JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:天皇訪韓には「謝罪が必要」=竹島訪問への反発に当てつけか―韓国大統領(時事通信 8月14日(火)17時41分配信) 韓国の李明博大統領は14日、教育関係者との会合で、天皇陛下の訪韓の可能性について、 ◆コメント:韓国も中国も、政治家は国内的に不利になると日本に注意を逸らせようとするのです。 このニュースを聞いて、烈火の如く怒っている方が多いです。 (天皇陛下は)韓国を訪問したいのなら、(中略)真の謝罪をするべきだ だから。天皇陛下は韓国を訪問したいなどと発言なさってません。 こういうときはおかしいと思わなければいけません。 結論は、コメントのタイトルに書いたとおり。 中国や韓国が、何だか知らないけど、急に日本に戦争時の蛮行について謝れ、というのは、 時の政権が国内的に支持や勢力を失いつつあったり、ヤバいときです。 国内問題が山積していて、非難が集中しているときには、日本としては、迷惑ですが、 とにかく「戦争中の日本は何だ!」と叫ぶ訳。そうすると与党内の不満勢力も野党も世論も、 「そうだ!」ということになって、ひとまず時間を稼げるというか、一時的にでも「支持」を得られる。 さらに、日韓両国のマスコミにとっても、「美味しい」ネタなんです。一応一般人は、この話になると ムキになりますから、テレビは視聴率を稼げる。新聞は売店で買う人が増えて部数が伸びる。雑誌も同じ。 だから、茶番と知っていて、故意に扇情的な報道をするのです。 マスコミの報道をそのまま信じてはいけません。 いつものことですが、一応ウラを取りたいと思いまして、私は自分の会社の韓国駐在と韓国人の現地社員に 話を聞きましたが、全然、興奮してないです。 ソウル市民も、無知な大衆はさておき、ある程度の知性のある人々は「またかよ」とうんざりしています。 彼らは普段から「今の日本人に戦争の時のことを謝れといって、何になる。アホくさ」と言ってます。 以前、愛読していた、日本企業・ソウル駐在員の奧さんが毎日綴る「ソウル日記」というブログがありましたが、 このような、一見「緊迫した日韓関係」をマスコミが煽っているときにも、全く普段と変わらない。 普通に出かけて買い物をしたり。確か5年ぐらい、その方は韓国に駐在なさいましたが、 マスコミ報道に見られるような「戦争ネタ」で、韓国人から嫌がらせを受けたとか、 何処かの店で、物を売って貰えなかったとか、ましてや暴力的な脅威を経験したのは皆無だったとのこと。 分かりますね?これは、政治家とマスコミによって演出された茶番です。 私は、日韓両国政府いずれの中枢にも、勿論情報源があるわけではないので、以下は想像ですが、 多分、今日イミョンバク大統領がこういう発言をすることは、予め日韓外交ルートの事務レベルを通じて 韓国から日本に知らされていた、と思います。 しかし、茶番としても今日は、何しろ天皇陛下に「あやまりなさい」だから相当韓国もビビってる筈です。 イミョンバク大統領なんて、日本生まれで日本語ペラペラですから、自分の言葉が日本人にどのような影響を 与えるか、分からない筈が無い。それでも実行せざるを得ないほど、背水の陣なのでしょうが、 日本に対して「何処かでこの借りは返すから」といって、日本政府もそれで「握った」と思うのです。 そして、日本政府は、これが茶番だと分かっていても、黙っていたら、日本の世論に叩かれますから、 「天皇陛下に謝れとはなんだ!」と激怒するポーズを取っているのだ、ということでほぼ間違いない。 どこの国でも政治家は姑息な手段をつかうし、マスコミは便乗して儲けようとするのです。 単純に騙されては、いけません。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年08月14日(日) 日記を書かない方が良いときがありまして。
JIRO
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