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JIROの独断的日記
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2008年02月03日(日) 「人」が苦手。

◆2週連続週末に他人に会った。

先週の土曜日(1月26日)は父の法事があったので、親戚一同が久しぶりに集まった。

法要の後に会食となる。別に嫌な人はいないのだが、ああいうのが実に嫌いである。

自己分析すると、必要以上に気を遣って、サービス精神を発揮してしまうからである。

それなら、自己制御すれば良いではないか、と言われそうだが、昔からの条件反射的な行動なので今更治らぬ。

だから、翌日の日曜日は、疲れが出て殆ど寝ていた。


昨日の土曜日(2月2日)は、家内が、ロンドン駐在時代に知り合ったご夫妻(私よりも少し年下)を拙宅に呼ぶ、と前々から決めていた。

これまた、少しも嫌な方々ではなく、お二人とも大学のオーケストラで楽器を演奏していた、というぐらいだから、ハタ目には、

クラシック好き、オーケストラ好きの私にはぴったりじゃないか、というような方々なのである。

話していて嫌ではなかったが、傍らから見ていた家内によると、

「ずーっと喋っていた」(勿論、先方が話しているときは聞いてますよ)そうである。また、やってしまった。自意識過剰なのだろうか。

必要以上のホスピタリティを発揮するのが、私という人間らしい。

だから、今日も疲れて、漸く夕方ぐらいになって普通に戻ってきた。


◆私には友人がいない。

私には友人が一人もいない。誤解を避けるために書くが、ネットの世界でのお知り合いの皆様方は別である。

現実に会って、話したり、一緒に食事に行くなどのごく普通の意味での友人がいない、という意味である。

人と接しなかったわけではない。学生時代は普通にやっていた。嫌われていたわけでもない。

意識して「友を作るまい」と決心した訳でも何でもない。ただ、自然にいないのである。それで寂しく無い。

独りが好きらしいのである。

本当はずっと独身でいた方が良かったのかも知れぬが、それは今更云っても仕方がない。



社会人になってから独身の頃、夏休みに独りで車を繰って、一日で東京から青森まで行って、その場でシティホテルなどにとまり、

翌日、竜飛崎に行ったりした。実に気持ちが良かった。が、この話を他人にすると、決まって「本当は助手席に女の子がいたのではないのか?」

という具合でなかなか信じて貰えなかった。独りで旅することが、そんなに不思議だろうか?

あれほど気楽なものはない。何しろ、自分のことだけ考えりゃいいのだから。

自分の行きたいところへ行き、好きな時間だけいて、勝手に好きなものを食って、宿は寝られれば良いのである。

だから、大勢の友人と旅行をするなんてまっぴらご免で、一度もしたことがない。


友達の家に泊まったこともない。他人の布団に寝るなんて、気持ちが悪い。

友人を家に泊めたことも一度もない。プライベートな空間と時間に、他人に居て欲しくない。

とにかく、別に頑なな訳ではないが、自然に友人が一人もいないで、しかもそれで平気な人間、というものが現に存在するのである。


◆パーティなどと聞くと吐き気がする。

お断りしておくが、仕事は別。

一応これでも十数年接客業を生業としていたので、接待はザラである。カラオケも酒も嫌いだが、そこは持ち前の演技力で乗り切った。

但し、元来は死ぬほど嫌いなことを無理してやっている(仕事だから当たり前)ので、どこかに無理が来る。接待が終わった途端、

もともと酒が嫌いだし飲めないので、猛烈な頭痛に襲われることが多かった。

一番嫌だったのは、ロンドン駐在時代。同期入社が何人もいる。皆妻子を連れてきている。すると、かならず、いるんですねえ。

「来週の土曜日、うちでパーティするから、来ない?」

というのが。あんまりいつも断っているのも良くないので行くのである。別に嫌なことが有る訳じゃない。皆で何か食って、飲んで、

話をするだけなのだが、私は、とにかくああいうのが嫌いなのである。心のどこかで気を遣って緊張している。即ち疲れるのである。

だから、私は今、普段、用もないのに他人のお宅に伺う(友人宅に遊びに行くってことですよ)ことも、客を招くこともしない。

そもそも冒頭に述べたとおり、友人がいないのだから、当然であり、それが一番快適なのである。


◆葬式はするな、と遺言に書くつもりでいる。

こんな私であるから、死んでも別に誰も何とも無いだろうし、葬式に呼ぶということは、「香典もってこい」といっているに等しいので、

私は、すっと消えるようにいなくなりたい。

今までの人生で見てきたが、誰が死んでも、皆最初こそ悲しそうにしているが、大多数の他人は1週間もすれば、故人のことなど忘れてしまうのである。

皆、忙しい。他人の死をいつまでも悲しんでいるヒマはないのである。

だから、私も、数年前に無くなったある高名な歴史学者(この日記にも書いた)のように、

「葬儀の類は一切するな。香典も、花も断れ。ただ骨を墓に埋めろ。何回忌の法要の類もするな。」

と言い残して死ぬつもりである。

で、思い出したが、ウェブ日記なんてものも、無くなれば無くなったですぐに皆忘れてしまうものであろうと思う。

だから、この日記、ブログが、ある日から全然更新されなくなって、いつの間にか、無くなっていた、などと云うことも、あるかも知れない。

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2007年02月03日(土) 「陸曹パソコンから業務データ流出…対策後で厳重処分へ」←どうしてこういう役所を「省」に格上げしたのだ?
2006年02月03日(金) 「紅海でフェリー沈没、乗員乗客1400人」大惨事なのに、「日本人はいない模様」で済ませてしまうのが、我々の悪い癖だ。
2005年02月03日(木) <NHK>番組制作費詐欺で元チーフプロデューサーを再逮捕 民放各局は何かしていなかったかな?
2004年02月03日(火) 「陸自本隊 クウェートへ出発 」←これが大ニュースにならない。それを「既成事実化」というのだ。いけない。
2003年02月03日(月) 天下国家を論ずるのも良いが、身近な人に親切にするのも大切だ。

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