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JIROの独断的日記
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2006年04月11日(火) <横田めぐみさん>夫は韓国人拉致被害者 政府が正式発表←それだけ発表しても仕方ないだろう。

◆記事1:<横田めぐみさん>夫は韓国人拉致被害者 政府が正式発表

政府は11日午後、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの娘キム・ヘギョンさん(18)と韓国人拉致被害者の金英男(キムヨンナム)氏(44)について

「血縁関係が存在する可能性が高い」とのDNA鑑定結果を正式に発表した。これにより金氏がヘギョンさんの父親と科学的に立証され、北朝鮮が日本と韓国から拉致した被害者を結婚させていたことが裏付けられた。

安倍晋三官房長官は同日の記者会見で「(めぐみさんの夫は)金英男氏でほぼ間違いないだろう」と結論づけた。

政府は11日、めぐみさんの両親・横田滋さん、早紀江さん夫妻と金氏の家族に鑑定結果を報告。

韓国政府には外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長から来日中の千英宇(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長に電話で連絡し、拉致問題解決へ向けた協力を要請した。

北朝鮮に対しては佐々江局長が来日中の金桂冠(キムゲグァン)外務次官に鑑定結果を直接伝え、拉致問題の真相究明や生存者の帰国など誠意ある対応を要求。金次官は「本国に持ち帰る」と答えた。

金氏は78年8月、高校生のときに韓国南部の全羅北道・群山市内の海水浴場で失そうした。

外務省によると、DNA鑑定は金氏ら韓国人拉致被害者5人の家族から血液や毛根などの提供を受け、ヘギョンさんの血液と照合した。

金氏については母と姉の血液などを使い、ヘギョンさんと血縁関係にある可能性が神奈川歯科大の鑑定で99.5%、大阪医大で97.5%との結果が出た。(毎日新聞) - 4月12日0時12分更新


◆コメント:ダラダラやってるんじゃないよ。早くしろよ。

横田めぐみさんは、1964年10月5日生まれで、1977年11月15日、北朝鮮に拉致された。

彼女が北朝鮮に誘拐されたことは、1988年に、元北朝鮮の工作員だった安明進氏が出版した北朝鮮拉致工作員という本ではっきり書かれている。

誘拐されてから約30年。北朝鮮に誘拐されたことがはっきりしてから18年も経つ。



その間、日本政府は見て見ぬふりをしていたと言って良い。小泉首相は北朝鮮に2回訪問して、5人の拉致被害者とその家族を日本に連れてきたが、あれだけで充分と考える日本人がいるだろうか?

ところが小泉首相は、、まるで関心が無い。

私は、昨年8月に衆議院が解散され、9月に選挙が行われたときに、小泉純一郎内閣総理大臣が、「今回の選挙は郵政民営化の是非だけが問われる選挙です」と繰り返すのをみて、

この人の頭の中はどうなっているのだろうか?と考えた。



日本国に北朝鮮の拉致工作員が密入国したと言う段階で、それは日本の主権を侵害している。

ましてや、日本国民がその不法入国者により北朝鮮に連れて行かれ、今この瞬間も彼の地で生きていることがはっきりしているのに、それは、放っておいて、郵便局の方が大事なことなのだ、と小泉は考えた訳である。

そんな、馬鹿な話が有っていいものか。

日本政府は、横田めぐみさんのご両親が、失礼ながらご高齢であるのを見て、亡くなるのを待っているのではないか、と思われる。そういわれても仕方がない。

小泉首相は先日、荒川静香選手とオペラを見て、次の週末には有名人を集めて「桜を見る会」を開くそうだ。

遊んでばかりいないで、娘が誘拐されてからの横田夫妻の29年間を想像していただきたいものだ。


◆今日の発表にも、苛々する。

横田めぐみさんの夫が拉致された韓国人だった。分かった。それはいい。だが、どうやって早く横田めぐみさんを助けるんだ?

私だって、出来ることなら、北朝鮮などひねりつぶしてやりたい。

しかし、仮に(憲法で禁じられているからあくまでも仮定上の話だ)日本が北朝鮮に武力を行使したら、「人質」に取られている横田めぐみさんや他の拉致被害者が殺されることは、ほぼ間違いない。

それだけは何としても避けなければならない。



私は、以前、この日記で、北朝鮮にラジオを大量に密輸して、北朝鮮国民に、この世には、指導者を批判されても殺されない自由が認められる世界があること、食い物がふんだんにある国が存在することを知らしめ、

憤慨させて、彼ら自身が蜂起することにより、北朝鮮を内部崩壊させることは出来ないだろうか。と書いたことがある

実際にそれを試みたドイツ人医師を中心としたNGOがあるのだ。

その時は、残念ながら上手く行かなかったが、一昨日同じような試みが以前から行われつつあることを知った。

日本の新聞はろくに報じない。

情報源は韓国三大紙のひとつ、朝鮮日報日本語版のサイトだ。

◆記事2:日本の市民団体、自由北朝鮮放送を支援

日本の市民団体「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」が、韓国で脱北者が運営するインターネット・ラジオ放送の自由北朝鮮放送(www.freenk.net)を支援する。

救う会側は9日、放送を支援するための日本委員会を今月12日発足し、同会の西岡力副会長が委員長に就任すると明らかにした。

「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の横田滋代表も顧問として参加する。日本支援委員会は、拉致被害者救出活動の一環として、募金活動を展開する予定だ。

 自由北朝鮮放送は昨年12月、北朝鮮全域を対象に短波放送をはじめており、北朝鮮当局の妨害電波の送出にもかかわらず、米国の市民団体の支援を受け、別の周波数に変えながら放送を続けている。

(朝鮮日報 2006/04/08 08:36)

私の検索の仕方が悪いのかも知れないが、日本のメディアでこれを報じたのは産経新聞だけだった。

「自由」の存在を知らしめることは効果的だ。

最も強力に洗脳されているはずの拉致工作員だった安明進氏ですら、訓練の最終過程で、北朝鮮の中に造られた、工作員に韓国で怪しまれずに行動することを覚えさせる為の、

ソウルそのものと云って良いほどの「模擬都市」(があるのだそうだ)で過ごすうちに、「何だ。こっちの方が(北より)余程楽しいじゃねえか?」と思い始め、遂に、亡命を決意したのである。



少し話が、逸れる。

韓国人というと目の敵にする若者が多いが、安易な一般化は止めるべきだ。

勿論、朝鮮日報が日本批判の記事を書くこともあるが、客観的な文章を書こうとする論説委員が三大紙には確かにいる。

同じ朝鮮日報の4月3日の社説は、【社説】嘘つき政治家が追放される日本、権勢振るう韓国とのタイトルで、直接的な表現ではないが、「日本を見習え」と言う論旨を展開している。


◆何処の国でも話の分かるインテリがいるのだ。

昨年、中国の反日デモが起きたときに、欧米の新聞が日本を擁護する社説を随分何度も載せた。それらを、ヘタクソだが、私は翻訳し、日記に載せた。

中国の「選択的記憶」ワシントン・ポスト社説Times(英国)社説「中国政府は、これ以上日本に何を求めるのか」「(中国の)平和的な発展」だって?(ワシントンポスト社説)「日本は謝罪した(Financial Times社説)」「今度は、中国が謝罪する番だ」(ウォールストリートジャーナル 4月25日付 社説などである。

本稿の本題から外れてしまったけれども、要するにいずこの国でも大衆は感情で行動するが、合理的にものを考える人々がいる。それは、韓国も同じだ、と述べたかったのです。

以上。


2005年04月11日(月) 世界では、黙っていると、相手の主張を認めたことになってしまうのだ。
2003年04月11日(金) オウム裁判・松本被告に死刑求刑へ、年度内に判決←こんな奴を7年間も生かしておかねばならぬとは・・・

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