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2008年07月25日(金) |
暑いですなあ。せめて涼しげな(?)音楽を。宮本文昭(オーボエ)「ミラノの午後」/【追加】宮本文昭さんの他のCD(曲も追加) |
◆夏が暑いのは当たり前ですけど。
私は今は、内勤ですが、クールビズが嫌いだし、意味がないとおもっているので(結局クーラーつけてますから)、
一年中スーツを着て、ネクタイを締めて通勤しています。
当然非常に暑いし、大汗をかいているのですが、そこをやせ我慢で、何でもないように平気な顔をするのが、
「粋」だと、非常に独善的に信じております。しかし、実際は暑い。
だけど、日本人は風流な国民です。
今はみんなマンションだし持っていないだろうけど、「風鈴」なんてものがあります。
他の民族ではあまり見られない。鈴の音を聞いて涼しい気分になろう、などという国民はいません(いたら、教えて下さい)。
ですが、私の日記・ブログで風鈴を紹介しても仕方がない。涼しげな音楽とCDをお薦めします。
◆オーボエという楽器の音はとても繊細で、気持ちが落ちつくと思うんです。
オーボエってどんな楽器か分からなかったら、Googleで画像検索してみて下さい。
オーケストラのコンサートでは、演奏前にチューニングをしますが、この基準となる音を出すのがオーボエです。
オーボエは日本人に合っているのか名人が多いです。既に引退なさいましたが、世界的な名手で、
長くケルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者を務めた宮本文昭さんの、非常に見事な演奏を収録したCDがあります。
ミラノの午后~宮本文昭イタリア協奏曲集です。
これは、買って損した気分にはならないと思います(好みは人それぞれなのは百も承知で書いています)。
最初のアルビノーニのオーボエ協奏曲(沢山あります)の中でも有名な作品9-2を聴いていただきます。
第一楽章です。
ダウンロード ALBINONIAllegro.mp3 (4028.4K)
アルビノーニはヴィヴァルディとか、マルチェッロと同様、ベニスのバロック時代の作曲家です。
きれいでしょ。第二楽章は更に美しいですよ。
ダウンロード ALBINONIAdagio.mp3 (5399.4K)
最初、弦楽器の序奏の後、オーボエがひとつの音を長く伸ばしますよね。
あれだけのことでも、名人は違うんです。非常に微妙なブレスのコントロールが必要です。
というわけで、このCDはお薦めです。
◆【追加】既に「ミラノの午後」をお持ちの方もおられますので、他のCDを。
こういう音楽記事というか「CDお薦め記事」を書いていて、素人ながら書き手冥利に尽きると思うのは、
記事を読んでCD(やDVD)を買った。或いは、買って聴いてみてなかなか良かった、というご感想を頂戴するときです。
前回、「ミラノの午後」をご紹介したときに既に買われた方がいらっしゃるのが分かり、恐縮しています。そこで、
宮本文昭さんの別のCDをお薦めします。ドリーミング・ストリーム。
オーボエとハープのデュエットです。一層涼しげ。曲は親しみやすいものばかりです(当然全て編曲ものですが)。
クライスラーのヴァイオリンの小品、タイスの瞑想曲、フォーレのシチリアーノ、
私の好きなバッハのアリオーソ、サン=サーンスの「白鳥」など。
ハープの篠崎史子さんは長い間N響のハープ奏者だった方ですが、
宮本さんとは音楽大学で(確か・・)同期かなにか、そういう間柄です。
1993年発売で、宮本さん全盛期ですね。これをお薦めいたします。
この中から2曲ほどお聴き頂きましょう。
まず、通称「バッハのアリオーソ」元はチェンバロ協奏曲の第2楽章。今までも他の楽器、演奏者で載せました。
ダウンロード AriosoBach.mp3 (2863.1K)
私はこの曲、何度聴いても美しいと思うんです。次も同様ですが、
フォーレ、「ペレアスとメリザンド」からシシリエンヌ(シチリアーノ)。これも色々な楽器、編曲で演奏されます
ダウンロード SicilienneFaure.mp3 (3600.3K)
幻想的な美しさがたまりません。
◆おまけ。お嬢さんの宮本笑里さんとの微笑ましい共演。
宮本文昭さんのお嬢さんは宮本笑里(えみり)さんという、ヴァイオリニストのまだ(失礼ながら)卵ですが、
ルックスが良いし、何しろあの宮本文昭さんのお嬢さんということで、既にCDを出してます。smile
可愛いでしょ?話すのを聞いたことがありますが、人柄の良い、おっとりした娘さんです。
世界的ソリストになるほどの才能の持ち主じゃないけど、たまには私もミーハーになります。
これは、勿論宮本笑里さんのCDですが、お父さん、心配でレコーディングに
立ち会ったのでしょうね。親子で共演しています。映画「第三の男」のテーマを編曲したものです。
どうぞ。
ダウンロード TheThirdMan.mp3 (1508.1K)
このCDで笑里さんがお父さんと共演しているのは2曲だけなんですが、明らかにソロの時と違うんです。
レコーディングのセッティングも違うような気がしますが、お父さんのオーボエに触発されて、
笑里さんのヴァイオリンが生き生きしているのがはっきりと分かるんです。
たまには、こういうCDも良いかも知れません。
ただ、念を押しておきますが今日のお薦めのメインは、あくまでも、「ミラノの午後」です。
宮本文昭さんのオーボエは、世界的レベルなんです。それは間違いありません。お薦めします。
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