JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:「5千万件精査」未着手の社保庁に勧告=監視委の意見具申受け−菅総務相 (時事通信社 - 07月27日 21:10) 社会保険庁の業務を監視する総務省の「年金業務・社会保険庁監視等委員会」(委員長・葛西敬之JR東海会長)は27日、 ◆コメント:監視委員会が入った途端、この有り様、というか選挙対策のつもりでしょう。 「年金業務・社会保険庁監視等委員会」というのは、露骨に選挙対策だが、7月17日に設置を閣議決定したものです。 「5千万件の精査を、さっさと始めろ」 という勧告を出しました。随分仕事熱心ですが、これも選挙前に、「何かをやっているな」という印象を有権者に与えるため、 官邸から指示が飛んでいるのでしょう。 役人に役人を見張らせて、今後も効果のある「監視」が出来るのか。注視する必要があります。 ◆安倍首相の云っている「5千万件」はコンピュータにデータが残っている明細だけなのです。 安倍首相は甘言を弄しますから、注意が必要です。 「システム移行時期(何度もあるのですが)に厚労相をしていたのは民主党の管直人氏だから、この混乱の責任は民主党にある」 とも云っていた。あまりのことに、歴史的低支持率を誇る森・元首相からも、「みっともない。止めろ。」と云われたそうです。 このときは、流石に皆あきれました。すると、今度は 「全責任は、首相である自分にある」 と言い直す。 さて、安倍首相の云う5千万件は、「コンピュータにデータが残っているが、誰の名義か分からない」という、「宙の浮き方」をしている明細です。 実際には、紙の年金台帳からコンピューターに入力すらしていないデータが、各都道府県の社会保険事務所にゴマンとあるのです。 中には本当に捨ててしまったものもあるでしょうが、台帳が残っていることがバレるとヤバいので、 「捨ててしまった」と云っている事務所がある、との情報もあります。 安倍首相は、それを知らないわけがないのに、シラを切っているのです。 ◆先日書いたことをもう一度読んで下さい。 先週、「自公、過半数困難 参院選情勢の全国調査」←この「自公過半数割れ」が大切なのだ。
2006年07月28日(金) 8月1日は岩城宏之さんの四十九日である。
JIRO
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