JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆どうして(音楽史上のイベントは)重なるんだ(今日はチャイコフスキーの誕生日でもあるのです)? 過去に何度か書きましたが、音楽年表を見ていると、何かある月はまとめてあるのです(3月がそうでした)。 ◆ブラームスを取りあげなかったのは、今ひとつ、私が分かった気がしないからです。 ブラームスは紛れもなく天才なのですが、私が聴くと、作品による出来、不出来が目立つ。 ◆ハンガリー舞曲、最も有名な5番、美しい1番。 ハンガリー舞曲というのはもともと、ピアノ連弾用に書かれたのですが、後にブラームス自身や他の作曲家が21曲、全てオーケストラ版に編曲しています。 これは御存知の方が多いと思います。第5番。アルバート・パーロウという人が編曲しました。 ダウンロード HungarianDance5.mp3 (2711.7K) テンポの変化に意外感がある。そこが何とも面白いです。指揮者によって正に十人十色です。 次は、私はとてもロマンティックですきな1番です。ブラームス自身がオーケストラ用に編曲しました。 ダウンロード HungarianDance1.mp3 (2978.0K) 美しく、はかなく、繊細で、しかも力強い。やっぱり天才のなせる業ですね。 これらは、このCDでお聴きになれます。
ブラームスは交響曲から室内楽、色々な楽器のソナタ、歌曲、非常に創作範囲が広いので選ぶのに困るのですが、 ◆室内楽という分野があります。普通弦楽四重奏ですが、ブラームスは弦楽六重奏を書きました。 ブラームスって人は、ある意味で気の毒な人でして、すぐ自分の前の時代にモーツァルト、ベートーヴェンがいたわけですよね。 どの分野で作曲してもこれら超弩級の天才たちにはかなわない事を知っていたんですね。少なくともそう思っていた。 弦楽四重奏っていうのが室内楽の最も一般的な形ですが、モーツァルト、ベートーヴェンが名曲を書いている。 そこで、彼は、編成を変則的にしました。普通、四重奏は第一、第二ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロです。 ブラームスはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロをそれぞれ二本ずつにして弦楽六重奏曲を書きました。 弦楽六重奏曲第一番第二楽章は大変にロマンチックで情熱的です。どうぞ。 ダウンロード StringSextetNo1Second.mp3 (9073.0K) 静かな情熱が燃え上がり、やがて落ちついて、繊細な終わりを迎える。美しいと思います。
私は子供の頃、ブラームスのシンフォニーって、何処が良いんだろう?退屈だなあ、といつも思っておりました。
2007年05月07日(月) 「<温暖化対策>1トンのCO2削減最大80ドル IPCC」←楽観的な見出しが目立つが、それほど甘くない。
JIRO
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