JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆都知事選は本来は「都政の構想」で争うべき選挙ですが、 今回に関していうと、あまりにも、好き勝手なことをやりたい放題の安倍政権は、本当は、 本当に安倍晋三を総理にしたままで良いのか。 民意を問うのが正しいあり方でしたが、そんなことをしたら、世論調査に鑑み、 前回(第2次安倍政権発足前)よりも議席を失うことは分かりきっている。 都合の悪いことは気がつかないフリをして、敢えてやらない。それぐらい 狡猾出なければ、政治家などできません。 今回は、表向きは都知事選挙ですが、安倍政権の評価が問われる選挙なのです。 「安倍首相の強行採決には、反対だったが、舛添候補は、都知事として良いと思った」 などと子供のようなことを言っていては困ります。東京都の有権者。 いい加減分かりなさいよ。 安倍首相の頭の中ってのは、一体どうなっているのか。 核燃料が溶融し、原子炉圧力容器、格納容器、そして多分、原子炉建屋のコンクリートの床 も突き破って地下にめり込んで締まった、福島第一原発の状況はあまりにも申告で 専門家ですら、何時までに収束できそうか、検討が付かないといいます。 何しろ、「放射能を消す技術」がないまま、核燃料が環境に対して剥き出しになっている。 その状況が今も同じ日本。私の住んでいるところから福島第一までは直線距離で230キロぐらいですが、 そんなことは何の気休みにもなりません。 自民党長期政権時代に「絶対安全」という言葉をその間の有権者がそのまま信じて、 日本中に54基の原発があります。 一つ壊れてもどうしようもないのに、安倍首相は、今運転を停止している原発を 再稼働すると明言してます。正気の沙汰とは思えません。 どの原子炉にも核燃料が水で冷やされて保管されているから安全なのであり、 原子炉直下を震源とする大地震が起きたら、地面そのものが崩れるので、 「耐震構造」など無関係です。 福島第一原発の事故現場と同じような、猛烈な被曝環境が、国内でこれ以上増えたら、 日本人の住む所がなくなります。国土の安全が保障されない状態で、景気も社会保障も 憲法もへったくれもない、全原子炉の廃炉が至上課題である、ということは 明らかです。舛添候補が勝てば、安倍首相は「国民は原発容認なんだな」と解釈するでしょう。 何でも都合のよいほうに、解釈するのは政治家にかぎりませんが、 特に今回は 安倍氏にそう思わせるのは致命的ミスです。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2012年02月04日(土) ずっと憂鬱な日々が続いています。
JIRO
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