JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:「がんばろう日本」東京タワーが太陽光発電でメッセージ(オリコン 4月11日(月)19時19分配信) 東日本大震災から1ヶ月経った11日、東京タワー(港区)は大展望台に光のメッセージ ◆コメント:頑張りようが無い状況で「がんばろう」と言うな。 このニュースはテレビでも報じられていた。 あの時に、戻りたい。 と言って、両手で顔を覆って泣いていた。 何故泣くのか。 「あの日に戻り」たくても、もう戻れないことが分かっているからである。 私は東京に住んでいて、地震で自宅が倒壊した訳でも、家族が津波に呑まれた訳でも無いが、 3月11日14時26分よりも前の日常に戻ることは出来ない辛さは非常に良く分かる。 地震だけなら、まだしも「原発」が致命的だった。 現在、全国で検出される放射性物質は漸減しているという。 それは福島原発で、核燃料の冷却が続いているからである。 しかし、4月11日17時25分頃、福島を震源とする震度6弱の地震の後、冷却水を 汲むポンプが、約50分停電した。その後冷却を再開したというが、50分間は冷却出来なかった 核燃料の溶融が進んでいるかもしれぬ。ウランを棒状に固めた燃料ペレットの大きなかたまりが 崩れ落ちて、圧力容器か格納容器の底に溜まっている水に落下したら、水蒸気爆発を起こし、 今よりも遙かに大量の放射能が爆発的に拡散する。 そうなったら、風向きによっては、東京から退避しなければならない。 それは、いつ起きても不思議は無い。 今、共同通信の速報が入った。 【速報】政府、事故評価最悪「7」も(共同通信 速報)(2011/04/12 00:54) レベル7はチェルノブイリと同等という意味だ。 こういう状況で生活しなければならない人間に、 がんばろう という。一体何を、どう「がんばれ」というのか。 「がんばれ」ば、放射能を浴びても身体に影響が出ないのか。 「がんばれ」という一種強迫的(脅迫ではない。強迫。「強く」「迫る」)なメッセージよりも、 焦らずにゆっくりやりましょう。 の方がマシである。 配慮の無い激励は、却って当事者にとって苦痛となる、ということだ。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年04月11日(土) 「米経済にかすかな希望の光、緊張は依然強い=大統領」←まだまだ。全然ダメ。
JIRO
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