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2009年10月10日(土) |
ダニー・ケイとニューヨークフィルハーモニックのゆうべ。2度目ですが、あまりにも見られていないので。 |
◆故・ダニー・ケイ(アメリカの喜劇俳優)がニューヨークフィルハーモニックを指揮した楽しい映像。
既に故人ですが、アメリカの俳優、コメディアンにダニー・ケイという人がいました。
彼は無類のクラシック好きでした。その彼が、今来日中のニューヨーク・フィルハーモニックを「指揮」した、
それはそれは、楽しいコンサートがありました。1981年。なんとあれから、28年も経つのですね。
彼は、楽譜が読めないのだそうですが、映像を見るとわかりますが、実に音楽の本質を見事に捉えています。
岩城宏之さんは、ダニー・ケイとも仲が良くて、このコンサートやダニー・ケイが他のアメリカのオーケストラで、
同じようなコンサートを開いたのをみています。岩城さんは、
楽譜は読めなくても、身体で音楽を表現するダニー・ケイの能力は、そこらの本職の指揮者よりも優れている。
と絶賛しています。
また、ダニー・ケイは、ニューヨーク・フィルばかりでなく、全米各地のオーケストラで同じようなコンサートを
開き、その収益はチャリティーに寄付していたのです。
さて。
「ダニー・ケイとニューヨークフィルハーモニックのゆうべ」は、
VHSの時代でレコード屋で普通に買えたんです。その後、媒体が「レーザーディスク」になったときまでは、
まだ出回っていました。ところが、DVDが出現してから、一向にDVD化されないのです。
これほど楽しいクラシックの映像は無いのに、実に勿体ない。
◆今年の1月に一度、紹介したのですが・・・。あまりにもアクセスが少ないので、もう一度。
私の日記やブログで1年365日、必ずアクセスがあるのは、「大きなお世話ですが、フジコ・ヘミングはヘタクソです。」と、
日航123便のボイスレコーダーを載せた記事ばかり(アクセス解析でページ別アクセス数が分かります)。
それらも読んでいただけるのは有難いけれど、ダニー・ケイのこの楽しい映像には殆どアクセスがないのです。
これは、前回はYouTubeにリンクを貼っただけなので、わざわざリンク先を開く気がしないのではないか、と思います。
全部で17のファイルに分かれてますが今日は、全部、ここに動画を直接埋め込みます。
とにかく、これ、見ないと損ですよ。
それでは、早速。
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 1 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 2 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 3 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 4 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 5 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 6 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 7 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 8 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 9 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 10 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 11 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 12 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 13 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 14 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 15 / 17)
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 16 / 17)
ここで、ダニー・ケイの真面目なスピーチがあります。大体、次のようなことを述べています。
私は、実は、以前何処かで話したかも知れないけれども、楽譜が読めません。
しかし、私がどうあれ、私がただ申し上げたいのは、皆さんは今夜、大変素晴らしいことをなさった、ということです。
そしてそれは、誰でも出来ることなのです。皆さんは今夜、ここに集まり、互いに手を差し伸べ、人々と友情を分かち合いました。
皆さんがなさったことにより、ここにいらっしゃる、全ての音楽家、演奏家--
皆さんをを楽しませ、幸せにするため、彼らの人生を音楽に捧げ、エネルギーを、愛を、音楽に注いでいる人々、---は、
いつの日か、楽器を持たなくなる時が来ても、今夜のことを思い出し、安らかな気持ちで人生を送ることが出来るでしょう。
私は申し上げたいのですが、より多くの人々が、今夜、皆さんがなさっているように、互いを愛することができれば、
より美しく、寛容で、素晴らしい、愛すべき世の中が実現するだろう、と思います。(以下略)
音楽家に対する謙虚な尊敬、音楽家・観客双方への深い愛情が込められた、素晴らしいメッセージだと、私は思います。
An Evening with Danny Kaye -1981 (part 17 / 17)
とにかく楽しいです。初めての方は勿論、一度ご覧になった方も楽しめます。
私など、何十回見たか分かりません。
なお、VHSには、ここに収録されていないカットが含まれていました。
ダニー・ケイのような人こそ、文字通りの意味での「エンターテイナー」というのでしょう。
早くDVD化されることを願って止みません。
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