に負けて思い出せないので、これまた次の機会に。


2006年06月10日(土) 自分史上最高記録

いい加減に伸ばしていた(というか伸びていた)髪を、久々に切ってきました。夏だから、と染め直してみたら、思いのほか明るい色になって美容院の椅子の上で後ずさりそうに(気持ちだけ)なりました。
でも、気分転換という意味では、歓迎すべきなのやもしれません。

拍手御礼。
『動物のお医者さん』は、とても重宝な漫画なのです。いつ・いかなる時に読んでも面白い上に、どんなに機嫌が斜めであろうともどんなに調子が悪かろうとも少しばかり気分が晴れてくるような気さえするのだから、これを「常備薬」と呼ばずして何と呼びましょう!
一家に一揃い、ぜひ(笑)。

モノカキの特性のひとつとして、文章を書くことで気持ちの整理をする、という側面があるような気がします。今日の日記は正しくそのために書いているものですので、少々暗い話にはなりますが、しばしご容赦のほどを。

この前の日記からまだ一週間も経っていなかったのか、とここ数日のめまぐるしさを改めて再確認しています。
先日、祖父が他界しました。先週の土曜日に話をし、帰り際に私の手を握ってくれたのが、そのまま別れになってしまったのですが、けれどもそんな風にして最後に会うことができたのは幸せだったのだと、半ば言い聞かせるようにではありますが、今はそう思っています。

私のことを、いつも大事に見守ってくれた祖父でした。今度会いに行く時には、まだ言えていなかったありがとうを、ちゃんと伝えて来ようと思います。



2006年06月04日(日) 本棚の常備薬

今年初の、蚊に遭遇しました。そんなわけで、ムヒも今年初登場です。
数箇所刺されていながら気付かない私も私ですが、おなかが重くて飛べなくなるほど血を吸う蚊も蚊だと思います。おかげで、無事仇を討つことができましたが。討ち取ったり!

数年かけてちまちま集めてきた『動物のお医者さん』が、つい最近ようやく全巻そろいました。といっても、何も手に入り辛かったわけではなく、書店に行く度別の本についうっかり気を取られ続けたためこんなにも時間がかかってしまったのです。これからは、いつでも好きな時に好きなだけ読めます。白泉社文庫版なので収納にも便利。私にとっては、常備薬のような存在の漫画なのです。





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