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2008年05月29日(木) |
今日は雑文です。悪しからず。 |
◆時事問題を書いていて焦ること。
このところ、堅い記事が連続したので今日はサボります。
連続した、といっても、たかだか一週間で、中で1日映画の話など書いているのですが、
どうしても、今日は論ずるべき時事問題を探す気力が無いんです。それで、短い話をいくつか。
All Aboutというサイトがありまして、その中に、ストレスというカテゴリーがあります。
メンタルヘルスというカテゴリーもあるのですが。
今日、全く偶然にストレスをちらりと見たら、こういう記事がありました。
「ブログ」がストレス対策に最適なわけ。
ブログはウェブで出来る「日記療法」だそうですが、悪いけどちょっと笑ってしまいました。
この記事を書いたガイド(All Aboutでは、記事を書く人を「ガイド」というのです)さん、ブログを続けたことあるのかなあ・・・と。
まあね。自分のことを書く、それこそ日記風のブログならば、そういう効果があるかも知れませんね。
私は、主として時事問題を書きますけれど、上手くテーマが見つかったときはいいんです。
しかし、そう毎日毎日、是非書きたい、という話が見つかる訳じゃないです。こういうときは焦ります。
時間がどんどん経って、日付が変わっても、まだ見つからない、などと云うことがありまして、これは却ってストレスですね(笑)。
何故、時事問題にこだわるのか、といいますと、このブログの元はウェブ日記エンピツなんですが、ここではジャンルを登録するのです。
私は、時事・社会に登録しているのです。
ですから、音楽のことは書きますけど、あまりいつもエッセイ風のこととか、自分のことを書くわけにはいかない、という意識にどうしても縛られます。
そういう点では、ブログから始めた方が羨ましいです。何を書いても良いのですから。
と、いうわけで、私としては今日のこの文章は、かなり、例外的なのです。
◆テレビドラマを、珍しく色々見ております。
先日、ホカベンについて書きました
(テレビドラマ「ホカベン」で改めて思い知る人間の醜さ。(ココログはこちら)。
視聴率が大変悪い。二桁いかない。するとどうしてもマスコミの人ってのは、内容を見ないで、或いは考えないで、「失敗」というのね。
昔から大衆が大喜びするものは下らないと相場が決まっているのですが、民放の宿命ですな。とにかく数字が取れるのが良いドラマ。
私は、再度強調するけど、ホカベンは、4-6では一番良いドラマではないかと思いますよ。
今日はフジテレビでなんかやってますね。「ラスト・フレンズ」。
あれは、確かに数字は取れるでしょうが、いいのかなあ・・・。 登場人物が、性同一性障害、DV、セックス恐怖症。
そういうものを並べれば、それは大衆の好奇心を刺激するでしょうけれど、そういうことを真剣に考えるのではなくて、
数字を上げる「ネタ」として利用しているに過ぎない。昨日書いたアスペルガー症候群ではありませんが、
世の中には現実にそれで苦しんでいる人々がいるのです。あまり、感心しない。
ただ、そう言いながら、見ちゃったのは、あのドラマは、吉祥寺駅からすぐの井の頭公園でロケしているのです。
見て明らかです。割と近くなんです。ミーハーでございます。
他はねえ。「ごくせん」とか流石に見られないね。あまりにも下らない。倅は仲間由紀恵が好きらしくて、見てますが。
◆毎コン1次予選まで、四ヶ月を切りました。昨年ピアノ部門二位の米津君のブログを発見しました。大笑いしますよ。
毎コンとは、今の正式な名称は日本音楽コンクールですが、元々毎日新聞が主催するコンクールなので、
今でも、「毎コン」といいます。私、何度書いたか分かりません。
毎コンとはなにか、については、まだブログの無い頃エンピツに書いた記事をご覧下さい。今年が第77回です。
9月下旬から第一次予選が始まりますから、各部門に出る若者達は、寝る間も惜しんで練習していることでしょう。
それでも、昨年、ピアノ部門の第一次予選を受けたのは210人でしたが、第二次予選に進めたのは、わずか41人。そういう世界です。
それは、さておき。
昨年、第76回の毎コンでは、ピアノ部門が特にすごかったです。一位の佐藤彦大(ひろお)君、二位の米津真浩(よねづただひろ)君ともに東京音楽大学の学生でした。
最終的な順位は予選からの総合点で決まるので、佐藤君が一位でした。彼も大変な才能と努力の人です。
ただ、本選に関してだけ言うと、二人ともラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を弾いたのですが、
米津君の迫力、音楽性、テクニックがすさまじかったです(決して佐藤君が下手だといっているのではありません)。
米津君は、NHKのドキュメンタリーを見たのですが、本番前の数日、緊張でメシが喉を通らなかった、などと言い、
本選の数時間前に小さいおにぎりを食べただけだったのですが、弾き始めたら、上手いのなんの。
あの日の演奏だけ取ったら、アシュケナージより上手いのでは、と言うほどの上手さでした。大変な才能です。
そういう人はさぞや、真面目なのだろうと皆さん思うでしょう?
勿論、真面目に練習しなければ上手くなるわけ無いのであって、根は真面目なんでしょうけど・・・。
最近米津君がブログを始めたのを発見しました。これがおかしいのなんの。
◆毎コンで二位に入賞してから「ハノン」を始めた男。
米津君のブログは、米津真浩のぼやき。です。
芸術家には変わり者が多いのは、今更言うまでも無いことです。しかし、分野によってかなり違います。
器楽では、ピアニストが一番変人が多いように思います。これはピアノは一人で全部出来ちゃうから。
他の楽器(弦楽器、管楽器、打楽器)にも勿論変わった人はいますけど、これらは合奏するでしょ?どうしても。
一人で音を出しても客を呼べないですね。オーケストラで他の人と「合わせる」ことが必要です。
特に弦楽器は、例えば第一ヴァイオリンなら、多いときは十数人が一つの旋律をピタリと合わせる。一人でも変な音を出したらバレます。
その所為か、弦楽器奏者は常識人が多いです。で、繰り返しますが、一人で沢山の音を出せちゃうピアニストは好きなこと出来ますから、
個性的、又は、超個性的な人が多い。米津君のブログで何が驚いたって、
決意を見て下さい。ずっと下の方にスクロールして下さい。
写真の説明なんか書いてあって、そこに、こう書いてあります。
最近になってはじめてハノンというものをはじめました・・。難しいぞ〜〜〜みんなこんなつらいものをやってきたのか・・・
もっとはやくやればよかった・・(笑)トホホ。
私は、我が目を疑いました。ハノンというのは、ピアノをやる人なら、誰でも子供の頃から必ずやらされる(と思ってました)、
指のトレーニングの為の教則本です。曲というより、音階みたいなのが(後になるほど複雑になるのですが)60もあって、
退屈だけど、ピアノを勉強する者であれば、誰もが受ける洗礼みたいなものなんです(と思っていました)。
米津君は、毎コンで二位に入賞し、半年経って、初めてハノンをやったのです。「難しいぞーっ」て、知ってるよ。みんな。
やっぱり、変わってるわー。どうしてやらないで済んだんだろう。先生の方針で何か別のスケールの教則本(知りませんけど)を
やっていたのかな。とにかく、飛び上がるほど驚きました。
とにかく、彼はこのブログではふざけたことばかり書いていますが、好青年です(何故知っているかは、訊かないで下さい)。
一ヶ月後に、ラフマニノフのピアノ協奏曲3番を弾くそうですが、昨日から譜読みを始めた、
なんて、暢気なことを書いていますが、桁外れの才能の持ち主です。まあ、大丈夫でしょう。
全然、統一性の無い、文字通りの雑文になってしまいましたが、最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。
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