JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:日本代表の高校生6人全員「銀」…国際数学五輪(読売新聞 7月28日(日)18時15分配信) 文部科学省に28日に入った連絡によると、コロンビアで開かれた「国際数学オリンピック」で、 ◆コメント:快挙なのですけれども数学五輪は18年連続で金を獲っていたのに、昨年と今年は獲れていないのです。 詳しい事は、Wikipediaの国際科学五輪(総論)と、各科目における、 国際数学オリンピック 日本の順位 科目によって、表示が若干異なるので見づらいかもしれませんが、とにかくわかります。今年の成績が載っているのは 国際情報五輪だけなので、その他の科目については、私の記事をお読みください。 2013年07月15日(月) 「国際物理五輪で銀2銅3=灘高の榎さん、3年連続メダル」←毎年書きますが、社会面のベタ記事なのです。 国際科学五輪の中で1番歴史が長い(少なくとも日本参加回数が多い)のは、今日の記事にある、国際数学五輪です。 これだけ、日本の成績の部分をコピーしてはりつけます。 ご覧の通り、日本は数学五輪で1994年から2011年まで18回連続して金メダルを獲得していますが、 昨年、今年と2年連続で、金が獲れませんでした。今年は物理も科学も獲れなかった。生物学と情報は金を獲っています。 金メダルの数や順位が全てでないことは勿論だし、今年、参加した生徒諸君をどうのこうの言うつもりは全くありません。 いつも書いている通り、日本人はスポーツのオリンピックはあれほど騒ぎ、そして大手メディアんは日本の若者の学力低下を憂える というようなことを、もっともらしく社説やコラムに書くくせに、「国際科学オリンピック」の結果は毎年社会面のベタ記事扱いです。 たとえ金メダルであっても。ですから私の記事を読むまで、国際科学オリンピックの存在自体を知らない方が殆どだったであろうと思います。 また、学生諸君にしても、聡明な子は世の中が見えていますから、たとえ自分達が金メダルを獲ったところで、ロンドン五輪ほど 騒がれることは絶対にない、とわかっているでしょう。 しかし。 人間、一生懸命に勉強して国際的な場で優秀な成績をおさめて、褒められたら嬉しいに決まっているではありませんか。 反対の立場から言えば、褒めてはいけない理由はどこにもないでしょう。 学生諸君は今後もいままで通りのベタ記事扱いでもきっとまた金メダルをとるとか順位をあげるとかしてくれるでしょうが。 嫌なことを書くようですが、もしもスランプがしばらく続いたとして、その時、たまたま世の中に大ニュースがないと、 最悪な場合、ゲスな週刊誌かなにかが、「日本の高校生の学力に異変?」などと針小棒大に取り上げるかも知れません。 極めて可能性は低いのですけれおも、私は、仕事場で危機管理も仕事の一部なので、最悪の状況を想定してしまうのです。 このように毎年、彼らの活躍を記録しておけば、反論出来ると思います。それが目的で科学五輪の記事をかいているわけではありませんが、 世の中の大人が、勉強して優れた成績を修めた学生を褒める、という当たり前のことが普及してもよいのではないか、と思うのです。 日本人は、他人が失敗したときに批判・非難するのは、大好きですが、優れた結果をもたらした人を褒めるのが下手過ぎます。 多分、日本で私だけではないかとおもいますが、私が自分のブログに「日本人の褒め下手」という独自カテゴリーを設定している所以(ゆえん)です。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2012年07月28日(土) 【号外】緊急連絡。エンピツ復旧。(2012年07月31日(火)23時07分)
JIRO
|HomePage
|