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2010年04月13日(火) |
「驚くほど効く「心のギアチェンジ法」〜就寝前の「3つのよいこと」メモ習慣」←軽い抑うつ状態なら良いと思います。 |
◆記事:驚くほど効く「心のギアチェンジ法」〜就寝前の「3つのよいこと」メモ習慣(プレジデント4月 2日(金) 10時 0分)より
(前略)
アメリカの心理学者セリグマン博士(ペンシルバニア大学教授、前アメリカ心理学会会長)は、
うつの改善に役立ち、しかも驚くほど簡単なプログラムを提唱している。それはthree good thingsといわれるもので
「まいにち、就寝前に、その日にあった『よいこと』を三つ書き出し、これを1週間続ける」というものである。
この簡単な方法がうつの改善に驚異的な効果を発揮するのである。(以下略)
(ウェブ・キャッシュ保存サービス、ウェブ魚拓に保存しておきました。)
◆コメント:そろそろ、鬱々とする人が出てくる時期かも知れませんね。
新年度が始まり、まだ2週間だけれども、新社会人の諸君の中には、既にヘマをやらかしたり、
まあ、シャバ(社会)に出るというのは大変なことだから、本当はまだちょっと早いのだけど、
鬱々としている人がいるのではないでしょうか。また、既に長年勤め人をやっている人も、
どこの会社も大異動(←蛇足ながら、新人諸君、この文字注意ね。人事移動じゃないですよ。人事異動だからね?)の後だから、
今までとは全く畑違いの仕事をやらされて、多いにストレスを覚えている人が多いのではないかと思います。
それでも、一杯やって風呂入って一晩寝たら元気、という人は全然「うつ」の心配はないです。
「うつ病」にいきなりなることは無いですが、抑うつ状態というのは、憂鬱な状態がずっと続くことです。
だから、2週間じゃまだ早いのだけど、後二週間でGWでしょう?その後会社に行くのが、嫌で嫌で、冷や汗が出る
という場合は、ちょっと気をつけた方が良い。
先日、Yahoo!ニュースの「雑誌」というコーナー、御存知ですかね。
これを読んで見つけたのが冒頭に一部引用させて頂いた記事です。
新年度とは無関係に、もう大分長いこと毎日憂鬱で仕方がないとか、今まで楽しかったことが
楽しくないとか、一瞬、死んでしまおうかとかんがえることがある、という人は、
本格的なうつ病になりつつあるかも知れないので、ベックのうつ病調査表(他にもあります。)で、
そうですねえ。人にもよるけど、何日かおいて試してみて20を超えるようなら、これは、
メンタルクリニックに行った方が良いです。別に怖い事は何も無い。面談(精神科の診察は「面談」というのですね)
している間に、プロのちゃんとした精神科医ならば、貴方の抑うつ状態がどの程度見極めます。
軽い抗不安薬か、最初から抗うつ薬ということはあまりないだろうけど、抗うつ薬であっても、
心配することは無い。私はもう10年飲んでます。効かないのではなく、飲み続けているから働けるわけです。
話がすっかり逸れてしまった。今日、話題にしたかったのは、そこまで行かないけど、鬱々としてる人。
どうしてもマイナス思考になってしまう人、です。
これらの人は性格が弱いのではなくて、マイナスに考える「心の癖」が付いてしまっているのです。
実際には、良いことが起きていても、それは記憶に残らず、失敗したときのこととか、嫌なことばかりが頭に
浮かんでしまう。また、傍目にはそんなに悪い状況じゃないのに、本人だけが過剰に悲観的なのです。
つまり、我々を取り巻く環境を我々は正しく認知できていない場合がある。良いことも悪いことも起きているのに、
悪いことだけが起きていて、今まで上手くできていたことで、一度失敗すると、二度と上手くできないのではないか
と思ってしまう。これを「認知の歪み」といいます。これを正そうという試みが
うつ病調査票を考案した、ベックという精神科医です。
認知療法に関しては、以前詳しく説明したので、そちらをお読み下さい。
2006年04月27日(木) 「認知療法」は普通の人にも参考になる (ココログ)
そこには、ネガティブ思考に陥りがちな人にかなり共通している「認知の歪みのパターン」を挙げてある。
思い当たるフシがある方が案外多いのではないでしょうか。
◆寝るまえに「良いことを三つ書き出す」のは確かに効果的です。
繰り返しますが、ベックのうつ病調査票で20を超えるような方は、治療を受けた(薬を処方して貰った)
ほうが良いです。
そこまで行かないが、最近気分が沈み勝ちだという人は、記事に書かれている方法を試す価値があります。
これは、認知療法的なアプローチです。悪いことだけが起きているようだが、毎日些細なことでも良い。
ドトールの店員の女の子がとても可愛くて感じが良かったとか、風呂上がりのビールが美味かったとか、
電車の乗り継ぎがスムーズで通勤が楽だったとか、何とは無しに見たテレビが意外に面白かった、とか。
たまたま目に付いた花がきれいだったとか。
私もやってますが、なるほど、効果があります。「驚くほど」とか雑誌の見出しにありますが、
最初はあまり劇的なことは期待しないで、淡々と続けると、次第に効果があきらかになるのではないか、
と思います。
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2009年04月13日(月) 「3月の企業物価指数2・2%下落 6年10カ月ぶりの大きさ」←結構、ヤバい状態なんですよ。
2008年04月13日(日) 「<入学式>入学金未納の2人、出席させず 千葉県立高」←どうしてこれがニュースになるのでしょうか?
2007年04月13日(金) 「国民投票、早くて4年後=有効投票の過半数で改憲」←「改憲の手続きを決めるだけ」といっていますけどね・・・・。
2006年04月13日(木) 「NHK職員、カラ出張」←職員の不祥事はNHKに対する受信料不払いを正当化しない。
2005年04月13日(水) <中国首相>日本の常任理事国入りは歴史問題の解決が前提 国交正常化後10年間は何も云わなかった。
2004年04月13日(火) 「11日に拉致された中国人は解放、ロシア人11人新たに誘拐、イタリア人4人誘拐」もう、無茶苦茶。
2003年04月13日(日) TBSが「障害者団体に謝罪 名古屋の通り魔めぐる発言」 当の医師は謝らないの?